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郷路岳と清竜の滝

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先日,穴さがしを兼ねて

 

郷路岳に行ってきました.

 

 穴さがしのついでなので

 

標高差のある山は時間的に無理と判断して

 

気軽に尾根歩きのできる山を探していくことに

 

している.

 

 この日は2つのA鉱山を探した後に,林道が山頂近く

 

まで延びているのを地図で確認できたので,ついでに

 

行くことにした.

 

気持ちのいい林道を進み,電波塔の横を通りすぎた先に,注意していなければ

 

通り過ぎてしまいそうなところに「登山口」の標識があった.

 

標識.めっちゃちっちゃい.

 

 踏み跡のようなものは無く,下草の無い緩やかな斜面をダラダラと登って

 

行く.

 

 

新緑の中を登っていくと正面がやや明るくなり,すぐに山頂だった.標識の場所

 

から僅か3分程度の登りだった.

 

 

山頂.僅かに鉄鈷山方面だけ展望がある.

 

 

 この後,さっと下山して次に向かう.

 

 

 但東町から夜久野に南下する途中に滝の標識が見えたので寄ってみた.

 

 西谷の在所を抜け林道を登っていくと,駐車場完備だった.道標に従い,谷に

 

下り,谷筋を登っていくとすぐに滝が見えた.

 

 

 

清竜の滝.

 

 ここのところ雨が少ない所為か水量はかなり少なめ. 谷の転石を眺めている

 

と脈性ペグマタイトがチラホラ見えている.どこかに脈があるのかもしれない.

 

 

 

  穴さがしの方は,明確に開いている穴は下の一つだけでした.

 

  入り口が狭く,覗き込んでフラッシュを焚いてみましたが,奥の方まで

 

  光が届かず,様子はうかがえませんでした.

 

 

ズリは全くと言っていいほど無く,僅かな転石からホタル石,黄銅鉱,閃亜鉛鉱

 

などがみられました.

 

 

 

 

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砥峰高原と点名 大谷にて

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 二日連続の穴さがしになりました.

 

砥峰周辺の穴さがしも今回で一段落つきました.

 

現場までのアプローチに高原を通りました.

 

前回の時よりも新緑がきれいだった.

 

 

 

 

 

 

  

 

  

  ここを通りすぎて,現場に至る林道に入った.千町ヶ峰の南麓を通過する

 

  くらいから地形図と睨めっこしながら,下降地点を探す.

 

  何の変哲もない,尾根筋のカット面から尾根に入った.このまま北上する

 

  と標高点のあるピークに至るはずで,確認のためそこまで行くことにした.

 

  

   下草の少ない自然林の中を緩やかに登るとピークだった.標高点と思っ

 

  ていたら四等三角点だった.

 

 

 

 

点名 大谷.(標高959.2m) 点名はこのあたり千町の小字.

 

  この先の尾根を少し進む.西の谷にありそうだったが,地形図で読んだ以上

 

 に急勾配で,尾根から下ることを断念し,三角点峰手前の鞍部から植林の中

 

 の斜面を下って行った.

 

 

  源頭の谷の一つ目の出合に下り,更に2つ目の谷の出合の先で,目的の穴

 

 の前に着いた.

 

  

目的の穴.青灰色堅固な凝灰岩片がズリ上に散乱していた.

 

フラッシュを焚いて撮影しました.こんな感じで,コウモリや便所虫,大ゲジなど

 

の不快なものはおらず,ただ五月蠅かったのは細かいハエ.文字通り.

 

 細かいのが光って見えているものはすべて細かいハエ.運動不足な上,

 

小太りなため,大量の汗をかいていた.腕を見ると細かいハエが腕に留まって

 

汗をなめていた.

 

 ズリは上述通り,青灰色の凝灰岩が大量にあり,鉱石質なものはほとんど

 

無かった.あったものは黄鉄鉱に少量に黄銅鉱を含んだものが見られたくら

 

い.

 

 

 このあとしばらく探して帰途に就く.

 

 

 帰りに蝋石山の跡ともう一つの穴を見に行った.

 

 

 

この穴の向かいの大きなズリで,ようやく鉱石らしい石があった.

 

 母岩は石英と方解石で,鉱石鉱物は方鉛鉱・黄銅鉱・閃亜鉛鉱・硫砒鉄鉱・

 

 黄錫鉱・錫石などが見られた.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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再び東六甲を歩く

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 雨が降る前に,再度東六甲を歩いていきました.

 

 前回と同様のコースで,運動不足の解消を狙って

 

 歩いてきました.

 

 

 

最高峰の三角点.半分以上埋もれている.過去の兵庫県南部地震で少し隆起したとか.

 

 前回来たときには花はほとんど見られませんでしたが,

 

 今回はよく見られました.(以下 花の写真)

 

 

 

 

以下 緑あふれる尾根道.

