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いくつかの研磨した石 33

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ほんじつ HP通販用商品を

 

数点 更新しました.

 

 今日,ブログの更新催促が

 

ありましたので,更新します.

 

  京丹波町小屋ヶ谷鉱山のハウスマン鉱を切ってみました.丹波帯堆積岩コンプレックスに胚胎する層状マンガン鉱床で,小規模な花崗岩体が近くに貫入する所為か,鉱床は熱変成を受けています.基本的にばら輝石やテフロ橄欖石などの珪酸マンガン鉱物が多い当地では比較的珍しい.以前は貯鉱が鉱山の入口に少しあったのですが,今はばら輝石やテフロ橄欖石などの鉱物が珪岩中に挟まれた低品位鉱石しか見られなくなりました.当標本は入り口付近にある植林の中に転がっていた石を拾ったものです.

  はじめに機械で切断したのちに砥石がけしました.テフロ橄欖石が脈で切っていてこの部分が堅く研磨面に凹凸ができてしまうため,先に円盤で深く削りとりました.そのあと高さを合わせるように研磨していきました.下の写真は部位の説明写真です.

 

 

 

 

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 あなたの心の鎧を華麗に変身させちゃいます ~マヤ暦使い&算命学使いの魔女っこ智加~


石堂鉱山の閃マンガン鉱

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   今日二階で整理をしていると

 

 5年ほど前に再発見した石堂鉱山

 

 のマンガン鉱石が出てきました.

 

 

 

   サイズが大きすぎるため割らずに置いて

 

 いた石でした.

 

 

  

    採取した際に,思わぬところから割れて

 

 整形がしにくく,なかば諦めて大きいまま

 

 でした.

  

 

    きょうダメ元で割ってみると予想以上に

 

 きれいに割れてくれました.

 

   75mm×60mm×20mmの

 

 紙製黒箱にぴったり入るサイズで.

 

 

 

  石堂鉱山の閃マンガン鉱.大阪府と兵庫県の県境から僅かに,大阪府側に入ったところにある層状マンガン鉱床で,周辺は有馬層群の流紋岩及び流紋岩質凝灰岩が分布している.前述のとおり,5年ないしは6年ほど前に「牛の子山」に長谷の在所から登った時に,見つけました.「牛の子山」中腹を通る杣道から山頂に立ち,西尾根を伝って県境の峠まで行きました.尾根は山頂から東西に延び,尾根付近は防火帯になっているため伐採されていて歩きやすい.鉱床は尾根を下って行った先のコブにありました.

  やや人工的な凹凸があり城跡を思わせるような段差が続き,コブの先の鞍部で南側の源頭が大きく陥没し,先がマウンドになっていました.二酸化マンガンが多く見られ,小さな破片からばら輝石を産することが分かりました.

  二度目の訪問はその日から1年後の11月で,同じズリから上の標本を得ました.その1か月あとに知人と同行した際に,尾根の北側に更に大きな坑道群とズリを見つけました.帰りに車道鞍部に貯鉱があるのも見つけました.

  写真の灰緑色部は当初,テフロ橄欖石と思っていました.その後に閃マンガン鉱であることが分かりました.今日も割っていると独特の硫化水素の悪臭が確認できました.また磁力がありヤコブス鉱を含んでいそうです.

  閃マンガン鉱を含む部分とばら輝石の間に芋羊羹のような外観で,貝殻状の断口を示すカリオピライトがありました.あとで調べたらテフロ橄欖石を混入していました.手持ちの文献で調べたところ,大阪府ではまだ記載がないよう.初産?

 

  ほかに肉眼で分かる鉱物はばら輝石で,こちらはズリや貯鉱に大量に残されているので現地で確認可能のようです.

 

 

  

 

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 あなたの心の鎧を華麗に変身させちゃいます ~マヤ暦使い&算命学使いの魔女っこ智加~

たぶん 燐灰石

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    きょうは 台風一過のため

 

どこへも行けず,雨戸を締め切った

 

暗闇を利用して短波紫外線灯で

 

遊んでいました.万年床の下は標本箱が

 

あり引き出しの中の標本に直接照射して

 

いました.

 

 

   すると光るはずのない鉱物が蛍光しま

 

したため,写真を撮ってみました.

 

採地:氷上町の幸世鉱山より.塊状のカリオピライト.

  蛍光していない部分は塊状のカリオピライトで

 

マンガン方解石からなる脈で切っています.

 

  問題は黄色に蛍光している部分で,肉眼では

 

分かりにくいため,あまりやりたくない方法(物理

 

的に目が悪くなるため)ですが,短波紫外線灯を

 

添えてルーペで観察しました.

