滝めぐり
瀧不動の滝
奈良県奈良市誓多林町
大和高原の西の方をぶらぶらしてきました.本来は二上山方面に行こうと思っていたのですが,県道の信号の多さと待ち時間の長さで疲れてしまい,大和高原方面に変更しました.西名阪道の天理ICから高速沿いの県道51号線から都祁山道を登っていきました.岩屋町の在所までは普通の道でしたが,その先から林道のような幅員狭小な道になって,川を渡って南岸沿いに進むようになるとコンクリ叩きの道になって給水設備のあるところくらいまで,気の抜けないドライブになりました.(このみち,軽自動車でもしんどい道なので,幅の広い車は入らない方が無難)
西名阪道と肩を並べるくらいの高さになって,ようやく険路も落ち着いてきた先が桜峠で,下り始めるとすぐに稲穂を刈り取ったばかりの田んぼのところで視野が明るくなりました.西名阪道の高架のしたを潜りようやく険路から解放されました.
脇に停めて,手持ちの地図で何かあるか探したところ,瀧不動の滝を書き込んでいました.狭い険路はさっきのでなれたので,あとはどこへでも行けそうな気がしました.
柳生方面へ進み,小さな峠を越えて,県道田原の交差点から町道を北上しました.川沿いの道になって,民家が途切れたところから再び林道のような険路になって,茶畑の脇を通り,川沿いを下っていきました.
表面は舗装されているものの轍の真ん中に土砂が溜まり,そこに一面に苔が生えて,林道のような雰囲気になっていました.1本林道の出合を見送って,暗い尾根の先を回り込んだ先の交差点で左(上誓多林方面)に折れました.
同じような路面が続き,右から流入してくる小さな林道の奥が滝のありそうな雰囲気でしたので,林道入口に停めて,滝があるか確認したところ,目的の滝がありました.カメラを取りに戻って再び径に入っていきました.
林道.わずかに数十メートルで終点でテントが張ってありました.径は写真正面の植林の中に続いていました.
入口.道標も何も無い上に径は入口で消えてかけていました.
植林内に入ると,径が出てきて奥へ続いています.
多少荒れたところを過ぎると小広い空間に出て,正面に滝が,左手(西側)にお不動さんがありました.
瀧不動尊.
瀧不動の滝.この滝だけで3mくらいで,その上にもう一段あって,2段で4mくらいの滝でした.滝壺が真砂土で白っぽく,庭園のような雰囲気でした.
これが,上の滝で,ナメ滝状になっていました.
滝に向かって右側にある階段の上から撮影.趣のある写真になりました.
この後,北上して岩船寺の方に抜けました.
以下は,瀧不動の滝付近の図です.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.
滝の周辺の道は軽自動車がやっと入るような幅員狭小の道で,これより幅のある車は入らないほうが無難.駐車スペースは林道の入口に2台くらいでした.