 

 

 

 

 

 途中の船坂峠から寄り道をして,少し谷を南下した.この付近に戦後すぐ頃に

 

タングステン・水鉛を稼業した鉱山があり,一部の鉱床を除いてよくわかってい

 

ないので,少し探索した.古くは1895年ごろに船坂村大フクラで銅を採掘してい

 

たという記録があり,鉱量もそれなりにあったようなので,探しているがよくわか

 

らない.谷に熱水変質で緑泥石がたくさん入った汚い花崗岩があり,鉱染した

 

黄鉄鉱や黄銅鉱が少量みられた.いずれも鉱石質ではない.

 

 ここより東方に行ったところにある旧坑はズリ石ばかりで,鉱石鉱物はかなり

 

少ない.今回はここの谷を中心にして探したが,記載のあるトパズはおろかホタ

 

ル石も見つけられなかった.今後の課題としたい.

 

 峠の上に連れを置いてきていたので速足で戻った.

 

 

 

 峠から尾根を東に伝い大平山を経て

 

 

大谷乗越まで歩いた.

 

 

 

 

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いくつかの研磨した石 53

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 最近はほとんど明延方面には行っておらず

 

 どうなっているのかはわからない.

 

 5年ほど前までは大水で出たものを探しに行っていました.

 

 そのうちの一つを切断し研磨してみました.

 

 

 

 

  切るまでは良かったのですが,磨るのが結構大変でした.

 

 硬度の異なる石英・方鉛鉱・磁鉄鉱の組み合わせで,石英だけが硬くて

 

 方鉛鉱が一番軟らかく,その中間程度の磁鉄鉱が下盤にいるので,どうして

 

 も真ん中にいる方鉛鉱が先に削れてしまう.優先的に石英を偏った磨り方で

 

 基準となる厚みまで削り落とし,そのあとに磁鉄鉱脈部・方鉛鉱脈部を削って

 

 いった.

 

 

 

 

 

方鉛鉱を主とする鉱石.上部白色部が石英脈で,両盤に細かい黄銅鉱・

 

閃亜鉛鉱が集合している.中央を左右に切る鉛灰色金属光沢部が方鉛鉱で,

 

細かい黄銅鉱を極少量伴うほかはほぼ単独の脈からなっている.

 

以下拡大写真です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 見つけた当初は下盤の黒色部は手に持った重量感から鉄重石か何かかと

 

思っていましたが,磁石での磁力検査で磁鉄鉱でした.もう少し硫黄の蒸気圧

 

が高かったらおそらく磁硫鉄鉱か黄鉄鉱の集合になっていただろう.

 

 ほかにルーペで分かる細かい金属鉱物は斑銅鉱と硫砒鉄鉱で,後者は半自

 

形結晶をしていた.

 

 脈石鉱物は石英に少量のホタル石が混じっているようで,短波紫外線で青紫

 

色にボヤーっと蛍光した.ほかに石英と紛らわしい晶癖で氷長石を伴っている.

 

生成温度が低かったようだ.

 

 

 

 

 

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備前付近で穴さがし

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 先週のはじめに

 

 穴さがしに行ってきました.

 

 兵庫・岡山県境付近は多くの鉱床

 

 が集まっていて,穴さがしに適しています.

 

 今回は美作ICから南下しました.

 

 

  極端に狭い県道を下っていくと,やや狭い谷沿いに

 

 点々と在所が見えてきて,目的の鉱山についた.

 

入口.多少ヤブになっている.

 

一見すると牧草地のように見えるが,直線的な側溝が見られるため,ここが

 

鉱山の跡地であることが分かった.

 

 

奥のズリ? ズリかと思いましたが,違うかも.これより奥はもっと強烈なヤブに

 

なっていたため断念.

 

 手前にあった坑口のみ写真に撮って下山した.

 

坑口.ヤブに覆われているためよくわからない.

 

 県道から少し下ったところに平たい沢にでたので,製錬カスが落ちていないか

 

探してみた.

 

川原のカラミ(鉱滓・銅の吹きカス).

 

 鉱石は緑色岩中の黄銅鉱・黄鉄鉱脈で,少量の磁硫鉄鉱を伴っていた.石英

 

脈の伴う部分に方鉛鉱・閃亜鉛鉱があり,銀も回収していたのかもしれない.

 

 次に県道を更に南下すると大きな池が右側に見えてくる.これの少し手前で,

 

ズリのようなものを見つけ急遽寄ってみた.入口に周囲の風景と不釣り合いな

 

堰堤が残っている.

 

堰堤.上部がズリの様.

 

 斜面に取りついて少し探した.見た目白っぽいものはすべて脈石英で,

 

この手のモノは割っても何もついていなかった.