 

  黄色に蛍光している部分は粒状で空隙部に

 

微細な六角板状を確認しました.燐灰石のようです.

 

  照射前の標本はしたにあげます.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 あなたの心の鎧を華麗に変身させちゃいます ~マヤ暦使い&算命学使いの魔女っこ智加~

京都ショー出展のお知らせ

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 今週末から,京都岡崎の勧業会館で

 

催される.京都ショーに出展します.

 

 場所は特展の誘導路の入口付近

 

で,昨年と同じです.

 

 台風の進路が,開催期間中に直撃

 

しないか心配でしたが,なんとか今日中に

 

抜けてくれそうです.

 

 なお開催中は,店は休んでいます.

 

 

 

 

 

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京都ショーで入手した石1

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   ショーが終わって一段落つきました.

 

 後片付けも今日中に終わり,HPの更新

 

 をしていました.本日HP通販用商品を

 

 9点,昨日に8点更新しました.

 

 

   今年もショーが終わり,購入した石を

 

 紹介します.画像の整理が追い付いていないので

 

 複数回にわたって紹介します.

 

 

 Zincolivenite  亜鉛オリーブ銅鉱 CuZn[OH|AsO4]  斜方.宮崎県萱野鉱山.(O社にて購入) 亜鉛なのか銅なのか日本名を付けるのに戸惑う鉱物.銅―亜鉛鉱床の酸化帯に産し,写真のような結晶の集合体をなしています.周辺は水酸化鉄の鉱物.実体双眼顕微鏡で撮影.

 

 

Pyrargyrite  濃紅銀鉱 Ag3[SbS3]  三方晶系.島根県安来市宇波鉱山.(N社にて購入).島根県と鳥取県との県境に近いところにある熱水鉱床より.文献によると珪石鉱床と記載されていた.氷長石を伴う石英脈の空隙に小さい結晶が座っていた.ほかの部分にもついているが一部が欠損していて,わずかにルビーシルバー特有の赤色が確認できた.

 

 

 

 

 

 

 

 

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京都ショーで入手した鉱物 2

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 前回の続きです.

 

Gibbsite  ギブス石 γ―Al(OH)3  単斜晶系 香川県坂出市江尻町金山 金山鉱床.(N社で購入).サヌキトイド質安山岩がラテライト化作用を受けてボーキサイト質鉱床を生じたもの(日本地方鉱床誌 四国地方より)だそうで,本邦でも珍しい鉱床だったため,前から探していた.何の特徴もない黄土色をした塊状で見栄えがしないのと,きわめて小規模な鉱床の上,昭和18年に発見されたのち,19年に住友金属鉱山(株)によって既知鉱床はほとんどほりつくされた(文献,前出)ため標本が無いのだと思う.ラベルには「褐鉄鉱・ギブス石に交代されたサヌキトイド礫岩片」とある.見栄えがパッとしないので,表面の粘土を一つ洗い流してみると,変質した岩石中に,白色無光沢の不定形塊状のものが入っていた.おそらくこの白色部がギブス石で,褐色部が褐鉄鉱なのだろう.白色のギブス石は以前に八女市室岡の粘土鉱床で,帯赤褐色の粘土中に同様の不定形塊状のものを観察していた.鉱石鉱物の僅少な香川県の貴重な標本が手に入った.

 

 

Kieslagar  含銅硫化鉄鉱 黄鉄鉱を主とし少量の黄銅鉱を伴う硫化鉄鉱.大阪府某所 産.(N社にて購入).永らく北摂の旧坑の探索に赴いていましたが,この手の鉱石は初見で購入した.当初は上の写真の倍の大きさがあり,いつも使っている75mm×60mm×20mmの紙製黒箱には大きすぎた.一発勝負で整形したところ,うまく2つに割れてくれました.上の標本は上述の大きさぴったりでした.この標本の産地付近は超丹波帯の頁岩及び緑色岩が分布しており,こういう鉱石が出るような地質に無いように思っているのですが,何分標本が無いと話になりませんので,紹介してみました.ちなみに片割れの標本はすでに行先が決まっています.

 それから,二分したときに出た木端を一面研磨してみました.初見の産地ですので文献にも上がっていないと思い磨ってみました.

 

 

研磨した石の一部を実体双眼顕微鏡で撮影しました.ほぼ黄鉄鉱からなり銅分は少なそうです.灰白色部は石英,黒色部は閃亜鉛鉱と思って研磨していましたが,石英粒に何かほかの鉱物が鉱染して黒くみえているようです.研磨面には現れませんでしたが,ほかに細かい閃亜鉛鉱,緑泥石が見られました.

