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Channel: 天然鉱石専門店 ミネラルショップ たんくらのブログ
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感じのいい露頭7

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 前回の続きのようなものです.

 杉波谷の不動尊から帰ってきてからの話です.

 

 滝見道の入口付近が急斜面な上,岩場がかなりの

 範囲に出ていましたので,付近を探索しました.

  川床から祠のある尾根の鼻までは,層状チャート

 が露出していて,一部に頁岩を挟んでいるようでした.

  下流の河原の転石に黄ばんだ石英脈を含む塊が

 車窓からよく見えていましたので,どこかに露頭があ

 るのだろうと思っていました.

 

  祠のある尾根の鼻の直下に,脈を押したような坑口?

 があって,その対岸の延長線上を推理して追っていくと

 林道の脇の露頭に突き当たりました.

 

 

 露頭.おそらく断層.(ポールの紅白の幅は約20㎝)

  中央右上から左下へ伸びる線が断層の

ようで,線より上は層状チャート.線より下は頁岩.多少黄ばんだ

石英脈を含んでいました.石英脈は断裂していて,脈の様子はは

っきりしませんでした.

 

 

 頁岩の出ている部分の拡大.(ポールの紅白の幅は約20㎝)

 

 

 露頭の延長.(ポールの紅白の幅は約20㎝) 線の上のチャート

の一部が鉄錆で覆われている.

 

  この付近の谷はマンガンの気が殆どありませんでしたので,

小規模な鉱脈鉱床があるのかもしれません.今後の良い課題に

なりそうです.

 

 

 

追記

  更新してから,不動尊の滝の写真を眺めていると,

滝本体の右手に大きな岩が斜めに切れたようになっている.

  写した当初は「こういう滝なんだ..」と思っていたのですが,

よくみると大岩と滝本体の岩石が違うように思えてきました.

  上の断層の続きかもしれません.頁岩なら黒っぽく見え,

まして濡れている状況なら,もっと黒く見えますので,現場では

確認していませんが,滝本体は頁岩かもしれません.

  断層のところは比較的柔らかいので,水の摩擦で滝になって

いるのかもしれません.

    地質図で確認するとユニットの境界となる断層でした.ここまで

キレイに見えているところは京都丹波ではあまり無いように

思います.

  

  更新してからちょっと気になったので,追記しました.

 


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