滝めぐり
岡田由里 不動の滝
京都府舞鶴市岡田由里
雨上がりに行った滝2つ目です.どういう訳か舞鶴帯の鉱床等にはよく行っていたのですが,滝には行っていませんでした.手持ちの道路地図に標識があれば記入していた程度でした.
綾部の物部から枯木峠を越えて大雲橋を渡って由良川北岸に抜けました.国道175号から岡田川沿いの府道570号に入り,西進したところで,運動場方面の標識がでた.ここからやや細い舗装道を登って行くと,行く手左側に滝の道標が現れました.
道標の奥の方に広場が見え,そこまで車の乗り入れができました.簡易のトイレも設置されていました.滝はその先の石垣を越えた先にあって,奥が暗いので近づくまで見えませんでした.
岡田由里 不動の滝.落差は10m内外.舞鶴帯の黒色頁岩の部分が滝になっているようで,下流に転石として少し見られました.
滝の上の方です.滝口は水路のようでその下から滝になっていました.
回り込みましたがその下がどうなっているか判りませんでした.
中段の部分.高さは4mくらい.黒色頁岩の上を水が滑っていました.
下部.段差は1mくらいか.
公園の縁と滝の間の畔に公園造成中に出たと思われる黒色頁岩が散らばっていました.この中に手で擦ると黒い煤が着く石があって,はじめはマンガンかと思いましたが,この付近に炭鉱があったのを思い出して,瀝青炭のような質の石炭のようでした.滝の西詰めの流路の上に黒色頁岩をつついたような跡があって,こちらにも石炭のような手で擦ると煤の付く石がみられました.この付近で比較的著名な炭鉱は幕末から操業していた志高炭鉱と,戦時中に稼業されて昭和18年までやっていたという八戸地炭鉱がありました.小規模な炭鉱は幾つもあったはずで,ここもそのうちの小規模な炭鉱だったのかもしれない.
以下,アクセスマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.