Quantcast
Channel: 天然鉱石専門店 ミネラルショップ たんくらのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1632

依遅ヶ尾山 京都府京丹後市丹後町一段および此代 ―その1―

$
0
0

やまのぼり

 

 

依遅ヶ尾山.碇高原の笠山山頂より.

 

 

 

 

依遅ヶ尾山

京都府京丹後市丹後町一段および此代

―その1―

 

 

 

  丹後半島最北の依遅ヶ尾山に登ってきました.間人方面から望むとなだらかな尾根の端にちょこんと飛び出た山容が特徴的な山で,いつか登ろうかと思っていました.昨年の今頃に行った,碇高原の笠山から望むと西の方に斜面が急で尖がった山が,聳えていました.帰ってから地形図で確認すると,これが依遅ヶ尾山で,あまりにも急勾配の山なので,それ以降二の足を踏んでいました.

  きのう地形図を眺めていたところ,周りにあるほかの山とコンターのつまり具合があまりにも異なっていて,ここだけ異なる岩質なのかもしれないと思い,雨あがりを狙って,今回はこの山に登ることにしました.(写真が多くなって2回に分けました)

 

  登山口.5台くらいは駐車可能な広さがあった.

 

 

  初めの方は林道歩きでした.

 

 

  3回折り返した先で終点になって,ここから山道になりました.

 

 

 

 

  山道に入って尾根を巻くように登ってきました.

 

  尾根を巻いて上に上がるとこの標識あった.下山の時に気づきましたが,この標識の下に「山頂まであと1500m」の標識があって,登っているときに観なくてよかった.尾根の横は石切場があったようで,東の方は平坦になっていました.

 

 

  山道は東の方へトラバース気味についていて,岩屑だらけのところを登っていきました.

 

 

  ここで左(西方面)の方へ道は伸びていました.この付近に石切り屑のような石材がちらほらあって,安山岩質岩が観察できました.

 

 

  カーブを折れて正面に見える大木.木の幹だけでは種名はわかりませんでした.

 

 

  大木のところから道なりに登っていくと涸沢に出合ました.水はありません.

 

  涸れ沢の先に倒木があって,切って処理してありましたが,足元が緩いため,注意して通過しました.この先くらいから,い~い感じの山道になりました.

 

 

  こんな感じの道がしばらく次のカーブまで続きました.

 

 

  カーブを折れて再び東の方へ進むと,「山頂まであと700m」の道標が出ました.い~い感じの道はまだ続きます.

 

  道標の先のカーブから山頂の一端が見えました.

 

  ここもカーブですが,ほぼ一面に小さなスミレが咲いていて,カメラに収めました.

 

  「スミレのカーブ」の先を登っていくと注連縄があって,「山頂まであと500m」の道標がでました.登りの急勾配はこのあたりまでで,あとはい~い感じの尾根道になりました.

 

 

 

 

 

 

  傾斜はさらに緩くなって,九十九折れの道の横にあった,涸れ沢の源頭まできました.こんな感じの山道を登っていきました.

 

 

  山頂直下の斜面.雨あがりはズルズル滑るようで,今回の下山中に滑って尻もちを搗きました.雨上がりの下山中は要注意です.

 

 

  正面がやや明るくなると大岩が見えてきました.近づいて観察したところ,ここも岩質は安山岩質でした.

 

 

  樹々が無くなって大岩を回り込んで巻いた先が山頂でした.

 

 

  山頂の一角.向かって左手に役行者堂がありました.三角点は中央やや右の奥にあってそちらへ行きました.行者堂の横は変な凹みがあって,何の跡だろうと思って通過しました.戦争中の砲台の跡かもしれません.

 

 

  依遅ヶ尾山山頂.標高540.2m.三角点は2等で文字は旧字体で彫られ,キレイな頭をしていました.東方が伐採されていて,経ヶ岬がよく見えていました.展望写真を撮って,しばし休憩してから山を下りました.前述のとおり山頂のすぐ下の斜面で尻もちを搗きました.雨上がりだったためずるずる滑り,ここより危なそうな涸れ沢の付近や石切場の上の方など,かなり注意して下りました.

 

 

―その2― に続く.

 

 マップや展望写真,今回の山行で出会ったものなどは―その2―に掲載します.

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1632

Trending Articles