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千谷山

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 本当は昨日行けばよかったのですが,休みの日を利用しているため強行して月曜に行ってきました.

 天気予報とにらめっこしながら北上し,取りつき地点で雨が降っていたらあきらめて帰ることにしていた.雨具は一応もってはいたが,蒸し暑い雨の中合羽着て山中のうろつくのは基本的に嫌いだった.小康状態のなか千谷口に着いた.かろうじて雨は降っていなかったが,それ以上に湿度が高く蒸し暑い.

 千谷山へは林道をぶらぶら歩いて登った.尾根近くまで延びていてカット面に新しい面が出ていて,小断層や小規模な熱水変質帯などが見られて変化に富んでいた.

 千谷山へは西尾根から取りついた.だらだらした登りでコブを一つ越えると次のコブが山頂だった.



千谷山(644.7).




点名 上弓削村. 傷の無いきれいな頭をしていた.


 展望は無く,三角点のまわりだけ明るくなっていた.帰りは井戸峠に下ろうと思って東の尾根へ進んだ.進行方向の空が非常に怪しくなっていて,遠くから雷鳴も聞こえてきたので,元来た道を戻る.合羽を持っていても雨にやられるのは気分悪い.

 

 帰りの谷筋で2個炭マンを拾った.一つはヤコブス鉱とハウスマン鉱の層状鉱石.もう一つはカリオピライトがバウムクーヘンのように層状になったもので間に菱マンガン鉱が挟まれていて,やや層の一部が太くなったところにテフロ橄欖石に囲まれたハウスマン鉱のレンズを含んでいた.


林道を北に進んで,千谷口に戻った.迎えの車を呼んで,旧国道を通って帰った.上中あたりで合流できた.



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峰床

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 今週の初めに峰床に行ってきました.府下の山は1000mを超える山は無く.この峰床以外に高い山は南に位置する「皆子山」しかない.

 朝夕の涼しくなった今を契機と思い行ってきました.



峰床.知世路谷方面に至る林道から.標高は970mだが最新の地形図では

969.9mになっている.10cm縮んだ?


 周山から大堰川の源流域まで約1時間を要した.(12:00発)峰定寺の門前で下してもらい,俵坂峠に向かう.小ナメラの分岐を右に見て,俵坂に取りついた.取りつき地点が不明瞭な部分があり,一つ南の谷に迷い込んだ.枝谷の上部にやや大きな直瀑が見え,どこかから巻こうと考えたが,結局元来た道を戻った.

 ようやく取りつき地点(道標は無し)から登っていく.急な斜面に無理やりつけたような径でわずかな登りで高度を稼いでいく.

 途中,足元が少しチクチクするような気がしてみたら,案の定ヤマビルが4匹ほど靴下に潜り込んでいた.ぶら下がる直前だったので引っ剥がして,石の間ですりつぶしたが,雨の直後だったことを忘れていた.道は尾根の北側の沢に回り込み,頭上が明るくなってくると林道に出た.林道のすぐ上に峠の道標が見え少し休憩してから峠に着いた.



俵坂峠.峠という名前のだったが,向こう側には踏み跡はなかった.右へ行くと知世路谷方面へ,左に行くと峰床.


俵坂峠から北上して峰床を目指す.木陰でやや暗い踏み跡をたどると一つ目のピークに無線?かなんかの施設が,先の鞍部を過ぎると林道に出た.

 場所確認のため地形図を広げたが,古い図版だったので当然記載はなかった.

 林道のカット面から取りつきがありここから取りつく.雑木が刈り払われて展望が利く斜面からこの日初めて展望が広がった.細かいトンボがたくさん舞っていた.



カメラを構えると逃げてしまうので,苦労して撮ったが,ピントがボケてしまった.


 少し登り谷の源頭のようなところを過ぎてしばらくで,周辺が刈り払われた(造成か?)山頂に着いた.展望は南と西方面のみ.



峰床(970m)山頂.午後2時着.




三角点.きれいな頭をしていた.



 標高は京都で2番目に高いが,炎天下の中で風もあまり通らず単純に暑いので,適当に休んで,知世路谷を目指した.再び俵坂に戻って,ここから南進する.

 登山道と林道が交差する地点には何かしら案内板や道標があるのでほとんど迷わない.アシビ谷の支流のアラ谷の源頭付近で尾根が二手に分かれ,踏み跡通りに南東にとると林道に出た.

 以前までは林道歩きを毛嫌いしていたが,最近は歩きやすさと利便性がある林道をよく利用している.ナメラの尾根も尾根と並行して林道が通っていて,どちらをとるか迷ったが,結局林道を歩くことにした.

