新春交流会とその準備で続きの更新が途切れていました。2の続きです。
ポンポン山で、軽く昼食を摂り前回よりも展望のよくなった山頂で一通りカメラに収めた。
ポンポン山山頂より、半国山方面を見る。手前に昨年夏に登った黒柄岳の鉄塔が見える。その奥は霊仙ヶ岳。半国山は麓から774.2mの山頂は神前まで離れないと見えない。宮川や本梅から見えているのは本来の山頂ではなく「三ツ石」と呼ばれる711mの独標で半国山ではない。半国山の右肩の奥に丹波Ⅱ帯の三岳が望めた。
山頂より、愛宕山方面を見る。ポンポン山よりこの方面の山はほとんど標高400m前後で愛宕山連山が抜き出て高いことが分かる。尾根に鉄塔が多いのは外畑に大きな変電所があるため。
山科方面。左京区の途中越から発し比叡山を頂点に六地蔵まで続く山地は、逢坂峠で一番高度を落とすため、琵琶湖岸の山まで望むことができる。近江富士は均整のとれた山なので比較的同定しやすい。奥に雪のかぶった山やうっすら見えていて、方向的に綿向山と思われるが、天候が少々悪いためよくわからなかった。
勧修寺方面。帰ってからどこを写したのか少々悩むのがこのあたり。名神高速が通っているあたりが、勧修寺でこれが目印になった。音羽山から南に続く山脈だが、標高がそろっているため同定できなかった。
昼食を摂ったあとラジオの13時の時報を聴いて、山頂をあとにした。大原野森林公園に至る北尾根の分岐まで戻る。通る人の少ないやや不明瞭な尾根を北へ辿った。鉄塔のある尾根で、公園の管理棟まで2つ以上の鉄塔がある。
標高600mのコブを2つほど越え、緩やかに下っていくと伐採地になり、東西に展望が開けた。これから進む北尾根には、618mの独標がありそこにも大きな鉄塔がある。
この手前の峠から杉谷の林道へ下った。
昔の峠道のようで、道幅広く歩きやすい。2つカーブを折り返し、谷沿いに下っていく。谷筋の道は斜面に僅かな幅の道がつけられているだけで、バランスを崩したら滑り落ちそうな道だった。
次のカーブで石灰の転がっている小沢にでる。この谷の一つ南の谷は、石灰の採掘跡があり腕足類やサンゴなどの古生代化石を産した。ずいぶん前に会の採集会で行ったことがあるが、それからは行けていない。ここにも石灰が転がっているので休憩を兼ねて少し見た。
コケムシと思われるものと、カイメンかな....と思われるものが見られた。さらに下流の沢の石に小さいウミユリの茎の五円玉みたいな断面が見えている大塊もあった。
やがて道は平坦になって杉谷に至る林道の分岐についた。
林道の道は端のほうがまだ凍てついていて、なるべく凍ててないほうを歩く。5分ほどで、三叉路に着いた。
三叉路。外畑方面は変電所の先の切り開きを越えると高槻市中畑に出て、その先の三叉路を右折すると万寿峠で、ここからも帰ることができる。
大原野方面は金蔵寺門前に下ることができる。
善峰寺から釈迦岳とポンポン山を経て老ノ坂峠へ4 に続く。
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