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高浪山(権現山) 京都府与謝郡与謝野町香河・宮津市小田

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やまのぼり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高浪山.権現山ともいうらしい.京都府宮津市小田普甲峠より.

 

 

高浪山(権現山)

京都府与謝郡与謝野町香河・宮津市小田

―汗ブルハイキング―

 

 

 与謝峠から赤石ヶ嶽―大江山と続く大江山連峰は鳩ヶ峰―鍋塚と続き,レーダーのある大笠山でメインの連峰が終わる.その北はアマキノオと呼ばれる小峰があって大宮峠に至る.大宮峠の北に再び高度が上がる峰があって,この山が高浪山(権現山)と呼ばれるそうだ.(この北は妙見山と続いて天橋立の穴文珠あたりで山並みは消える.)

 

 普甲峠から北の宮津市街に抜けるときに正面左手に見えてくる山が高浪山だ.今日は朝が遅かったので,近くの山に行くことになった.予定していた山は入口から工事中で,サブの山を探してうろうろしていると北上していて,未だ行っていない山を道路地図から探した.西の権現山は兵庫県側から道がでていて,アプローチに時間を要しそうなのでパスした.妙見山は与謝野町側からの林道が工事中とのことで,残ったこの山に行くことにした.

 切通の大宮峠から少し宮津側に下った地点に駐車しました.ここから大宮峠方面に戻り,取り付けそうな場所を探しながら,与謝野側に下っていきました.

 

大宮峠の標識.

 

 与謝野側に下っていくと,一つ目のカーブに「ナメラ」という標識があって,その奥が比較的登り易い斜面を見つけました.そこから取り付きました.

 

ここから入る.

 

 はじめは植林内の登りで徐々に勾配が増してきた.シダヤブに足を突っ込み,滑りそうになったりしながら上を目指した.尾根が見えてくると岩石ガラガラの谷の源頭になって,植林に掴まって這い上がると尾根に出ました.

 

尾根.

 

 右手に少し高いコブが見えたので寄ってみました.

標高428mのコブ.雑木の中で展望はありませんでした.

 

鞍部に戻って,次のコブにかかりました.東の尾根から巻く径と西の尾根から巻く径の2つがあって,東から辿ってみましたが,途中で径は急斜面で消えました.鞍部に戻って西の尾根から巻く径を辿りました.途中消えそうな部分や倒木があって高巻きしないといけない部分もありましたが,西に派生する尾根筋まで何とかいけました.

急坂の径.

 

西の尾根に判りやすい径があって,これを辿ると標高472mのコブに着きました.

標高472mのコブ.急坂を上ってきた先にあったが展望はありませんでした.

 

 ここからは快適な尾根道となりました.先人のテープが山頂の方へいくつもあって助かりました.一旦鞍部に下り,その先少し登ると標高473mコブに着きました.

 

標高473mコブ.北の鞍部より.

 

 標高473mのコブを越えると,山頂手前のピークへの登りとなりました.地形図では小峰があるのは等高線で確認できませんでしたが,西の尾根との分岐になっている峰で,ここが山頂かと間違う感もありました.

 

山頂手前の506m小峰への登り.

 

ここから峰まではやや急勾配で西に派生する尾根の方面から巻きました.

 

西の尾根との道と合流.

 

 この峰が山頂かと思ったらもう一つ先に高いところがあって,そちらに向かいました.

 

鞍部から山頂のコブ.

 

 わずかな登りで三角点のある山頂に着きました.

 

高浪山

標高は514.6m.北面に少し展望があって,普甲峠方面が見えました.東西に細長い山頂で,日陰はありましたが,展望はほぼありませんでした.山頂の中央に三角点があって,ほとんど登る人がいないのか,山名プレートの残骸が少しあった程度で,はっきりとした山名プレートはありませんでした.

 

山頂の傍らにある三角点.等級を読むと2等三角点でした.点名は石川村.与謝野町側の地名でした.

 

 時折涼しい風が吹き込むが暑い山頂で,少し休憩してから下山に係りました.大宮峠に隣接する標高472mコブの北斜面が急勾配で下りには危なっかしいので,適当に下れそうな谷を探したところ,標高506m小峰と473mコブとの間にある西に下っていく谷が比較的緩いことが分かった.

 鞍部から杣道が登ってきていて,これを取って下ることにしました.

 

 植林の中の暗い谷筋で,植林内にいるときは足元に下草が無く下り易かったが,植林の切れ間は下草が繁茂してヤブのようになっていました.谷は源頭付近に水はほぼなく,二股になったところから湧き水のような形で水が流れていました.その先の二股で北の尾根からの谷と合流し,その下の方に林道の終点が見えていました.林道終点に下る手前に下草で足元が見えない沢を2つ渡るところがあって,滑らないかひやひやする場面がありました.

 林道に降り立つとホッとしました. 

林道終点から源頭方面を見る.

 

 ここから林道歩きになりました.林道というより作業道と云ったほうがいい感じの狭い道で,そんなに荒れていないので,すんなり下れました.

 

林道はこの先で三叉路になって,右の作業道は北から合流する谷の方へ延びていました.

 

 北から合流する谷の出合の横を通り過ぎたところ,合流地点が酸化鉄か何かで赤茶けた色になった,ナメ滝がありました.

赤茶けたナメ滝.水がほぼないのでどれくらいの規模の滝なのかははっきりしませんでした.上の方は分岐瀑のようになっていて,その東側に少しだけ作業道が見えていました.水量のある時に再訪して調べてみようと思う.

 

 この先は下の方に大宮峠に至る府道がもう見えていました.

 

府道が見える.

林道(作業道)の入口は石垣になっていて,どこから車両を入れたのかと思う.

府道の入口.ピークハントだけなら,この谷から入った方が無難.

 

 ここから府道をだらだら登って,駐車地点に戻りました.以上で今回の山行は終了としました.

 

 

 以下は今回の山行のルートマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.

<コースタイム>

大宮峠――ナメラ入口――鞍部――標高472mコブ――標高473mコブ

     3分       11分   14分         4分

――標高506m小峰――高浪山山頂

2分           5分

(復路)

高浪山山頂――506m小峰と標高473mコブ間の鞍部――林道入口

        8分                                                 19分     

 

――大宮峠.

10分

 

登り 39分

下り 37分

総歩行時間(休憩時間等含む) 1時間16分.

 

 

 

 

 


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