 

 見た目に汚い緑色岩を割ると黄鉄鉱が鉱染したものが出てきた.ほかに

 

少量の方鉛鉱と閃亜鉛鉱を含んでいる.

 

 坑口はさらに上方のようで,斜面の勾配がきつく,今回は場所確認に留めた.

 

 

 

  帰りに多可の旧坑に寄ってみた.

 

 何も無いと呼ばれているズリで,少しサンプリングした.

 

 流紋岩質の凝灰岩が珪化した母岩中の石英脈の空隙に,閃亜鉛鉱の自形

 

結晶が着いていた.周りは細かい水晶と緑泥石.

 

 同じく珪化した母岩中の方鉛鉱の自形結晶.結晶の中心部の明るいところは

 

斑銅鉱.背後の黄色部は粘土と黄銅鉱.

 

 同じく珪化した母岩中の空隙より.白色球状部は当初は水亜鉛土だと思って

 

いたが,蛍光しないのともっと拡大すると,結晶の頭とおしりの形が違うので

 

異極鉱らしい.黒褐色亜ガラス光沢部は閃亜鉛鉱. 褐色部は褐鉄鉱.

 

 

 

 

 

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但馬方面にて

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丹後半島を経て但馬方面に

 

行ってきました.

 

 

 

展望台があったので,一望できそうなので寄ってみました.

 

 丹後縦貫林道の拡張で露頭が出ていないか確認しに行ったのですが,真砂

 

ばかりで,ペグマタイトのようなものはほとんど見られませんでした.

 

 

 

 気を取り直して,豊岡方面に向かう.市街を2つほど通り過ぎて,少し海側に

 

行ったところにある金銀坑跡に行ってみた.

 

 

 変電所の横から林道を奥まで進むと,橋が落ちているらしく,車道はそこで終

 

点だった.川向いに適当にわたると上の写真のところに出た.コンクリたたきの

 

上に林道の続きがあって,右俣の沢の直瀑がある辺りで,本当の終点になっ

 

た. これより上は徒歩でしか行くことができず,今回は諦めてコンクリの土台の

 

下で残鉱を探った.コンクリと車道の境界付近にコンクリで塞がれた坑口があっ

 

た.(写真下)

 

 

 

 谷の出合は花崗岩が多い.石英脈も粗いのが少しあるが,中は石英だけか

 

細かい黄鉄鉱が鉱染しているかくらいで,鉱石質のものは少ない.雨が降った

 

後でヤマビルがいそうなので,サンプル2つほどを拾い退散.

 

 サンプルは竹野鉱山のペッツ鉱やヘッス鉱の入っている氷長石や方解石から

 

なる貧弱な石に似たもので,氷長石―方解石からなる母岩を石英脈で切ってい

 

てその盤際が黒くなったものだ.

 

サンプル採取したものの破片を試しに磨ってみました. 

 

 前述のとおり,氷長石―石英―方解石からなる母岩を切る石英脈の盤際に,

 

黒色の銀黒様集合体をなすもので,顕微鏡下では,若干の輝銀鉱に方鉛鉱や

 

黄銅鉱を伴っていた.母岩には竹野鉱山のもののように褐色の菱鉄鉱のような

 

鉱物の斑点が見られ,間隙には水晶の結晶も見られた.

 

 

 鉱床を辞して帰りに以前行った川向いの鉱山に行ってみた.ここは完全に

 

ヤマビルのテリトリーで,嫌な予感がしていた.

 

 先日の大雨は川を増水させているかと思っていたが,予想外に少なく,長靴

 

無しで渡ることができた.

 

 

 川を渡りしばらく川沿いに進むとコンクリの土台が出てきて,上の写真の坑口

 

がある.金網の坑口の上にも半分以上崩れて中がうかがえない坑口がある.

 

(写真下)

 

 

坑口の横に沢があり,これを登っていくと目的のズリに達する.前回来たときは

 

一気にズリまで登ったが,今回は谷の石を見ながら登った.

 

 右岸の壁に突き出た大岩の横に鉱石溜まりがあり,ここで少し探してみた.

 

 二酸化マンガンに覆われた石がある.バス停と墓地の上の鉱床でも見られた

 

組み合わせの石だ.褐鉄鉱に覆われた石は中がたいてい,黄鉄鉱と黄銅鉱に

 

少量の方鉛鉱が混じった重たい石で,稀に閃亜鉛鉱を伴っている.

 

 蒸し暑い中石をたたいていると,やはり居た! ヤマビル!!

 

これ見て速攻に退散した.川べりでヤマビルや吸い付いていないか確かめ,

 

下山した.