 当初は表面が黒ずんですでに分解しかかっているように見えたのですが,汚れているだけで硫酸鉄などの水溶性の腐りものはありませんでした.見間違えたものに白色―灰青色の粘土があり,割ったときに間隙にうっすら脈のように入っていたので,断層関係の粘土かもしれません.

 

3に続く.

 

 

おしらせ

 

本日,HP通販用商品を 1点更新しました.通販HPは下から.

 

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京都ショーで入手した石 3

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前回の続きです.

 

京都府船井郡京丹波町質美一ノ谷 質美鉱山のアフテンスク鉱とカリオピライトです.(会館コーナーで購入)

丹波帯のマンガン鉱石サンプルとして,以前から買い集めていたものです.丹波帯堆積岩コンプレックス中に胚胎する層状マンガン鉱床より.鉱山名は旧 瑞穂町が昭和の大合併する前の名前を冠した鉱山です.黒色亜金属光沢―ガラス光沢部がアフテンスク鉱で,二酸化マンガンの鉱物です.見た目から「ぎら鉱」と呼ばれていた二酸化マンガン鉱の主成分をなす鉱物.写真の左半分がケイ酸塩鉱物のカリオピライトで,低変成の層状マンガン鉱床によく見られる鉱物です.ほか少量のテフロ橄欖石や菱マンガン鉱などを伴っています.

 

京都府船井郡京丹波町下山 木の谷鉱山の菱マンガン鉱.(会館コーナーで購入).丹波帯堆積岩コンプレックス中に胚胎する層状マンガン鉱床より.「日本のマンガン鉱床 補遺後篇」に現場の図と詳しい説明が記載されているが,川を渡る手段が今まで見つからず,放置していた鉱山の標本が出ていたので,思わず買ってしまった.由良川水系の一支流が貯水ダムの工事によって周辺道路が整備されて若干行きやすくなったよう.標本は珪岩中の色の淡い菱マンガン鉱からなり,ほかに何か伴っていないが観察しましたが,非晶質の炭素物質を少量伴っているほかは特にありませんでした.

 

 

 

滋賀県甲賀市土山町 町田鉱山の菱マンガン鉱.(会館コーナーで購入).古生-中生層中に胚胎する層状マンガン鉱床より.灰白色―白色の菱マンガン鉱で,独特の鮮やかな色は無く,いわゆる「白色炭マン」の主成分をなしています.こちらの標本もマンガン鉱物サンプルとして購入したもの.ほかに何か伴っていないかルーペで観察したところ,前出の標本と同じくめぼしい鉱物は付いていませんでした.

 

 

京都府船井郡京丹波町下山 長谷鉱山のパイロクスマンガン石.(会館コーナーで購入).丹波帯堆積岩コンプレックス中に胚胎する層状マンガン鉱床より.前出と同じマンガン鉱物サンプルとして購入しました.山陰線下山駅の付近に幾つかマンガン鉱床がありますが,筆者は今のところ一つも見つけられていません.実勢方面の小屋ヶ谷鉱山と三宮の保井谷鉱山くらいでした.標本は淡紅色の菱マンガン鉱中に鮮やかなピンク色を呈するパイロクスマンガン石です.パイロクスマンガン石は栃木県の日瓢鉱山や愛知県の田口鉱山に結晶が¥出たことで非常に有名になりましたが,一般の層状マンガン鉱床からでは,上のような標本が普通です.ほか少量のカリオピライトなどを伴っています.

 

ここからはほかの標本の拡大した写真のみ紹介します.(標本の拡大写真を撮ったのですが,肝心な全体写真を撮り忘れました.)

 

 

宮崎県千軒平鉱山のヴォンセン石中のノルディンスキョルディンです.(Fの会で購入).スカルン中に黒色針状のヴォンセン石を伴う白色部で,CaSn[BO3]2  という組成を持つ鉱物です.標本を拡大すると三角形の破面が一部にでていました.顕微鏡写真では肉眼で見える限界まで写せませんでした.赤褐色亜ガラス光沢の錫石を伴っています.

鹿児島県奄美大島の大和鉱山のパレンツォーナ石です.よくわからないヴァナジン酸塩のマンガン鉱物でサンプル購入しました.(Fの会で購入).母岩は堅そうなブラウン鉱と白色塊状の重晶石からなっていて裂罅に赤褐色ガラス光沢の鉱物が入っている感じです.石榴石構造の鉱物なので粒状になっているのがパレンツォーナ石だと思っていましたが,似た鉱物に東京石やナビア石などが見られるようで,写真は?を付けておきたい標本です.

