先日,穴さがしに行ってきました.
未だ雪は融けていないというのに,わざわざ
豪雪地帯の方へ行ってきました.
山崎から中国道にそって北上し八重谷峠あたり
までくると,昨日降ったと思われる積雪が目につくよう
になってきた.千種川に沿って北上すると真っ白だった.
いくつか目当てのところに探索をかけましたが,
雪深く,地面が見えず多くが敗退しました.
鳥ヶ乢のトンネルや坂の辻峠は雪かきしてあり,
通行できました.峰山高原を通ると生野方面に近い
ので,行ってみると宿泊施設までは雪かきしてありま
したが,連絡用林道は腰より深い積雪でした.
峰山高原にて
そのうち1か所何とか坑口に辿りつけました.
林道のカーブの横に雪中で唯一雪の被っていない部分があり
近寄ってみると掘り下りの坑口と斜坑がありました.
斜坑.
斜面を下っていくと下にマウンド状になっていて,上が湿地のように
なっているのが見え,そちらに行くと大切坑のような穴とズリがあり
ました.
大切坑のような穴.
湿地のようになっている.
ズリの突端に貯鉱のような土盛りを見つけ,転がっている石の
端を欠かすと,やや緻密な石英中に肉眼的で結晶質な黄鉄鉱が
キラキラした石でした.
硫化鉄を採掘していたようなので予想はしていました.ほかに
空隙の多い石英に緑泥石が鉱染し緑色に染まったものがあり,
それの近くに細かい方鉛鉱が黄鉄鉱に混じってキラキラしている
ものもあった.
ズリ・坑口の場所が分かったので,無積雪期に再度行ってみよう
と思う.
帰りに市川の川原で遊んで帰った.流紋岩・安山岩・凝灰岩が多く
花崗岩質岩などに混じってカラミと,鉱山から流れてきたと思われる
閃亜鉛鉱・方鉛鉱・黄銅鉱・錫石などを含む鉱石も見られた.
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