今週のはじめ
穴探しを兼ねて北但方面に
行ってきました.
京都縦貫道が岩滝方面まで通じたため
早かったら小一時間で行くとこができ,
かなり時間短縮になる.
出石市街から糸井渓谷方面に抜ける
県道で川原に下りられそうなところを探し
ていると,一か所あった.
何か流されていないか確認のため
下りてみた.
下りた川原.
安山岩や流紋岩が多い.凝灰岩にどこから流されてきたのか
グライゼンがよく見られた.
特筆すべきものはありませんでしたが,対岸に滝を見つけました.
対岸の滝.下部の大部分が土砂で埋もれている.
拡大.
名前とかあるのか判りません.
一応,野帳に書きました.行かれる方は参考程度に.
野帳から抜粋.
そのあと,T鉱山の坑口探しで東側の谷を調べました.
坑口は水道施設の北東の尾根の鼻に2つ,更に上流に行ったところ
にある水道施設の両側に一つずつありました.
鉱石のようなものは見当たりませんでしたが,東側の坑口は
コンクリかなにかで塞がれていて,手前に水平軌道の跡が,反対側の
坑口方面まで延びていました.
ヤマビルの出現が怖いので,次に近くのY鉱山の下流の転石を
探しました.
山元はズリがありますが,ほとんど硫化や低品位鉱石か母岩で
高品位鉱なら川原で,流されているものを探しました.
大水の直後なので,水量が多くあまり足場が無かったので
探せませんでしたが,下の石を拾いました.
Y鉱山の鉱石.
拡大写真.ピンク色が菱マンガン鉱やパイロクスマンガン石からなる部分で,
鉄黒色―暗灰黄色亜金属光沢部が閃亜鉛鉱,黄銅色金属光沢部が黄銅鉱,
真鍮色金属光沢である程度外形がはっきりしているものが黄鉄鉱,量は少な
いが,鉛灰色金属光沢で顕著な劈開を有する部分が方鉛鉱.また母岩中の
黄色っぽい部分は鉄分の染み.
ほかにはあまりなく,やはり水量があるので見つけられませんでした.
2に続く.