先日豊能町吉川から上杉尾根を経て妙見山に行ってきました.酷暑の中で参詣道以外の谷沿いのコースを取り,なんとか山頂の駐車場までたどり着けました.
谷沿いのコース(実際はコースではなくもう使われていない橋の落ちた林道)に感じのいい滝がありました.落差は目測で5m弱.もう少し水があればよかったのですが.
谷を詰めていくと銅鉱石がちらほらありました.当然これが見つかると穴さがしになりました.
奥へ進むと在所の跡のような石垣が出てきて,それを過ぎると二股に分かれていました.このあたりの山には「尻阪銅山」があって山吹もやっていたという.
四等三角点 「吉川」の東あたりだそうです.
二股を鉱石の転がっている谷の方へ登っていくと林道はヤブの中に消え,その先の谷にズリと坑口が残っていました.
坑口は谷の源頭あたりに位置し,どこかからか尾根に取りつこうと思い探してみましたがいずれもなかりの急斜面で,後で探すことにして,鉱石の観察をした.
緑色岩中の鉱脈鉱床で,石英に富む部分は黄銅鉱からなっていました.灰鉄輝石を主とするスカルン系の鉱石には黄銅鉱のほか方鉛鉱・閃亜鉛鉱・磁硫鉄鉱・磁鉄鉱などが鉱染していました.二次鉱物はほとんどなく珪孔雀石が少しあった程度でした.
昼食をここで済ませ,林道がヤブで消えたあたりを探し,ヤブを迂回すると小尾根に林道が残っていてこれを辿った.
尾根は自然林で,清々しい.点名「吉川」を往復してきた.
標高444m,明るいが展望の無い山頂だった.高崎山という山名を何かの文献で見たがここなのかは不明.
峠からは参詣道目指して北上した.初めは自然林で気持ち良かったが,右手に妙見山が見え隠れし始めたころからヤブに突っ込み,蜘蛛の巣に引っかかるわ,ズボンの下にダニはくっつくわでうざかった.
尾根上のコブを2つほど越えると参詣道と合流した.ここからは以前何度も通った道なのでかなりのハイペースで登って行った.
16時頃到着した.今回は新しい銅旧坑を見つけられたので満足した.
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20150806/18/tankura/85/51/j/t02200211_0497047713387895919.jpg)
林道峠付近の尾根道
新HPは↓から
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本日,22点追加更新.