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摩気神社から八田峠へ1

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 今週の初め,摩気神社から山に入って胎金寺山を踏み,尾根伝いに南下して八田峠まで歩いてきました.丹波Ⅱ帯とⅠ帯の境界をなす山の一つで,何か面白いものは無いかと期待して行った.




埴生方面から胎金寺山.


 胎金寺山は付近にそういう名前の寺があったという説がある.昭和初期に金の試掘鉱区が設定されていたということと,大正―昭和にかけて二酸化マンガンを採掘した「摩気鉱山」が近くにあったそうで,これらの探索も兼ねての山行だった.

 車で摩気神社まで送ってもらい,社殿の南の沢沿いについている林道を登っていく.



摩気神社.右手に見えている道を詰めていく.


 小さな菜園を見て奥に進むと大きな堰堤があり,その先の三叉路で右手山腹を巻く径と別れる.奥に進むと100mほどで林道終点になるので,山腹を巻く径をとった.

 二つ目の沢を巻いたところで「町指定」されている「口の天狗スギ」前に着く.

 写真を撮るために降りて行ったと思われる踏み跡が幾つもついていて,近くまで近寄れる.

 


口の天狗スギ.周りの植林と比べるとかなり大きい.大きすぎて全体を撮影できなかった.



スギの横にあるナメ滝.水量は少ない.


 径に戻り,大杉の脇かにある落差が結構あるナメ滝の横を登っていく.滝の落下口を巻くと道は平坦になり,小さな盆地状の地形になった.滝の落下口のちょうど上にもう一つ大杉があったので見てきた.



口の天狗スギの真上の斜面にあった大杉.周辺は刈り払われてスギの近くまで寄れる.ここも離れると植林に邪魔されるために全体を撮影できなかった.


 平坦な沢筋をついている径に沿って登っていくと,上部が明るくなってきて先に「奥の天狗スギ」が見えてきた.3本のスギのうち一番大きいように思えた.



奥の天狗杉.ここも周囲が伐採されていて見通しは良かった.


 谷筋についていた径はこの大杉で消え,上の写真の左手に小さく見えている沢を直登した.思ったより急勾配だったが,予想していたよりヤブは少なく,適当に高度を稼ぐと,稜線に出た.三角点から南に延びる稜線で,一度北上して山頂の目指した.

 昔の峠道と交差して露岩が目立つ踏み跡を少し登ると,手前に三角点と奥に行者堂のある山頂に着いた.




胎金寺山山頂.(423m) 奥に行者堂がある.



山頂の四等三角点.展望は全く無し.


 山頂周辺を休憩を兼ねて,ぶらぶらした.ハエやヤブ蚊が五月蠅くなってきた.更に先程まで吹いていたやや生ぬるい風のなくなり,余計蒸してきたので,先に進んだ.


摩気神社から八田峠へ2 に続く.




京都亀岡で天然鉱石の販売ならミネラルショップたんくら


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