 

 

 

お知らせ

 

本日,HP通販用商品を 1点更新しました.

 

 

 

 

 

 

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いくつかの研磨した石 34

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本日 HP通販用商品を

 

4点更新しました.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   神戸市北区の帝釈鉱山の黄銅鉱脈に沿って切ってみたものです.神戸市の北部に位置する鉱脈型の鉱床で,訪山された方によると,現場はビリヒしかなく二次鉱物が少しあっただけで,山元に入る道に車の置くところが無い,と仰っていましたので,筆者は行っていません.同好の方に提供されたものです.有馬層群の流紋岩及び流紋岩質凝灰岩中の鉱脈鉱床でほかに鷹尾鉱山と払川鉱山がありいずれも鉱脈鉱床のようです.筆者は未だこの付近の鉱床には縁がないようで,触れもしていません.

   標本は流紋岩質凝灰岩を切る黄銅鉱脈です.この標本に関しては脈石鉱物は石英と紫色のホタル石(紫色のホタル石はどういう訳か,紫外線で蛍光しない傾向かある)のほか少量の緑泥石があり,鉱石鉱物は黄銅鉱(大部分の黄銅色の部分)と黄鉄鉱(右上部の輪郭がややはっきりしている真鍮色の部分)と,磁硫鉄鉱(表面がややがさついたようになっている部分)などが入っていました.ほか,赤褐色の部分は水酸化鉄の鉱物を伴っています.標本の大きさ50mm×46mm×35mm.

 

 

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いくつかの研磨した石 35

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ほんじつ HP通販用商品を

 

3点更新しました.

 

 

 

奈良県三尾鉱山の含銅硫化鉄鉱.知人より恵与されたものを,標本としてはサイズはいいが表面がさびていたので,思い切って一面研磨してみました.三波川結晶片岩類に胚胎する層状含銅硫化鉄鉱床で,ほかの採集記等ではよく見かける現場ですが,筆者は未だ行ったことがありません.すぐ近くの大盛鉱山や戸運母鉱山,栃原地域の大杉・共盛・平城鉱山などの銅鉱床は探しにいきました. 標本は75mm×60mm×20mmのいつも使っている紙製黒箱にしっかり入る大きさ.石英があまり混入していないようで,研磨は比較的楽でした.

 

 

顕微鏡で観察すると,黄鉄鉱と黄銅鉱の粒が判別できないくらい細かく,ほかに少量の石英と方解石,少量の緑泥石などが見られました.塊状の含銅硫化鉄鉱でしたので,石英脈に出てくるデュルレ鉱や安四面銅鉱などの諸鉱物は見当たりませんでした.顕微鏡で脈の部分を詳しく観察していると,脈の一部に閃亜鉛鉱が挟まっているのが見つかりました.(写真下を参照).他府県ではかなり普通の鉱物ですが,県下では稀産鉱物の部類に入るくらい見かけません.

 

 

今回は顕微鏡下で観察していたら奈良県の閃亜鉛鉱がありましたので,かいてみました.

 

 

 

 

 

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いくつかの研磨した石 36

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   昼間はびっくりしました.

 

   振れの大きい揺れで,規模

 

が大きそうな気配がしました.

 

   商品棚が大きく揺れましたので

 

落ちてこないか心配しましたが,

 

幸い落ちてきませんでした.

 

   京都ショーが終わってようやく

 

仕入れした石が片付いてきました.

 

   商品棚も揺れが収まってから

 

チェックして下のような感じになりました.

 

 

  また本日もHP通販用商品を 2点

 

更新しました.

 

 

 

京都府南丹市美山町又林 丹波鉱山又林鉱床のアレガニー石(Alleghanyite Mn5[OH|SiO4]2)を一面研磨してみました.標高が600m位の尾根の源頭付近に位置する鉱床で,山元に貯鉱がありました.そこからのものです.美しいサクラ色を呈したアレガニー石で少量のテフロ橄欖石や菱マンガン鉱などを伴っています.下は拡大写真と研磨面の裏側です.

 

●研磨面

●裏側

 

 

 

 

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いくつかの研磨した石 37

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本日 HP通販用商品を

 

2点更新しました.