 林道のほうが展望が良く歩きやすいが,日陰がなく暑い.ただ新しい林道のカット面には新鮮な露頭が出ているので何かあるかも知れない期待感はあった.

 正面に知世路谷独標の丸っこい頭が見え,背後に峰床が控えている.小ナメラのほうから登ってきている林道との分岐を左にとり,再び登り返す.

 独標の西の肩の林道の脇で脈性の石英脈からやや形のいい晶洞型の水晶を拾った.

 

林道で拾った水晶.母岩の大きさ約80mm×60mm×40mm.


 尾根の西の肩に登った林道はこの先で知世路谷に下っている.この道を帰りに使う.ひとまず知世路谷の独標に向かった.分岐から600mとのことだったが,もっと近いように感じた気持ちのいい尾根だった.



知世路谷独標(871m).山名プレートがいくつか見られる.その手前に傾いたベンチ一機と道標があった.展望は無し.(15時50分着)


 あとは惰性に沿って適当に下っていくだけ.夏至のころからは着実に日が短くなっているようで,林道に戻ると陽の傾きが増していた.

 明るいうちに下りたいので少しペースを上げた.林道が西に派生する尾根を南に巻いたあたりでショートカットを狙える分岐があり,これを取った.やや急な尾根に直接着いたような道で,途中に設けてある中途半端な高さの階段が足に来る.水の音が大きくなってきて北の支流の方面に尾根を巻くと,つづら折れの道になりやがて,知世路谷に降り立った.

 

 16時50分.八桝橋に着いた.この日の迎えはほぼピタリで,八桝橋に着いて5分も待たないうちに合流できた.




今回のルート図です.例によって今回も縮尺は適当です.地形図とにらめっこしながらペイントを使用しフリーハンドで作成しました.





 

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小和田山から歌垣山1

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台風一過でしばらく天候が悪そうなので,たまたま晴れていたこの日を選んで,北摂で未踏の山を選んで行った.今回も石関係なし.

 小和田山へは,京都側から18年ほど前に一度ピストンしたきりで大阪側から行っていなかった.東の尾根上にあるコブの釈迦ヶ嶽を結び,これだけでは登りたらないかもしれないため,歌垣山も含めて行ってきた.

 倉垣からキャンプ場の方へ行くと八幡さんの鳥居があり,その先の三叉路におろしてもらった.三角点の西の谷から詰めてみた.



林道三叉路.


 地形図の破線部にそって林道が登って行っていて,しばらくで分岐になり,破線部の方の林道をとった.林道はすぐ終点で,その先は細い作業道が500mほど続いて消えていた.

 

 八幡さん付近は丹波帯の中世層で尾根付近には小和田鉱山(Mn)があって珪酸分の多いばら輝石などが見られた.

 八幡さんの先から林道三叉路まで来ると,小規模に貫入している花崗岩類が露出していて,尾根の上方くらいまで上がると広野のペグマタイトのような豆ガマを伴っているものも見られた.

 林道終点くらいになると,流紋岩や凝灰岩が多くなっていて,それは山頂付近まで見られた.

 

 作業道も林道終点からしばらくで,消えた.ここから地形図を見ながら尾根を目指した.やや急な斜面で,地形図に崩土のマークの入っているところまで来たが,それらしいものは無く角礫凝灰岩(有馬層群)の巨大なものがいくつかあっただけで,それを越えると登りは緩くなった.

 源頭部は平坦な地形で,先行者のテープも無く,三角点の方角だけ確認してヤブに突っ込んだ.尾根は強ヤブ.イノシシのヌタ場までは何とか行けたが,その先はイバラの群生などの障害物があって思うように先に進めない.地籍の境界と思われるテープの境が若干マシなのでそれを伝ってみたが,途中でそれも消え,途方に暮れる.ダメ元で東の谷に下り,再び詰めると大したヤブもなく稜線に出た.

 稜線に出てから東へわずかで小和田山山頂に着いた.



小和田山(標高611.7m)


 三角点周辺は刈り払われていたが展望は無く,木陰なのに蒸し暑い.以前京都側から来たときは木陰から半国山の稜線が見えていたが,今はほとんど何も見えない.

 山頂から東の尾根を辿る.ハイキング道になっているような文献があったが,確かに踏み跡はしっかりしているが,ヤブになっている上に倒木が多く非常に歩きにくい.更に蜘蛛の巣が張り放題で,京都府側の植林に逃げ込んだ.

 林道に出る手前はもっとひどくて,笹ヤブが腰の付近まで来ていてもはや踏み跡も見えなかった.

 尾根を外さないように京都府側の植林の中を辿った.笹ヤブがようやく終わりほっとして踏み跡を辿ると林道が見え再び距離は短いが笹ヤブに突っ込む.

