昨日の続きです。
午後1時頃山頂を辞してナルタキ山に向かう。
ナルタキ山は、何かの登山地図に名前だけ記載されている尾根上の突起で、これを経由して山田に下る予定にしていた。
山頂から往路の分岐まで戻り、直進し東尾根を下っていく。
しばらくは緩い下りだったが、鉄塔を越えた先が激下りになっていた。一応階段のようなものはあったが、二輪が上がっている所為か大きな轍が残り別ルートで斜面を巻いた。
たどり着いた鞍部は、中山峠から発する其ヶ谷からの登山道との分岐になっていた。
鞍部の分岐。北方から撮影。北面は若木の植林地帯及び雑木林で、南面が下草のない植林地帯。
ここからまず独標700m峰を目指す。かつて麓で山名の聴き取りを少しやっていた時があった。京都北山や丹波地方では多くの山名が収集できたが、このピークは麓の山田からはっきり見えるのに名前が聞き出せなかった。
高岳から一気に下ったせいか登り返しがきつそうだったが、無風の木漏れ日の中を気持ちよく歩ける尾根だった。
鞍部から少しで雑木林の中の独標700m峰に着いた。
独標700m峰。頂上は城跡を思わせる円形の台地だった。頂上から西面は雑木林で東面は植林地帯。
頂上は先行テープがいくつか巻かれているのと境界杭があるだけで、展望などはまるで無しだった。
通過して北東に延びる尾根を一気に下る。南側が植林、北側が雑木林で境界を進む。先のコブを越えると奥山のキャンプ場の方から延びる林道にであった。北方方面の展望が開け先月行った弥十郎ヶ岳やシドロ大丸が望めた。
林道の先は古い手持ちの地形図には林道の記載がなく、心細いので尾根に取りつき、少々ヤブ気味の尾根を進んだ。棘のあるイバラが鬱陶しいがしばらく進むとまた林道と出合った。
林道わきにススキが群がっていたが、中に径を見つけて登り返すと「ナルタキ山」に着いた。
簡単についたと書いたが、実は真の山頂がわからず右往左往して気づいたのが帰ってから写真をチェックしていた時だった。山頂がどこか分からなかったので各ピークごとに写真を撮っていた。結果的に写真を撮っておいてよかった。
山頂は林道から登り返したピークで、地形図には650mの等高線に囲まれた小さな尾根上の突起だ。先行者のテープがたくさん巻かれ、木々の上のほうに朽ちかけた山名プレートが一枚かかっていた。
ナルタキ山の山頂。いくつか先行テープが巻かれている以外は何もなく、通り過ぎてしまいそうな山頂。
猪名川不動尊から高岳とナルタキ山へ3 に続く。
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