若狭路にて
ひさびさに鯖街道方面から若狭方面に行きました.いつも定休日が平日の火曜日なので,車も少ないのですが,今日は祝日なので通り過ぎる車が多い日でした.
大原の郷.背後は金毘羅山.
大津市内に入り,紅葉がどんどん濃くなってきました.花折峠を越えて,北上し,道の駅で初物の頭芋を仕入れた.その先は麻生川に沿って遡りました.
麻生川の上流は何か所か紅葉のキレイなところがあって,一か所は先客がありました.さらに遡って熊ノ畑の谷に入りました.林道に入って足元がズクズクですぐに足の中まで入ってきました.堰堤を二つ越した先に,紅葉のポイントがありました.
2つの堰堤の間に7~8m位の滝が一つありました.
7~8m程度の滝.もう一段上にあって,林道が高いところを通っていて正面から見えませんでした.
2つの堰堤の上付近がこのような紅葉でした.
林道は南から流入する谷があって,大水で橋が崩れていました.その谷の上流へ行く,草ボーボーの枝道があって,辿ると50mほど先に二股があって,林道はその先で終わっていました.
紅葉を追ってきましたが,西岸に大きなチャートの大壁があって,突いたような跡があった.二股の鼻に漏斗の跡とその上に坑口の跡が一つありました.東に入る谷は30mくらい上に堰堤があり,尾根の鼻から攀じって越えると炭マンが一つ落ちていました.このあたりの地質図「熊川」の説明書を見ると,谷を詰めたところに荒谷鉱山がある.とのこと.二酸化マンガンに多少の炭マンを含むともありました.サンプリングしたのは1つで,あとはぼそぼその二酸化マンガンが少し転石で見られた程度でした.
サンプリングした石.上の方の灰緑色はテフロ橄欖石.その下がアレガニー石.淡桃色部は菱マンガン鉱.下の方にある赤褐色と黒色の筋はヤコブス鉱でした.割れ目のような部分こびりついた様な黒色部は二酸化マンガンと思っていたところ,よく見ると準石墨(あるいは非晶質炭素物質)でした.
堰堤より上は自然林が混じっていましたが,植林内で暗いので今回はこれで引き返しました.麻生川沿いまで出ると,対岸は紅葉の多い山に囲まれていました.
鯖街道から周山街道まわりで帰りました.名田庄の道の駅で甘柿と足の太いシイタケを仕入れて帰途に就きました.