たきめぐり
幻の滝
兵庫県豊岡市出石町奥山椿谷 滝谷川
~①の滝は敗退.②の滝は見てきました~
田倉山へ行った後に,北上しました.糸井朝日の前から奥山川に沿って下りました.途中に「まぼろしの滝」の道標がでましたので,少し寄って見ました.
道標に長靴要とありましたが,行けるところまで行って渡川ができなかったら戻ってくる感じではいりました.
谷の名前は滝谷川というらしい.
林道を少し登ると終点で,奥に堰堤が見えた.堰堤を作るときの導入道だったようだ.堰堤から先は目立った踏み跡が無く,北岸についた僅かな踏み跡を辿った.
杣道というより斜面にへばりつきながら遡上するような径で,路肩が足の幅くらいしか無い上に,ズルズル滑る.堰堤を無理やり攀じって上の河原を歩いたほうが,無難なようだ.
少し先で分岐とあったが,この先のこの手の道標が無かった.南方方向に向きを変える谷の奥に①の滝があるらしく,先にそちらへ向かった.
谷の出合から踏み跡に見える跡が幾つもあって,どれが本物か判断し辛かったので,下の河原に無理やり下りました.川原は全く歩けないほどの淵や瀬があるわけでもない普通の河原で,靴は最悪濡れて歩けばいいので,そのまま谷を遡りました.
東岸に渡ると先人の踏み跡が出てきて,地籍調査のリボンのような印も飛び飛び出てきました.
露岩の多い尾根の鼻を巻く道らしきところを高巻きするのですが,これも先人の踏み跡などは消えていて,木々に捉まりながら,何とか越えました.その先で再び川を渡った.大きな露岩が目の前にあり,西岸の上の方から先人が巻いたと思われる,踏み跡がありました.ここを越すしかないので,ズルズル滑る斜面を足元に注意しながら越えました.
越えた先にナメ滝状の滝が一つ現れて,向かって右手から巻道が付いていましたが,足元がズルズルな上に高度感があって,怖いので今回はここで引き返しました.次来るときはスニーカーでは無く,長靴でも無く,地下足袋と草鞋を履いて来ようと思う.
分岐(というより谷の出合)まで戻って,②の滝に向かいました.こちらは北から流入する細い谷で,水量もあまりありませんでした.径は西岸についていましたが,ズルズル滑るので,谷をそのまま上がりました.
径が東岸に渡った先に茂みに覆われた小滝が一つあり,それを越えると2段になった直瀑がありました.
②の滝.2段で8mくらいか.手前の小滝も合わせると10mくらいありそう.今回はあまり水量がありませんでした.
上の方.
下の方.イイ感じに苔の生えた滝でした.
ここで,引き返して次のところに向かいました.
以下は滝周辺のマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているので,縮尺は無視しています.参考程度に.
入口の道標にもありましたが,長靴が必要,あるいは前述のとおり,地下足袋に草鞋をくくりつけた格好の方が良いかもしれません.先の尖った低木も多いので,荷物は少なめにして行ったほうがいいかもしれません.この滝は距離は短いですが,ファミリー向きでは無いと感じました.
もう少し下草が無くなってから再度挑戦しようと思う.