2回で終わろうと思いましたが,
写真が多かったため 3回に分けました.
神鍋からの帰りに,糸井渓谷によってみました.
台風通過で荒れているはずなんですが,思ったより
普通でした.
糸井の不動の滝.橋を挟んで左側にもナメ滝があり,普段は水が無く,
ただの斜面にしか見えないところが,今回は滝になっていました.
不動の滝上流の渓流瀑.
橋を挟んだ向かいのナメ滝.随分上から流れ落ちてきている.
少し寄っただけなのでこの後帰路に就きました.
帰ってから金山跡で得た鋭錐石(Anatase)を成形して写真に
撮ってみました.
母岩はこんなかんじです.奥矢根の石英に似た多孔質の石英塊で,数ある空隙は水晶の晶洞と緑泥石や粘土鉱物で充填しているものがみられる.鋭錐石は後者,粘土化した緑泥石中に見られました.(矢印の先) ほかの金属鉱物は全く見られません.
鋭錐石(Anatase) TiO2 正方.上の写真の矢印の先を顕微鏡で拡大しました.
当初は鏡鉄鉱(赤鉄鉱)かと思いました.この付近は赤鉄鉱を産する石英脈がよく見られるためで,独特の強い光沢と俄かに緑色を帯びた半透明の部分があることで赤鉄鉱とは区別できました.
また,同じ母岩の割りカスより,割った打撃で外れた,両錐の分離結晶も回収しました.
分離したもの.結晶の端から端まで約1mmというかなり小さなものです.結晶の中央部より少し上に灰緑色透明になった部分が見られます.撮影時にかなり強い光源で撮影しましたので,画像全体が青っぽくなってしまいました.
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