たきめぐり
鳴 滝
京都府京都市右京区鳴滝蓮池町・鳴滝川西町(御室川)
ひさびさの滝めぐりです.今回は鳴滝に行ってきました.地名としての鳴滝は広範囲にあって,いままでただの地名と思っていました.何かの文献で街中に残っているとかで,情報を集めていました.ようやくそれらしいところを見つけて寄ってみました.
国道9号線天神川より国道162号線(周山街道)を北上した.三条と福王寺の信号でかなり待たされたが,比較的交通量少なめで,イライラせずについた.
滝の入口は福王寺の交差点の信号から2つ目と3つ目の信号の間の,3つ目の信号寄りにあって,似たような町屋の続きで通り過ぎてしまいそうな路地があって,小さく「芭蕉の句碑」の看板が出ていました.
路地は数メートルで終わりで,川に降りる階段を下ると,滝の前でした.
上の段は古い堰堤で,滝と間違われやすい.
鳴滝.落差は2.5~3m位か.層状チャートにかかる滝でした.
対岸の層状チャートの壁の穴にお不動さんが祀ってありました.
滝を構成する層状チャート.川原に出ているのは滝の周辺だけのようでした.層状チャートの露頭は町の近いところは,京見峠,千本の船岡山,原谷越くらいで,観察できるポイントは少ない.駅に近いところではほとんどなく,貴重な現場かもしれません.
以下は,滝周辺図です.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため,縮尺は無視しています.参考程度に.
(広域図)
※現場付近に車を停めるところがありません.筆者は路肩に停めて,さっと撮影して戻りました.
詳細図です.