 

 

 

  帰ってから確認するとヤマビルにはやられなかったが,股のところに食い込

 

む前のダニがへばりついていた.タバコの火であぶって,ひっこ抜いた.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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蘇武岳 ほか

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 先日,穴さがしを兼ねて蘇武岳に

 

 行ってきました.

 

 

 神鍋側から林道を経て妙見蘇武林道から

 

 ピストンしました.

 

 

 神鍋側の入口に2つ滝があり,見てきましたが

 

 下流側の滝は水量が無く,ほぼ岩の壁でした.

 

 しかも細かいハエが五月蠅く,二ツ滝の方が

 

 水量がありました.

二ツ滝.水量少なくこちらもほぼ岩の壁でした.

 

 滝から林道を奥に進む.結構な悪路で,崩土落石が頻繁にあるようで,路肩

 

も緩いところがありました.それでも交通量はあるようで,比較的最近通った轍

 

が残っていました.

 

 尾根に出るときれいに舗装されていて,道際の案内標識も細かく設置されて

 

いた.標高が上がるにつれて,蒸し暑さがマシになってきたころに,小さな登山

 

口を見つけました.

 

 山頂は目の前のようで,ピストンしてくることにしました.

 

 

わずかに登ると尾根に出た.

尾根道.

 

山頂は目前.山頂直下の鞍部より.

 

 

やや急勾配になって山頂になった.

 

蘇武岳山頂(1074m).

 

これが無いと山頂に来た気がしない.

 

 山頂は南北に細長いようで,芝生になっていた.この日は多少蒸し暑いもの

 

の程よく陽が差し込んで,ちょうどよかった.

 

 展望は西面と北東面が開けていて,氷ノ山から北に続く尾根が望めた.

 

扇ノ山方面.

 

氷ノ山方面.

 

北方面.

 

  山頂を辞して,駐車地点に戻る.そこから先は妙見山方面に向かった.

 

  道筋に金山峠があり,近くの尾根筋に穴があるかもしれないので,探しなが

 

ら南下した.

 

  耀山の牧場の尾根筋から少し蘇武岳の方に行った道路際の沢の上流に

 

マウンドがあり,褐鉄鉱に覆われた汚い凝灰岩が少し見られる,旧坑をみつけ

 

た.坑口はすでに閉塞し傍に少し転がっているにすぎなかった.その一段上に

 

も同じような閉塞した坑口が見られたが,転石も何もなく小さな尾根を越えたと

 

ころに炭焼き窯の跡が数基見られただけだった.

 

 

金山峠.穴の跡は見られず.

 

 この先は名草神社のまえを通り帰途に就いた.途中,加瀬尾在所の西方林道

 

で砥石を掘ったような穴があった.ホルンフェルス様の風化した岩石で,チップ

 

になりやすいため,確認だけして山を下りた.

 

 

 

坑口はこれ一つ.糸井の奥で確認した.鉱石はあまりなく,珪化した凝灰岩質

 

岩中に鉱染する黄鉄鉱と方鉛鉱に伴う空隙に重晶石を確認した.

 

ズリのようなものは無く,登山道沿いに僅かにみられる程度でした.

 

 

 

 

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遠坂峠付近で穴さがし

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先日,遠坂峠付近の穴さがしに行ってきました.

 

古い文献に遠坂峠付近で旧幕時代に織田山城守が

 

試掘したような記述があり,品位が悪く搬出も大変だとかで,すぐに

 

止めてしまって旧坑だけが残っているという風な記載で

 

した.

 

 普段は遠坂峠はトンネルで一気に行ってしまうのですが,

 

今回は国道をそのまま北上しました.

 

 

   付近はいわゆる夜久野緑色岩と生野層群の凝灰岩とのコンタクト付近で,

 

 前者側にも後者側にも金属鉱床があり,但馬と丹波の交通の要衝なだけに

 

 何かあるかもしれない,と意気込んで探索してみました.

 

 

 トンネルの南口の直下あたりから,探索を試みて右岸から左岸にわたる橋

 

から右岸沿いに残る径を辿ってみました.

 

 橋から少しで突っついたような場所が2箇所あり,その先に古い水門のような

 

コンクリの土台が川中に残っていました.断層の破砕帯のようで,斜面はズル

 

ズル滑り登りにくい. 

 

 道の延長は古いコンクリの土台のところまでしかなく,それより先は淵になっ

 

っていて消失していました.

 

 

 更に上流に行って林道が別れるところから林道に下りて,右岸側に渡った

 

ところに一つ坑口が残っていました.尾根の突端にあり,尾根の横の谷を少し

 

詰めてみましたが,横から抜いたような坑口は無く,尾根上にも掘り下ったよう

 

な跡はありませんでした.ズリ?は坑口の前に少しあり,腐った凝灰岩に石英

 

脈が通っているのが少し見えましたが,金属鉱物の類は皆無で,下流の坑口

 

と同様に突っついただけなのかもない.