 

 

 

 

京都府南丹市日吉町明日ヶ谷の府道脇の露頭より産した,ドレライトを切ってみました.丹波Ⅰ型亜層群の堆積岩コンプレックス中に小岩体として挟まる玄武岩質岩体の東縁のような場所で,府道は明日ヶ谷の東の山腹を通っています.谷側に二酸化マンガンを採掘した明日ヶ谷鉱山があり,サンプル採取した場所からほとんど離れていません.割れ端を観察したところ角閃石のような輪郭が見え,また磁石に反応がありましたので磁鉄鉱を多量に含んでいるようでした.ひすいやマンガンよりまし,と思い手を出してみたのですが,案外内部は新鮮なようで,外殻以外は結構大変でした.

 

↑中央付近を拡大したもの.

 

 

↑中央よりやや右下の部分を拡大したもの.

 

 

 細長い灰色―白色半透明の輪郭は斜長石.褐色半透明の柱状の輪郭は輝石類.角ばって白っぽく見える部分は磁鉄鉱.ほかに熱水変質を受けているのか真鍮色金属光沢の黄鉄鉱が少量入っていました.切断するまで判らなかったのですが,空隙に方解石が充填していました.そこで,同じ現場の別の石を塩酸を炊いて溶かしてみたところ,孔壁に暗緑色の緑泥石類鉱物がびっしり生えていて,その上に少量の緑簾石の細かい結晶が乗っていました.

橄欖石は分解したのか見当たらず,結局わかりませんでした.

 

 

 

 

 

 

 

 

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秋の山口へ 1

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   今週のはじめ山口方面に

 

 行ってきました.

 

    標高が高いらしく紅葉が進んで

 

 いました.

 

     今回の参加者は計5名で,

 

1泊2日の予定でした.

 

  中国道で西進し途中のパーキングで

 

休憩した際に下の写真を撮影しました.

 

 

 

 

   最初の現場には午後1時頃に到着しました.

 

   古くから銅鉛亜鉛を採掘した,スカルン中の鉱脈鉱床で,

 

尾根のいたるところにズリと掘り下りの坑口が存在している.

 

   尾根付近のズリは公園になっていて,車から少しで

 

到着できました.

 

   以前にも一度だけ訪問したことがあり,この時に写真を

 

全く撮っていなかったので,ほとんどの時間が写真を撮るのに

 

費やした.

 

●ズリから北東を見る.

●掘下りの坑口.

 

2に続く.

 

 

 

お知らせ

 

 本日HP通販用商品を

 

 3点 更新しました.

 

 

 

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秋の山口へ 2

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昨日の続きです.

 

 

 

  駐車地点から数メートルでズリで

 

ズリの頂上はベンチがあり展望台に

 

なっていました.前回来たときとあまり

 

変化がありませんでした.

 

展望台から西方面.

 

 

  奥に少し行った所にあづま屋があり

 

横が大きく掘りこまれていました.

 

  西側に土台だけになった山神社が

 

残っていた.

 

あづま屋の周辺.

掘りこまれた部分.

 

 ほかの人はところどころで石を見ていましたが

 

筆者は記録用の写真撮影の方に軸足をおいた.

 

 昨日の最後の方に掘り下りの写真を挙げました

 

が上の写真の中央よりやや左の部分に開いて

 

います.

 

 ここで見られる鉱物は方鉛鉱・閃亜鉛鉱・

 

斑銅鉱・磁硫鉄鉱などで,脈石に石英・方解石・

 

灰鉄石榴石・珪灰鉄鉱・灰鉄輝石・鉄バスタム石

 

・珪灰石など,二次鉱物は孔雀石・水亜鉛土・

 

水亜鉛銅鉱・ブロシャン銅鉱・ラング石・青鉛鉱・

 

白鉛鉱・異極鉱・珪孔雀石などでした.

 

灰鉄輝石.サイズ:75mm×60mm×20mmの箱にしっかり入る程度.盤際に黒色の珪灰鉄鉱を伴っている.濃緑色ガラス―亜ガラス光沢を呈するやや粗い結晶の部分.

 

斑銅鉱.顕微鏡写真.このブログを描く前に灰鉄輝石が腐った石を成形しているときに,中から出てきたものです.錆びる前の独特の赤銅色がうまく出てくれませんでした.黄色部は黄銅鉱.

 

どれに焦点を絞って名前を付けたらいいか.淡い緑色部は孔雀石,濃緑色部はブロシャン銅鉱のようで,鮮やかな青色の部分は青鉛鉱.上に乗っかっている白色は顕微鏡下では異極鉱に見えた.周囲の黒色亜金属光沢部は,表面がやや錆びているものの,内部は鉄の少ない鼈甲亜鉛で,鉄の含有量が少なく黄色に近い部分が見られる.(顕微鏡で撮影)

 

孔雀石と思われる.周囲に半球状の集合体で孔雀石が見られるため,一応そうしておいた.割り出したときには亜鉛の多い燐銅鉱かコニカルコ石か迷ったが..(顕微鏡で撮影)

 

 帰り際に駐車場の周辺をうろうろ

 

していたら一つ,キノコを見つけた.

