いくつかの研磨した石７２
鳥取県鳥取市用瀬町大村鉱山本坑のばら輝石を一面研磨
してみました．丹波帯のマンガン鉱床の西の延長のようなところ
で，花崗岩の貫入でだいだいどこの鉱床も熱変成を受けて珪酸
マンガンの多い鉱床になっています．
この鉱床もホルンフェルス化した黒色頁岩中の塊状チャート中
に胚胎する層状マンガン鉱床で，テフロ橄欖石やばら輝石を
鉱石として稼業されていたようです．
研磨：やや結晶質のばら輝石で磨るのに硬いと予想していまし
た．予想に反して案外楽に磨れてくれました．満礬石榴石が殆ど
入っていないことが早く磨れた原因に思う．
あとはいつも通り青砥で研磨したあとに，鴨瀬谷山の砥石で
仕上げしました．
磨った面の裏側です．鉄が原因で多少黄色っぽくなっているのか
肉眼では判りませんでしたが，左下部の黒っぽくなっている部分
には細かい黄鉄鉱が認められました．
わずかに細かい黄鉄鉱が入っているだけの石でした．
おしらせ
本日 HP通販用商品を
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