 

 

文献の字名は湯船となっていて,それの内の小坂と

 

いう場所にあるとのことでしたが,今回の探索では見つかりませんでした.

 

もう少し調べてから再度訪問したい.

 

 

 

 

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最近の店内 7月

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 最近の店内は,

 

 レジの前の棚が紆余曲折して

 

 再び稀産鉱物の棚になりました.

 

 

 今のところ一番上の段だけですが,ちょっとずつ戻していくつもりです.

 

 

  ひすい輝石関連鉱物の棚の下2段が,希元素鉱物及び,放射能鉱物の

 

棚になりました.

 

まだ量が少ないので,以前に置いていた鉱物が残っています.

 

徐々に直していきたい.

 

 

手前の黄色いのがカルノー石,黒いのが黒雲母で横にトロゴム石が,奥の

 

赤褐色のは空隙がありその中にウラノフェンが入ったもの,など今はたくさん

 

あります.

 

 

 

 

 

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城山城にて

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但馬の北部に行ってきました.

 

小代渓谷へ行ってみたのですが,熱田在所の入口から

 

通行止めになっていて,仕方なくほかへ行きました.

 

貫田在所から久須部方面に抜ける林道をとり,登って

 

下っていくと,簡易便所があり城跡の道標がありました

 

ので行ってみることにしました.

 

 

南砦跡の北を巻くようについていて,この先が尾根道.

 

主郭への尾根道.

 

 

 

この奥が主郭.

 

 駐車場より僅かな登りで,主郭に到達した.城跡は急峻な尾根や

 

コブに作られることが多く,登って見に行きたいが,運動不足でなかなか

 

足が向かない.

 

 これくらいの登りなら手軽に楽しめる.

 

階段を昇ると主郭に着いた.

 

 展望櫓があるが樹木に囲まれてやや暗い.狭い山頂に案内板と

 

作業用の小屋があった.

 

 この日は蒸し暑く,早々に下山した.

 

 帰途に穴を2つほど覗いてきた.

 

入口に金山神社の祠があり,奥にこの穴(鋪)があった.

 

入口付近でフラッシュを焚いて撮影.

 

更に奥へズームしてフラッシュを焚いた.

 

 鉱石は特になく,坑口だけだった.

 

 

 

 

 

 

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いくつかの研磨した石 54

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  兵庫県多可町の糀屋鉱山の方鉛鉱や黄銅鉱を含む脈石を切断し,研磨してみました.生野層群の流紋岩及び流紋岩質凝灰岩中の鉱脈鉱床で,多可の妙見山を中心とする親鉉の最南部に位置しています.ズリは車道から見え,尾根筋から圃場までずれ落ちて案外分かりやすいところにありました. 

 

 坑口は車道から僅かにズリを登った中腹にあり,同じような流紋岩が見られました.鉱床母岩の一部に,同心円状の球顆を含んだ流紋岩があり,こちらには金属鉱物はほとんどありませんでした.

 

 当地は二次鉱物が少量みられ,ズリの大きさの割には採集意欲のそそるような石がありません.方鉛鉱や黄銅鉱を含むような石は上の写真の石1点のみ得られましたので,切って研磨してみました.

 

 珪化していると思いましたが,磨ってみると案外軟らかく簡単に削れてくれました.荒砥で一気に平滑にしていつも通り天然砥石で仕上げしました.

 

(以下,顕微鏡下での拡大写真です)

 

 凝灰岩質岩の裂罅を充填したもので,石英の部分に方鉛鉱や黄銅鉱の微細な粒が入っていました.ほかに赤褐色ガラス光沢を呈する閃亜鉛鉱と,比較的輪郭がはっきりした黄鉄鉱の微粒を伴っていました.

 

 

 銀鉱物が何か入っていないか期待して,顕微鏡で観察しましたが,この石にはそういう鉱物は入っていませんでした.

 

 

 

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鉱物の顕微鏡写真 ーカコクセン石ー

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   さっき双眼顕微鏡で

 

 ながめていました.

 

   堆積岩の裂罅を充填するように入った

 

 燐酸塩鉱物で,本邦でもチャートの酸化帯

 

 などでもよく見られる鉱物です.

 

   本邦のチャート中に見られるものは

 

 顕微鏡を使ってもよく観察できない微小な

 

 もので,色彩もあまり鮮やかではないよう

 

 に思う.

Cacoxenite  カコクセン石.

組成:AlFe24[(H2O)24|(OH)12|O6|(PO4)17]・~51H2O  六方晶系

産地:Moores Mill, Mount Holly Springs, Cumberland, Co.,Pensylvania, USA.

