国道427号線の播州峠の少し北にある金属焼けの露頭です.
先日,大名草の滝探しに行ったときに寄りました.
以前から気にはなっていた露頭で,幅約5mに亘って金属焼け
が見られます.
この付近は丹波帯の堆積岩と生野層群との境界付近で,
何かはあると思っていました.
旧道が道の西側に残っていてこちらにも露頭がありました.
旧道の露頭.表面の白色部は硫酸鉄鉱物.
更に脈の延長があると思って,川の対岸を見ると
続いてました.
対岸の露頭.水酸化鉄が滲みでていました.
少し下流に平地がありましたので,覗いてみるとコンクリで
蓋をした坑口がありました.
坑口.この上にももう一つあり,その上はトユ状のナメ滝に
なっていました.
試掘坑のようで鉱染した黄鉄鉱が少し見られた程度でした.
このあとニッケル粘土を戦時中に掘っていた場所の取り付き
口を確認しに行ってから帰りました.
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