今週の初めに峰床に行ってきました.府下の山は1000mを超える山は無く.この峰床以外に高い山は南に位置する「皆子山」しかない.
朝夕の涼しくなった今を契機と思い行ってきました.
峰床.知世路谷方面に至る林道から.標高は970mだが最新の地形図では
969.9mになっている.10cm縮んだ?
周山から大堰川の源流域まで約1時間を要した.(12:00発)峰定寺の門前で下してもらい,俵坂峠に向かう.小ナメラの分岐を右に見て,俵坂に取りついた.取りつき地点が不明瞭な部分があり,一つ南の谷に迷い込んだ.枝谷の上部にやや大きな直瀑が見え,どこかから巻こうと考えたが,結局元来た道を戻った.
ようやく取りつき地点(道標は無し)から登っていく.急な斜面に無理やりつけたような径でわずかな登りで高度を稼いでいく.
途中,足元が少しチクチクするような気がしてみたら,案の定ヤマビルが4匹ほど靴下に潜り込んでいた.ぶら下がる直前だったので引っ剥がして,石の間ですりつぶしたが,雨の直後だったことを忘れていた.道は尾根の北側の沢に回り込み,頭上が明るくなってくると林道に出た.林道のすぐ上に峠の道標が見え少し休憩してから峠に着いた.
俵坂峠.峠という名前のだったが,向こう側には踏み跡はなかった.右へ行くと知世路谷方面へ,左に行くと峰床.
俵坂峠から北上して峰床を目指す.木陰でやや暗い踏み跡をたどると一つ目のピークに無線?かなんかの施設が,先の鞍部を過ぎると林道に出た.
場所確認のため地形図を広げたが,古い図版だったので当然記載はなかった.
林道のカット面から取りつきがありここから取りつく.雑木が刈り払われて展望が利く斜面からこの日初めて展望が広がった.細かいトンボがたくさん舞っていた.
カメラを構えると逃げてしまうので,苦労して撮ったが,ピントがボケてしまった.
少し登り谷の源頭のようなところを過ぎてしばらくで,周辺が刈り払われた(造成か?)山頂に着いた.展望は南と西方面のみ.
標高は京都で2番目に高いが,炎天下の中で風もあまり通らず単純に暑いので,適当に休んで,知世路谷を目指した.再び俵坂に戻って,ここから南進する.
登山道と林道が交差する地点には何かしら案内板や道標があるのでほとんど迷わない.アシビ谷の支流のアラ谷の源頭付近で尾根が二手に分かれ,踏み跡通りに南東にとると林道に出た.
以前までは林道歩きを毛嫌いしていたが,最近は歩きやすさと利便性がある林道をよく利用している.ナメラの尾根も尾根と並行して林道が通っていて,どちらをとるか迷ったが,結局林道を歩くことにした.
林道のほうが展望が良く歩きやすいが,日陰がなく暑い.ただ新しい林道のカット面には新鮮な露頭が出ているので何かあるかも知れない期待感はあった.
正面に知世路谷独標の丸っこい頭が見え,背後に峰床が控えている.小ナメラのほうから登ってきている林道との分岐を左にとり,再び登り返す.
独標の西の肩の林道の脇で脈性の石英脈からやや形のいい晶洞型の水晶を拾った.
林道で拾った水晶.母岩の大きさ約80mm×60mm×40mm.
尾根の西の肩に登った林道はこの先で知世路谷に下っている.この道を帰りに使う.ひとまず知世路谷の独標に向かった.分岐から600mとのことだったが,もっと近いように感じた気持ちのいい尾根だった.
知世路谷独標(871m).山名プレートがいくつか見られる.その手前に傾いたベンチ一機と道標があった.展望は無し.(15時50分着)
あとは惰性に沿って適当に下っていくだけ.夏至のころからは着実に日が短くなっているようで,林道に戻ると陽の傾きが増していた.
明るいうちに下りたいので少しペースを上げた.林道が西に派生する尾根を南に巻いたあたりでショートカットを狙える分岐があり,これを取った.やや急な尾根に直接着いたような道で,途中に設けてある中途半端な高さの階段が足に来る.水の音が大きくなってきて北の支流の方面に尾根を巻くと,つづら折れの道になりやがて,知世路谷に降り立った.
16時50分.八桝橋に着いた.この日の迎えはほぼピタリで,八桝橋に着いて5分も待たないうちに合流できた.
今回のルート図です.例によって今回も縮尺は適当です.地形図とにらめっこしながらペイントを使用しフリーハンドで作成しました.
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