 結晶水が51分子も含んでいる燐酸塩鉱物.赤褐色―茶褐色塊状の泥質岩の裂罅を充填するように入った脈の間隙に黄色―黄褐色ガラス光沢を呈する針状結晶が放射状集合をなしたものです.

 この母岩にはほかに針鉄鉱・銀星石・ベラウン石などがついています.

 以下は更に拡大したものです.

 

 

 

 

 本邦では,塊状・層状チャートの酸化帯や,高師小僧の層間などで見られ

 

 しばしば放射状の集合をなしています.

 

 

 

 

 なんてことありませんが,

 

 拡大してみていてきれいでしたので

 

 かいてみました.

 

 

 

 

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鉱物の顕微鏡写真2 ―ストレング石―

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 前回ので味を占めて

 

 今回も写真に撮ってみました.

 

 思いのほかきれいに撮れていましたので

 

 続けてみようと思っています.

 

 Strengite  ストレング石  Fe[PO4]・2H2O  斜方晶系

産地:Laveaniemi Fe mine. Kiruna district, Sweden.

 

 アメシストに似た感のある部分がストレング石.

 

 母岩は磁鉄鉱―赤鉄鉱からなっていて,その割れ目に生成したもののよう.

 

褐色のベラウン石(Beraunite) や濃緑色のロックブリッジ石(Rockbridgite)などを

 

伴っています.

 

 本邦では堆積性褐鉄鉱鉱床やチャートの酸化帯に白色小塊状や被膜状を

 

なしているのが普通で,このような色のものはそもそも無い.

 

以下拡大写真です.

 

 

 

日本産でも少しくらいはあるだろうと思い探してみると

 

上記の産地から遥かに劣りますが,一点ありました.

 

京都府和束町石寺のストレング石.

 

茶褐色の部分は水酸化鉄にカコクセン石などが伴われるもの.

 

黄色部は主にカコクセン石からなる部分.で,ストレング石は

 

それらの下の方に白色をなす部分です.

 

かなり拡大するとこんな感じで,

 

光源により多少の印象が異なってきますが,肉眼ではにわかに桃色着いて

 

います. 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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穴探しも ジャジャ降りで敗退

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 今週のはじめ

 

 北摂近辺で穴探し

 

 してきました.

 

 

  古い間歩なので半分以上

 

 産業遺跡巡りのように

 

 なってきました.

 

 

  今回は県境付近にある

 

 間歩を見に行きました.

 

 

 谷の入口にたいていは

 

カラミや茶碗や古い空き缶など

 

が見られるはずなのですが

 

ほとんど無く,ちょっと不安になって

 

沢を登っていくと

 

奥に3段の大きいマウンドが見えてきて

 

カラミの大きなものも

 

見られるようになって,ほっとしました.

 

 

  更に登っていくと,水平軌道の跡が

 

ありそれを詰めたところが石垣になって

 

いて回り込むと,入り口がコンクリで補強

 

された通洞坑?のような坑口がありました.

 

 

 これの前の沢には鉱床母岩ばかりが目立ち

 

鉱石やカラミのようなものは見当たりませんでした.

 

 

 下流の水平軌道まで戻って沢の石を見ると

 

カラミに混じって,鉱石鉱物が少量見られました.

 

 

 鉱石鉱物は黄鉄鉱・黄銅鉱・閃亜鉛鉱・

 

硫砒鉄鉱・磁硫鉄鉱・赤銅鉱・磁鉄鉱などで,

 

脈石に,石英・緑簾石・緑泥石・束沸石・濁沸石

 

などでした.

 

  もう少し広範囲に調べてみようと,奥へ行く途中

 

で雷鳴してきて,どす黒い雲に覆われてきましたので

 

今回は退散しました.

 

坑口の一つ.コンクリで補強された坑口はこれより少し上に位置する.

 

 

 

 

 

 

 本日HP用通販の商品を

 

3点更新しました.

 

 

 

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瀞川山にて

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先日,所用で但馬方面に

 

 行った際に,余った時間で

 

 近くにあった瀞川山に

 

 行ってきました.

 

 

 

蘇武岳から見た瀞川山.右の奥にチョコンと頭だけ出ているのは陣鉢山.

 

 

 麓の県道から別れた林道を道なりに登っていくと,峰を大きく巻くところに

 

展望台があり,そこを過ぎると登りが緩やかになりました.

 

 一度鞍部に下り,登りなおしたところに道標があり,ここからピストンしました.

 

 道標からすぐ横に簡易のトイレがあり,その少し先にもあった.

 

ササヤブ混じりの植林内をだらだら登っていく.

 

途中に,クマザサの花を見つけました.カラスムギに似た花で,

 

植物体自体は枯れかけていました.

 

 

陽の少ない植林内を登っていくと,ようやく前方が明るくなり,

 

尾根に出ました.

