先日,穴さがしを兼ねて蘇武岳に
行ってきました.
神鍋側から林道を経て妙見蘇武林道から
ピストンしました.
神鍋側の入口に2つ滝があり,見てきましたが
下流側の滝は水量が無く,ほぼ岩の壁でした.
しかも細かいハエが五月蠅く,二ツ滝の方が
水量がありました.
二ツ滝.水量少なくこちらもほぼ岩の壁でした.
滝から林道を奥に進む.結構な悪路で,崩土落石が頻繁にあるようで,路肩
も緩いところがありました.それでも交通量はあるようで,比較的最近通った轍
が残っていました.
尾根に出るときれいに舗装されていて,道際の案内標識も細かく設置されて
いた.標高が上がるにつれて,蒸し暑さがマシになってきたころに,小さな登山
口を見つけました.
山頂は目の前のようで,ピストンしてくることにしました.
わずかに登ると尾根に出た.
尾根道.
山頂は目前.山頂直下の鞍部より.
やや急勾配になって山頂になった.
蘇武岳山頂(1074m).
これが無いと山頂に来た気がしない.
山頂は南北に細長いようで,芝生になっていた.この日は多少蒸し暑いもの
の程よく陽が差し込んで,ちょうどよかった.
展望は西面と北東面が開けていて,氷ノ山から北に続く尾根が望めた.
扇ノ山方面.
氷ノ山方面.
北方面.
山頂を辞して,駐車地点に戻る.そこから先は妙見山方面に向かった.
道筋に金山峠があり,近くの尾根筋に穴があるかもしれないので,探しなが
ら南下した.
耀山の牧場の尾根筋から少し蘇武岳の方に行った道路際の沢の上流に
マウンドがあり,褐鉄鉱に覆われた汚い凝灰岩が少し見られる,旧坑をみつけ
た.坑口はすでに閉塞し傍に少し転がっているにすぎなかった.その一段上に
も同じような閉塞した坑口が見られたが,転石も何もなく小さな尾根を越えたと
ころに炭焼き窯の跡が数基見られただけだった.
金山峠.穴の跡は見られず.
この先は名草神社のまえを通り帰途に就いた.途中,加瀬尾在所の西方林道
で砥石を掘ったような穴があった.ホルンフェルス様の風化した岩石で,チップ
になりやすいため,確認だけして山を下りた.
坑口はこれ一つ.糸井の奥で確認した.鉱石はあまりなく,珪化した凝灰岩質
岩中に鉱染する黄鉄鉱と方鉛鉱に伴う空隙に重晶石を確認した.
ズリのようなものは無く,登山道沿いに僅かにみられる程度でした.
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