 

 イグチの仲間という.

 

キノコ

 

 鉱山を辞して次に向かった.

 

秋の山口へ 3 に続く.

 

 

 

 

おしらせ

 

 本日HP通販用商品を

 

2点 更新しました.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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秋の山口へ 3

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2の続きです.

 

 

 鉱山を辞して,南下した.次は

 

アンチモン山だ.

 

 

 行きしなに下りた中国道のICを越えて,旧道に

 

入った.谷合いの在所の奥へ進み,在所のお年寄りに

 

聞き込みをして,奥に鉱山があることが確かめられた.

 

 

 見当を付けていたところに駐車し,初めての訪問の

 

ため先行でヤブに分け入った.

 

 

  この場所は今回の巡検の前に,筆者が1:75000地質

 

図幅で鉱山の場所を地形図にプロットした上で,

 

グーグルアース及びストリートビューで,

 

大した木の生えていない場所を探しておいた.

 

  地形図のプロットした谷の下流に,

 

大した木の生えていない部分があり,

 

そこにたぶんあるだろうと推定した.

 

  先行したときに水の無い谷で2つほど輝安鉱を見つ

 

けて駐車地点に戻った.どうやら当たりのようだった.

 

 

  ズリなどは無く,谷の転石から探す程度だった.

 

入口付近に,何か建屋の跡を思わせる土盛りや

 

棕櫚の木が不自然に生えていた.

 

↑何かの建屋があったのか,土台のような土盛り.

 

  輝安鉱は大水で流出したのかあまり見られない.やはり

 

石英脈の中から見つかった.

 

  空隙に辰砂のような鉱物も見られた.かなり小さい.

 

  サンプリングは拳サイズのものが少し得られたくらいで,

 

切り上げ,奥の坑口を確認しに行った.

 

 

  倒木が多く杣道程度の道がつけられていたが,過去の

 

大水の所為か路肩が大きく抉られている.みんなが採集し

 

ている地点から,わずかに遡ったところに坑口が2箇所ほど

 

見られた.

 

↑坑口.倒木と崩土によって写真ではよくわからない状態になっている.斜面の表面に細かい石英の破片などが見られた.

 

  

  11月なので日が傾くのも早い.何分田舎なので

 

道沿いの店舗も閉まってしまうかもしれないとかで

 

切り上げる.

 

  広瀬の町で奇跡的にスーパーが開いていた.

 

  今夕の食事を入手して宿に向かった.

 

 

 

  ●巡検から帰って採集した石を見てみました.

 

輝安鉱.母岩のサイズ:54mm×50mm×32mm.大きさは小さいが輝安鉱の密度があるようで持ってみると重みが感じられる.

 

以下は顕微鏡下での撮影です.

↑輝安鉱の結晶.僅かに空隙があり,細かい結晶が入っていました.

 

↑黄安華か.空隙の部分の拡大です.輝安鉱の表面をコーティングしているのか,内部まで変質しているのかは肉眼では分かりませんでした.

 

↑方安鉱か.この写真はかなり小さいものです.一部に立方体の輪郭が見えましたので撮ってみました.

 

↑辰砂か? 輝安鉱の入っている母岩が少し変質したような部分に,やや光沢の強い粒状の真紅の鉱物が入っていました.写真の石は石英脈の裂罅を方解石が充填し,また細かい黄鉄鉱が付近についていたために産状から辰砂?としました.かなり小さいものです.

 

●成形時に出た破片を一面研磨してみました.(以下,顕微鏡写真)

帯青銀白色金属光沢の部分は輝安鉱.淡真鍮色金属光沢部は黄鉄鉱.白色部は方解石.灰色・灰白色・暗灰色部は石英.

 

 

 

 

秋の山口へ 4 に続く.

 

 

 

●お知らせ

 

  本日と昨日を合わせて HP通販用商品を

 

  10点以上更新しました.

 

  HPへは下からジャンプします.

 

 

 

 

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秋の山口へ 4

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3 の続きです.

 

2日目.

 

 宿から始めにタングステン山へ向かう.

 

 いくつかあるが,F鉱山に寄ってみる.

 

 数年前に来たときはズリまで下りられたが

 

 ヤブが進行し下りられませんでした.

 

  K鉱山も少し寄ってみましたが,

 

 写真撮影を少ししたほか,サンプリング程度でした.