 

 出たすぐ左側に展望の利く大岩があったので登ってみました.

 

 足元に気を付けて一枚.

 

大岩より.

 

 

 大岩の先は気持ちのいい尾根歩きになりました.

 

 

三角点がちょこっと見えている.

 

 

 

と云ってもすぐ山頂でした.

 

瀞川山山頂(1039m).東側の展望が開ける.

 

きれいな頭をしていました.

 

西に八鹿の妙見山を見る.

 

氷ノ山方面を見る.手前のスキー場の緑地が見れるのは鉢伏山.

 

 炎天下の中,距離は短いとは云え一登足で駆け上がったので,汗が乾く前に

 

退散した.

 

 下りはたったのこれだけ,と思うくらいのちょっとした登りだったようだ.

 

 

 

 

 

 

 本日,HP通販用商品を

 

 4点 更新しました.

 

 

 

 

 

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鉱物の顕微鏡写真3 ―霞石―

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霞石(Nepheline)  (Na,K)[AlSiO4]   六方晶系

産地:Emmelberg,Udersdorf,Daun, Eifei, Rhinekand Palatinate, Germany.

色彩:無色・白色・灰色・灰色・淡褐色,亜ガラス光沢ないし油脂光沢.

モース硬度:5-6,劈開:無し.

 

 本邦ではかなり産出の少ない造岩鉱物で,日本海側の一部にしか知られて

 

いませんが,海外では広く産する鉱物です.玄武岩質岩の空隙に結晶として

 

入っているもので,肉眼的にはよくわかりませんが,顕微鏡下ではいろいろな

 

鉱物を伴っています.

(以下顕微鏡写真)

 

 

 

霞石の結晶です.燐灰石ににた六角柱状結晶をなしています.

 

霞石の近くに存在感のある黄橙色の結晶がありました.

 

いくつかのWeb上のサイトで調べるとメリライト(Melilite)の結晶だそうです.

 

 

一方,本邦のものも掲載します.

 

島根県浜田市長浜町の山中で産したものです.随分前にどこかのショーで

 

購入したものです.やや緻密な色の淡いアルカリ玄武岩中の白色の沸石から

 

なるレンズや孔に微細な粒状ないし柱状をなしています.

 

 そのほか,布賀の高温スカルンにも産したようですが,肉眼的なものでは

 

無いようです.

 

 

 

 

 

 

本日 HP通販用商品を

 

4点 更新しました.

 

 

 

 

 

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猿尾滝 ほか

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 先日,穴探しに行ってきました.

 

 途中で夕立に遭い,変更して滝を見てきました.

 

 

 

 国道9号線を関宮方面に南下していると

 

 滝の道標がでましたので,寄ってみました.

 

 

 

 

 

 

遊歩道を奥へ.遊歩道といっても奥行100mほどで,入り口から

 

下の滝は見えていました.

 

夕立の後でしたので,水量があるかと思ったらそうではありません

 

でした.

 

 

 

 

 

国道9号線より,僅かに支流に入ったところにあり,駐車場・トイレが完備されて

 

いて容易に辿りつけました.

 

 

 

 

 穴探しは,半分以上工業団地の造成で消えた鉱山で,戦時中に自山で

 

青化製錬をしていた鉱山の探索をしました.ホッパーや製錬所跡,通洞坑は

 

北側の農協付近にあり,探索は別の鉱床の方になりました.

 

 比較的最近にできたパイパス道の横から車止めのあるところに駐車し,

 

北上.イノシシの罠のあるところから山に入りました.

 

 植林帯に微かな鉱山道(軽トラックが入る程度の幅)が奥へ延びていました.

 

 古い堰堤の跡を越えると奥に石垣が見えてきて,谷の二股の鼻にズリが

 

ありました.

 

 

鉱山の石垣.中央よりやや右手の凹んだ径が鉱山道跡.

 

  石垣が2段あり,これの上に崩土で塞がった坑口がありました.

 

2段の石垣の上.奥に坑口が見える.

 

坑口.

 

ズリ.

 

  坑口からズリまでは水平軌道があったようで,軌道の路肩が石垣で

 

しっかりしてありました.

 

  坑口の前はバラスサイズになった石英脈がバラバラ落ちていて,

 

そのほかの石は拳サイズより大きく,鉱石質ではありませんでした.

 

  坑口の前で選鉱しクラッシャーにかけていたようで,1段目の石垣の上に

 

多少見られました.

 

  黄鉄鉱・赤鉄鉱・褐鉄鉱・二酸化マンガンの鉱物・方解石・菱鉄鉱・

 

緑泥石・モルデン沸石などを確認しました.

 

 

 

本日 HP通販用商品を

 

1点 更新しました.

