たきめぐり
―千年の滝―
京都府宮津市小田普甲峠南西方 上宮津街道沿い
先に秋葉山,井根山,浅根山(未だマップができていないので未記載)に行っていました.前回の続きです.
大江山方面まで来て,普甲峠から大笠山に上がる林道沿いから石畳の道が残っているという情報があって,手持ちの道路地図にチェックを入れていました.近くまで来ましたので,寄って見ました.
普甲峠から少し南下した西側に鬼の岩屋方面に登って行く林道があり,これを折れた.道なりに進んでいくと「上宮津街道」の道標が出ています.幅の広いところに駐車して,下って行きました.
入口と道標.
明るいのはここだけで,この先から植林内に入って行きました.
古道は尾根を回り込んで,はじめに出会う沢に「瓜割の水」の標識がありました.水場だったのかもしれませんが,この日は殆ど水がありませんでした.
この先の道も,尾根を巻くように付いていました.
轍の真ん中だけのように見える石畳.少し先に感じの良いところがありました.
先の石畳.苔むしていていい感じ.
尾根の鼻まで来ると遺構が2つ標識がありました.
胸壁跡.とのこと.
胸壁跡の向かいにある関所跡.石垣などの遺構は判らなかった.
関所跡の先に出会う沢に滝がありました.
千年杉と千年の滝.名前は杉の方が先につけられたようだ.滝はたまたま横にあったから千年を冠する名前になったのか.ただのオマケのような感がした.
滝の真向かいにある杉の大木.滝の袂にもあるが,どちらが千年の杉だろうか.下の方は枝分かれして台杉のようになっていた.
滝の横にある杉の大木.標識の位置からすればこの杉が千年の杉だろうが,情報が少なすぎて判別できなかった.
で,こちらが「千年の滝」だそうだ.落差は5m内外といったところか.渓流瀑の延長のような滝で,水量があればそれなりに見えるのかもしれない.滝を構成している岩石は斑糲岩と蛇紋岩の両方があった.蛇紋岩の表面には超塩基性岩であるためか余り苔は付いていませんでした.
復路は往路を戻りました.
以下は滝へのアクセスマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.
所要時間は片道20分程度でした.