滝めぐり
―九鬼谷の滝―
京都府南丹市園部町竹井九鬼谷
今日は雨が降ったりやんだりの変な天気で,行けるだけ行ってみようと思い車を出しました.先月に竹井の不動尊の滝に行ったときに,在所の入口にあった周辺マップに向かって右上付近に滝のマークが入っていました.Web上で色々検索かけて居たら,表題の滝にヒットしました.
竹井在所の民家の横から伸びる林道を登って行くと道から滝が見えました.
九鬼谷の滝.低木が繁茂して見えづらいため,川に降りて遡上しようと,川原に降りていきました.川原の手前が大きくオーバーハングしていて降りられず,正面に大きな岩を巻くように沢が流れているため,遡上を諦めました.
撮影は上の写真の場所からしか伺えませんでした.付近の地質は筱見四十八滝やおのぶの滝,琴滝と同様で丹波Ⅱ型の地層群です.先月行った竹井 不動尊の滝と同じ地層でしたが,前者は珪石山があったのですが,今回の滝の周りにはそういったものはありませんでした.
滝の落水口.層状チャートの上を流れているようです.
滝の上に小さな滝がありました.滝は2段のようです.
上の滝.
以下はアクセスマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に..
九鬼谷の滝に行く少し前に今月の館報に掲載されていたマンガン山に位置確認のため行っていました.館報掲載の火薬庫跡も目視で確認できましたが,山は植生が繁茂して入りづらかった.道際に落ちている鉱石を少しサンプリングしました.
H鉱山の火薬庫跡.見ての通り足元が見えないくらい植物が繁茂しています.
ズリの下の道沿いも繁茂していて,アオダイショウと思われる蛇を2匹みて退散しました.
サンプリングした鉱石です.灰褐色―暗灰色塊状部が珪岩で,ピンク色の部分はパイロクスマンガン石です.左下の方に見える褐色の部分は満礬石榴石が多いようです.ほかこの標本には灰白色の菱マンガン鉱,黄鉄鉱などを伴なっていました.