たきめぐり
秋葉山南西の無名瀑
京都府福知山市三和町大原
前回の続きです.戸平峠を越えて,三和町内に入りました.三和町の観光マップに三和町大原に「妙見の滝」というのが,イラストマップの右上の方に掲載があって,これを探しに行きました.場所が大まかにしか掲載が無く,大原の駐車場から下流に向けて,川の南岸の谷を一つずつ潰していくことにしました.
国道173号の西にかかる橋の西詰めに河岸段丘の下の方へ下る道があって,これを取りました.川に小さな橋があって,道なりに進むと別荘地のようなところがあって,この奥を詰めてみました.杣道程度の踏跡が南の尾根の方に伸びていて,奥で二俣に分かれていました.対岸にズリのような地形があって,這い上がってみましたが,鉱山らしき遺構はありませんでした.二又の先で支尾根の突端にチャートの大岩があって,そのそばに二酸化マンガンに覆われたチャートの転石が散らばっているところがありました.となりは前述のチャートの大岩で突いたような跡は無く,もしかしたら二酸化マンガンの露頭かも知れません.
谷は二俣の先で杣道がなくなり,斜面を登るようになり,滝もなさそうなので,西隣の谷に向かいました.別荘のあったところから西に続いている尾根にとりつく旧道のような径があり,これを取ると西の谷の入口の手前まで続いていました.
谷は入り口から渓流瀑の続く曲がった谷で,少し登ると二俣があり,その上の台地に上ると径が出てきました.その先に3mくらいの滝があって,その上も台地になっていました.台地の上を確認したところ,その上にも数段段差のある台地があって,木炭の破片が散らばっていました.炭焼き窯跡のようでした.
無名瀑.落差は3mくらいか.水量があればそれなりの滝に見えるだろう.
上の方.
下の方.
この日はこの2つの谷で時間切れとなりました.