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紅山 兵庫県小野市来住町・加古川市平荘町磐 ―岩倉口から紅山・惣山・アンテナ山・総山周回1ー

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やまのぼり

 

 

 

 

 

 

 

 

紅山.兵庫県加古川市平荘町.飯盛山と相ノ山間の尾根より.

 

 

紅    山

兵庫県小野市来住町・加古川市平荘町磐

―岩倉口から紅山・惣山・アンテナ山・総山周回1―

 

 

  今月の初めに行った,平荘湖の飯盛山と相ノ山間の尾根から,北方に見るとよく禿げた岩山があって,写真だけ撮っていました.帰ってから山名を調べると「紅山」で,東西に連なる丘陵を「小野アルプス」と称しハイキングコースがあるらしい,というのがWEB上で分かったことでした.

 ちょこっと散歩がてら展望の良い低い山歩きが楽しめるのは,前出の平荘湖周辺の山で味を占めた.先行者の山行記を参考にしながら,岩倉口から紅山・惣山・アンテナ山・総山を巡って,周回してこようと計画を立てた.

 先週の矢良巣岳は好天に恵まれて遠く白山連峰が望めた.今回は前日に結構しっかりと雨が降って,背後に控えている高気圧が中国東北部から降りてくるようなので,北の方は黄砂でガスっているだろう,南の方はマシだろうと予想して,北の方へは行かず,小野アルプスに行くことにしました.

 

 三田から大川瀬方面へ取り,吉川天神を経て加古川方面に抜けました.加古川の東岸は一面の桜並木で,行楽客で橋の手前からやや渋滞になっていた.

 来住町まできてほっとして,アザメ峠の方の道に間違って入ってしまった.迂回してもとの道に戻り,岩倉峠方面の道標から谷に入りました.奥にすでに4台ほど先行者の車があって,ここの横に駐車した.

 

紅山.駐車地点の西側上方にある池の畔から望む.

 

現地案内板.

 

 

駐車地点.道標の奥の建屋がトイレ,建屋に隠れて向こう側に駐車できる空き地があった.

 

入口からはしばらく林道のような細くしっかりした道で,前日のしっかりした雨で増水した水流が林道の方にまであふれ出して,湿地のようになっていました.それらを越えると,奥に「開けたら閉める」の防獣扉があって,開けて閉めました.

 

扉の先がこの分岐で,道標通り北の尾根を辿って紅山方面に取りました.

 

 紅山登山道に入ってすぐに沢があるようで,かなり広範囲に湿地のようになっていました.こうなっているのは予想できず,スニーカーを履いていたので,水没を恐れて,歩けそうなところを探して,何とかコースに出れました.そこからは道なりでした.

 

しばらくこんな道が続きました.

 

分岐.紅山方面へ.

 

 分岐の先でやや登り調子となって本格的な登りになりました.はじめの方はそんなに急斜面ではなく,しばらく進むと平坦な岩場に出ました.

平坦な岩場.雨上がりなので,足元が結構ズルズルでした.変なところで滑らないように注意して進みました.

 

岩場の先から急斜面の階段になりました.山自体の標高が低いので距離は短いですが,運動不足の筆者には多少辛い.

 

このあたりは多少緩い登りで,その先から距離は短いが急になりました.

 

こういう岩場が出てくると楽しくなってくる.足元だけ注意して,さっと登る.

 

岩場の上に展望の良いところが.つつじがキレイだった.

 

小さな岩場が続く.

 

ここまで来ると,登りは緩くなり,気持ちのいい尾根になりました.

 

山頂は近いよう.

 

ここの上が山頂でした.

 

紅山.標高184m.南側の展望が開けました.南面の崖のようなところの足元に山陽道が東西の細長く通っていました.

 

高御位山方面.中央右奥の尖った山が高御位山.右の高い山は城山.左奥の山は今月初めに行った飯盛山.

 

加古川方面.左の丸っこい山はこれから登る惣山.紅山からの下りは画像中央の下の方の岩場に先行者達の作った道が急斜面についていて,「これを下るのか」と思った.

 

 紅山からの下りは岩場の急斜面を取った.高度感がかなりあって,尻を搗きながら慎重に下りました.岩場の上の方は足を掛けるところが随所にあって,助かったが,下の方の見た目凹凸が無いように見える岩場は,もっと慎重に下りました.岩場からの画像が無いのは,カメラを出して写真を撮っている余裕が無かったためで,気を抜かず一気に下りました.おかげで,ズボンの尻が破けました.同行者とすれ違い,少し話して紅山の名前の由来などを伺いました.

 紅山は岩場の表面に生えている地衣類がこういう色になっていて,紅色に見えたとか.最近は少なくなっているとか.いわれてみて,岩場の表面を改めてみると,地衣類で,なんとなくガサガサしたような感じでした.

岩場の下から見た紅山.地衣類の多いところはオレンジ色になっていました.

 

 この尾根を作る岩も気になって,尾根の端とか転石が無いか見て回っていました.変な凹凸のある岩場で,丸く抜けたような穴がいくつも見られました.転石を観察したところ,溶結凝灰岩で淡紅色や白色の長石が斑晶が多く含まれているものがいくつか観察できました.中には珪化したものがあって,脱色し真っ白でボソボソ感があり,舌に吸い付く沸石岩のようなものも少しありました.

 

 岩場の尾根の先は灌木の中の明るい尾根で,ツツジが咲いていて気持ちのいい尾根になりました.

ツツジがキレイな尾根.

 

テラス状の岩場に出て,足元に山陽道が通っているのが見えていました.

 

 道なりに下っていくと,峠にでて分岐になりました.

分岐.次は惣山に向かう.

 

岩倉峠から北の岩倉口方面に少し戻り気味に下っていきました.

途中に紅山の東面が見えるところがあって,「こんな急斜面を下ってきたんだな~」で写真を撮りました.

 

 ここの少し先で次の惣山(小野富士)への分岐となりました.

 

 惣山に続く.

 

 

以下は今回のマップです.周回コースを取ったので,全域掲載しています.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため,縮尺は無視しています.参考程度に.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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