 

 

 

 

  最後にR鉱山によって焼けたマンガンを採取した.

 

登山道を登っていくと石垣があり,その上がズリ及び貯鉱?でした.

 

坑口がすぐ横にあり,上部にも突いたような跡がありました.

石垣の上の貯鉱と思われる土盛り.

 

 

 硫化物が多い低品位マンガン鉱が見られる.鉄が多く褐色味

 

の強いばら輝石,角閃石類を伴う部分に磁硫鉄鉱.テフロ石

 

に閃マンガン鉱の鉱染があり,少量の菱マンガン鉱質鉱石に

 

ヤコブス鉱―マンガンスピネル系鉱物が見られました.

 

●菱マンガン鉱とパイロクスマンガン石.ピンク色部がパイロクス

マンガン石.少量の満礬石榴石を伴う.

 サイズ:75mm×60mm×20mmの箱にピタリ.

 

 帰りは山陽道になりました.どこのPAかSAかは忘れましたが

 

串刺しにして売っていた世羅牛は,美味だった.

 

 

 

 

 

●お知らせ

 

 本日HP通販用商品を 6点 更新しました.

 

 HPへは↓から,ジャンプします.

 

 

 

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ひさびさに 北摂の旧坑にて

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  今週のはじめ,

 

ひさびさに北摂の旧坑を

 

見に行ってきました.

 

 

 兵庫県と大阪府の境界付近

 

の旧坑で,非常に多くの旧坑

 

が集まっているところです.

 

途中の林道.人が入らないとすぐにこうなってしまうのか,大水で深く削られていた.

 

沢にそって登り,一つ目の出合を過ぎた先に,ズリがありました.ここも二俣になっていて向かって右手の沢を登ってみたところ何もありませんでした.左手の沢(写真中央左)を登っていくと更に大きなズリがありました.

 

左の谷の上流のズリ.ズリ石は鉱床母岩が多く,金っけはほとんどありません.ズリは後回しにして,更に沢を詰めてみました.

 

沢を登り詰めたところにあった掘り下りの坑口.坑口の下が幅5m位の水平軌道の跡があり,これを辿ると,先程のズリの突端に出た.対岸にも掘り下り坑口の延長と思われる位置に同じ規模の掘り下り坑口がありました.

 

対岸の掘り下り坑口.ズリは下にあるが,坑口のまわりには鉱石などは全くなかった.

 

 先程の水平軌道の反対側の端にあった石垣.先にも少し径が続いていて,径が切れたところに崩れた旧坑一つがあった.

 

上のズリから見たところ.

 

 次に鉱石ですが,基本的に黄銅鉱を採掘していたようで,ズリの中からサンプリングしたところ緑色岩や頁岩中に鉱染したものがみられました.ただし鉱石自体が少なく全体像がつかめませんでした.沢にカラミが全く見られず,水平軌道の跡やインクラインの跡?のようなものが見られたところから,比較的最近の鉱山のように感じられました.

 

 確認した鉱物は,黄鉄鉱・黄銅鉱・閃亜鉛鉱・磁硫鉄鉱・方鉛鉱・石英・磁鉄鉱・褐鉄鉱・方解石・孔雀石・水亜鉛銅鉱・水亜鉛土・石膏・ブロシャン銅鉱・緑鉛鉱・緑簾石・桃簾石・緑泥石(シャモサイト様鉱物)・氷長石・濁沸石などでした.

 

 

 

 

 

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能勢 丸山城

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  いつも北摂の旧坑探しの時に

 

前を通るのですが,

 

ようやく寄ってみようと思い

 

行ってきました.

 

 

  国道477号線のバイパス沿いに,

 

概要図とプレートのある小さな駐車場に

 

停めました.

 

  東方に簡易の遊歩道があり,斜面に

 

無理矢理付けたような急な階段を

 

上っていく.登りは僅かだったが,すぐに

 

頂上台地に付いた.

 

 プレートが付いていたので,入り口の概要図

 

を参考に裏へ回ってみた.

 

 

 小さな神社の背後の台地を登ると本丸に

 

着いた.新しく植林されているようだが

 

なんか暗かった.

 

 本丸から尾根を北上して,ほかの立て札を

 

見て回った.

 

 

 

西方面.

 

 暑いのでさっさと降りた.

 

 

駐車場の横手にあったキノコ.

 

裏はこんな感じ.

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

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ずっと不明だった鉱物

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 通称,広野の石切場から9年前に

 

 採取し,ずっと不明鉱物のまま

 

 ほったらかしになっていた鉱物が

 

 ようやく分かりました.

