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Channel: 天然鉱石専門店 ミネラルショップ たんくらのブログ
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晩秋の糸井渓谷と床尾三滝にて 1

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 今週のはじめ,穴探しを兼ねて

 

 糸井渓谷と床尾三滝に行ってきました.

 

 

  この付近は慶長年間より多数の金山があり,

 

 史跡も滝もあるためしばしば訪問していました.

 

 

  紅葉の終わりになってきたので,雪が降る前に

 

 行ってみました.

 

糸井の大カツラ.葉を落として早くも冬支度.

 この西から東床尾山の登山道に入りました.

 

ここで渡川.

 

終わりかけの紅葉.

 

 堰堤を2つ越して,はじめは川原の方を遡った.峰越林道

 

の法面の下に川原との間の僅かな径を登っていく.

 

 やがて正規ルートと出合い,左岸に渡る.

 

 

 

 左岸に渡ってからは植林内で,緩い登りが続く.

 

 少し平坦になったころ,道標が出た.

 

 

 向かいの谷に大桜があるらしい.

 

 

 助右衛門大桜.葉も花もない.

 

  植林帯を抜けると視界が明るくなり,東面は林道の法面

 

 となった.

 

  一つ小さな沢を渡り,登山道の傍に見慣れた石垣が,

 

 川に沿って少しだけ出ていた.

 

  

  石垣の上にある現地説明板.衣谷鉱山という鉱山の

  製錬所跡らしい.石垣は3段になっていて,最下部には

  貯鉱らしき石垣で囲まれた凹部があった.

   下流に全く製錬カス(カラミ)が見られないため,選鉱所

  かもしれない.

 

   これの背後に滝があった.

 

  

  製錬所跡奥の滝.一応滝壺らしいものもある.

  落差はせいぜい3mくらい.

 

   登山道は滝の上で右岸に渡り,その先で谷は二股に

 

  別れた.

 

   登山道は右股の方に伸びている.水音が聞こえるので

 

  道をそのまま上がらずに,谷に下りて水音のする方に

 

  少し行くと,出合に滝があった.

 

  

  出合の滝.落差はせいぜい1.5m―2mくらい.登山道は

  滝の上に伸びている.

 

  滝の上で左岸に渡り,このあたりから本格的な登りになっ

 

 てきました.谷も細くなり滝もなさそうになってきたので,少し

 

 上まで見に行って引き返すことにした.

 

  谷を渡って,少し平坦な部分の奥に一つ滝が見えた.

 

  

  右股奥の滝.こちらも落差はせいぜい3mくらい.

 

   これより先は急勾配になり,足元も不安なので,ここで

 

  引き返しました.

 

   

   下山中にはじめの滝のところにも一か所石垣があり,

 

  傍の山の斜面に沢に落ちている石と外観が全く異なる

 

  石が上部から流れ落ちてきていた.上部を見上げると

 

  急な斜面のところどころに不自然な凹部があり,植林

 

  の間隔も凹部の部分には植えてありませんでした.

 

   この凹部がもともとは坑口で,のちに崩れてわからな

 

  くなったものと推定しました.

 

 

   製錬所跡から下流にも,地形がおかしい場所がかなり

 

 あり,何か所も探鉱していたようだった.

 

   帰路は川原を通らず登山道通りに下ってみましたが,

 

 径が部分的に細くなり,滑落の恐れがあるため,行きも

 

 帰りも川原のほうがよさそう.

 

  

 

  このあと,床尾の三滝に赴いた.

 

 

 2に続く.

 

 

  

 

 


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