 

 

 

 

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鉱物の顕微鏡写真4 ―ウッドハウス石・スヴァンベルグ石―

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週末にかけて HP通販用商品を

 

5点ほど更新しました.

 

 

 

鉱物の顕微鏡写真4 ―ウッドハウス石・スヴァンベルグ石―

 

Woodhousite  ウッドハウス石

組成:CaAl3[(OH)6|SO4|PO4]   三方晶系(クリーム色の部分.)

Svanbergite  スヴァンベルグ石

組成:SrAl3[(OH)6|SO4|PO4]  三方晶系(赤褐色粒状の部分.)

産地:Champion mine, 2km W of Mt Barcroft, White Mts.,

        north of Laws, Mono, Co., California, USA.

 

  ともにビューダン石(Beudantite)グループの鉱物で,後者は前者のCa(カルシウム)をSr(ストロンチウム)に置換しただけの鉱物.ともに純粋な組成のものには色が無いはずだが,後者のほうが後からの生成で,生成時に色の基となるもの(たとえば鉄分)が入ることによって色づいている.

 現地は筆者は行ったことはありませんが,とんでもない山の上のようで,現地の地図で13040フィート(メートル法では,約3974m)あるBarcroft山の西尾根付近にあり,有に3500mは越えていそうだ.

 標本を見る限り,母岩は石英(無色―白色ガラス光沢)で細かいトパズ(Topaz)を伴っている.その上に,光沢がやや脂ぎったガラス光沢を呈するやや粗いウッドハウス石が乗っかっている.石英以外はアルミニウムが共通成分で,当地ではほかに紅柱石(Andalusite)・燐礬土石(Augelite)・鉄天藍石(Scorzalite)などが知られている.

 本邦でも群馬県奥万座や山口県日の丸奈古鉱山で,顕微鏡的なものは産していますが,非肉眼的のようであまり標本は出回っていないようです.

 

(以下,顕微鏡写真)

ウッドハウス石 Woodhousite. 写真中央の色の濃い部分が結晶.光沢はややトパズに似ているが,これよりやや脂ぎった感がある.ウッドハウス石は当地がType Localityで,名前はコレクターの名前を冠した.

モース硬度:4.5 比重:3.01 劈開:一方向に完全.色は本来無色のため,白色か淡橙色・灰色など.

 

スヴァンベルグ石 Svanbergite. 赤色~暗赤色・赤褐色のガラス光沢を呈する.ウッドハウス石の結晶の隙間にたくさんついている.

 モース硬度:5 比重:3.22 劈開:一方向に完全.色は本来無色のため,淡桃色・淡赤色・黄色・赤褐色など.

 

 

 

 

 

 

 

 

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丹後から但馬にて

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先日,丹後半島を横断して,奥但馬方面に

 

行ってきました.

 

 府道を西進していると,断層の案内標識が

 

でたので寄ってみました.

 

郷村断層.

 

天然記念物の碑.

 

以下,現地案内板.

 

 

 

以前に京都の地学図鑑に掲載されていた現場で,

 

目視で確認できる断層として非常に分かりやすい現場だった.

 

 

 そのあとに三原峠で,球顆流紋岩の露頭によって,但馬に

 

抜けました.

 

 但馬北部の海岸近くの金山跡を幾つかまわりました.

 

坑口.テルル鉱物で有名になった竹野鉱山の北側付近にある.沢沿いに

 

いくつか坑口があり,石英脈が多量に散らばっていた.

 

 珪酸鉱を採掘していたのか,鉱石がほとんど見当たらなかった.

 

石英脈に捕獲された頁岩中に細かい黄鉄鉱があっただけで,

 

ほかに細長い間隙に長さ最大8mmの水晶のガマが幾つも

 

ありました.

 

 坑口は陥没したような跡を含めて,5箇所確認した.

 

 

 このあと更に西進して,香住漁港にほどちかい金山の跡

 

も見てきました.

 

 真新しい堰堤の上を登っていくと,はじめに出合う谷に,

 

旧坑がありました.

 

突いた跡のように見えますが,入って右にカーブしています.

 

 谷の正面に大切坑と思われる陥没した坑口があり,少量の石英脈が

 

散らばっていました.こちらは鉱石もなく,マウンドだけが残っていました.

 

 鉱山入口の北の谷のズリが林道に使われているようで,黄鉄鉱を噛んだ

 

流紋岩が見られました.北の谷にも掘り下った跡があり,鉱石らしいものは

 

ありませんでした.

 

 

 今回は出るのが遅かったので,これで帰りました.

 

 

 

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お盆休みのお知らせ

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2017年度のお盆休みのお知らせ

 

 今年はカレンダーの配置がうまくいっていて,

 

 通常通りの定休日となりました.

 

 

 

 

 

 それから 本日HP通販用商品を

 

2点更新しました.

 

 

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