 

 

  まだ筆者が工場勤めの頃のもの

 

 で当初は錫石のラベルを付けていました.

 

 

  その後に主にペグマタイトを

 

 やっていらっしゃるAO氏に,見てもらうと

 

 何かの希元素鉱物との回答で,

 

 いろいろ検討し一時はマンガノコルンブ石

 

 で落ち着いていました.

 

 

  昨日,地学研究が届いて

 

 巻頭の図版を見ていたら,以前に

 

 見たような石が掲載されていました.

 

 

  産状もほぼ同じで,褐鉄鉱らしい鉱物

 

 を伴っていること,紫色味のある赤褐色.

 

 ガラス光沢などで,どうもデーナ石らしい.

 

 

  よく似た鉱物に鉄礬石榴石があって

 

 紛らわしいですが,現場にほとんど見られず

 

 はじめからこの線は除外していました.

 

 

  ただし,一番西に位置する石切場の

 

 アプライト岩脈に伴って2mm前後の石榴石

 

 が帯状に集合しているものがあり,

 

 まったく無いというわけでは,ないようだ.

 

全体写真.左右48mm.

画像の幅約4mm.全体画像の矢印の右の方の部分の拡大.

画像は幅約1mm.全体画像の左矢印の部分の拡大.

 

参考文献

川辺雅史・鶴田憲次・石橋 隆・藤原 卓(2016):京都府亀岡市広野の剣尾

   花崗岩中の晶洞に産する鉱物,地学研究,64,(1), 49-51p.

 

 

   また,産地名は当初は

 

 広野城山と呼ばれていました.

 

 場所は随分北側にずれています.

 

 

   前回に能勢丸山城に行った

 

 帰り際にこの城山に寄ってみました.

 

 

 

山頂に昭和3年銘の忠魂碑が建っていて

 

城跡を思い起こすような遺構は

 

見つけられなかった.

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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晩秋の信貴山城へ

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  今月の初め頃に

 

 妹が月末頃に信貴山に行くと

 

 云いだした.

 

 

  先週くらいになって

 

 城郭訪問をまたやりだしたため

 

 うまく乗ってみた.

 

 

  山に呼ばれたかのような

 

 すっきりとした青空でした.

 

 

  生駒方面には殆ど行ったことが

 

 なかったので,ナビを参考にした.

 

  

  筆者の目的は城跡に行くことなので

 

 入り口の案内図を頼りに坊の脇を

 

 迷いながら頂上を目指した.

 

 

 

 

 狭い腰曲輪を縫うようにつけられている参道

 

を昇っていくと主郭と思われる台地の上に

 

神社が鎮座していた.

 

 その横が展望台で金剛・葛城方面が望めた.

 

金剛・葛城方面.

 

西南西方面.奥の高い山は大峰山か?

 

以下は紅葉写真です.

 

 

 

 

 一通り巡って帰途に着く.

 

  行きは東大阪経由で,帰りは生駒市内を

 

 北上して交野ICから京滋バイパス経由に

 

 なった.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いくつかの研磨した石 38

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本日HP通販用商品を

 

5点更新しました.

 

 

 

 

 

 

 名前の付けにくい石で,灰色がかった部分は石英脈.赤銅色の部分が斑銅鉱です.岡山県と兵庫県の県境付近に位置する鉱脈鉱床の一つ,金生鉱山のものです.緻密な石英中に斑銅鉱や四面銅鉱・黄銅鉱などが散らばっているもので,珪化した白色の母岩を切っています.この部分と緻密な石英の部分が猛烈に硬く,研磨するのに時間がかかりました.以下は拡大写真です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 拡大写真を並べてみましたが,斑銅鉱は錆びる前の独特の赤銅色で,その周囲に黄銅鉱の黄銅色(濃黄色)とにわかに赤色を帯びた黄銅色(黄錫鉱か?)を伴っています.銀白色金属光沢部は四面銅鉱で,写真では分かりづらいですが,内部に若干光沢が異なるかなり小さな金属粒を伴っています.

 産地は前述のとおり,金生鉱山で古い文献には金生山という山にあると記載されていました.このあたりは比高が僅か100m内外の低い山地で,特別高い峰もなく山域名と思われる.ズリには空隙の多い石英脈がよく見られ写真のような緻密なものは,あまりありませんでした.ほかに褐錫鉱(Stannoidite)が産出しています.似た鉱物にモースン鉱があり,これはもう肉眼では判別できません.今回は研磨しやすそうなものを選んで一面研磨してみました.

 

 

 

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