 林道に出るとほっとした.

 

 尾根から見えていた鉄塔の横から釈迦ヶ岳をピストンした.展望も何もない山頂だった.



釈迦ヶ岳山頂.(標高512m)


 林道を下って次は歌垣山を目指す.


小和田山から歌垣山2へ続く.



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小和田山から歌垣山2

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 ガンガン照りの中,倉垣の登山口に向かう.前日の雨で登山道が崩壊しているだろうと予想していた.

 

和田付近からの歌垣山.


国道477号にでて,農協の横の自販機で水を仕入れ,バス停の横の登山口の石碑の横から細い農道に入った.




登山口.左に道をとる.


 最後の民家を右に見て,やや暗い小渓沿いの林道を登っていく.登山道の崩壊による復旧工事が行われていて,どうも通れそうにないので,昔の峠道(倉垣から杉原に至る峠道)を辿ることにした.深く溝状に掘れた道は分かりやすいが,滑りやすい.倒木だらけで蜘蛛の巣張り放題の古道だったが,支尾根にのると緩い登りになり,主稜線の手前でヤブに突入.わずかのヤブで堀越峠から北上している道と合流した.

 ここから山頂までは尾根上のコブを2つ越すだけだった.展望台のある三角点の山頂に着いた.




展望台から三角点を見る.




歌垣山三角点.(553.5m)


 山頂は北東面のみの展望で,展望台に上ると愛宕連峰から奥に比叡山とその北の山並みが遠くに望めた.




奥にチョコンと出ているのが比叡山.


次に歌碑のある北の峰に向かう.山頂から少し北に進むと簡易トイレがあり,ここまで車で登ってこられるようだ.鞍部に工事中になっていた登山道が登ってきていて,鞍部の先のコブが野活施設になっていてこれの中に歌碑があった.



北の峰にある歌碑.ここで人が集まったのか.十分な広さがあるが,どうも城跡っぽい.


 陽が傾いてきて,堀越峠を目指す.先程の古道の分岐まで戻ってここから更に南下した.

 分岐の先から峠に急降下していて,一応階段っぽいのはあるが,大水の所為で地肌が現れていてよく滑る.足元に注意して下っていくと,下の方からゼイゼイ言わしながら登ってくる車の音がしている.

 峠まではわずか20分程度で着いた.



堀越峠の登山口.立派な道標があり標高まで記載されているが,距離や所要時間ではなく山の標高なのであまり意味がない.登山口付近の標高ならわかるが.



堀越峠から迎えの車に出会うまで,ひたすら別院の方に向いて歩く.杉原の在所で拾ってもらえた.




今回も前と同様ルートマップをペイントで作成しました.フリーハンドなので縮尺は無視しています.参考まで.






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由良川水系方面へ

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 今週の初めに周山街道沿いのマンガン鉱床と若狭街道沿いのマンガン鉱床を探索してきました.

 間もなく松茸山などで入山禁止になるのを前に行っておきたかった.周山街道沿いのマンガン鉱床は国道から少し入ったところにあった.谷の出合に鉱石溜まりがあり,ここでしばらく観察して坑口を目指す.

 坑口に至る林道はヤブになっていて背丈を超すヤブの辺りで断念し,出合のところを少し探して次に行った.



周山街道沿いの旧坑の緑マンガン鉱.なぜか水の浸かっている石に多い.この色がいつまでもつかは不明.以前にアップした「おばけ緑マン」はお化けのように1か月ほどで消えてしまった(真っ黒けに変色).緑マンの盤際に見られる褐色部はパイロクロアイトで,これとピンク色のパイロクスマンガン石の間には灰緑色の重晶石を伴っている.




角礫状の菱マンガン鉱とカリオピライトを含む鉱石の菱マンガン鉱のレンズに含まれていた自然銅.割った時に鮮やかな赤色がでたので辰砂を疑ったが,あとで自然銅とわかった.


 平屋の在所から保亭山の平坦な尾根を回り込んだところにもマンガン鉱床があった.このあたりは丹波鉱山をいうやや規模の大きな鉱山があったが,今回はここではなかった.

 旧峠に至る林道から別れ,かつて珪石山のあった方面にとる.入り口から徒歩で向かい,橋のところを上がると鉱山だった.品位はあまりよろしく無いようで,層状の泥質岩中に小さい炭マンレンズで含まれていた.

 幅の狭い林道はこの間の大水で大きく崩れ沢と一体化していた.林道のバラスに鉱石が使われていたみたいで,表面に残っていた.鉱石を少し拾い,車を林道入り口で待たせてあったので,場所を確認して戻った.

 帰りは園部まわりとなった.




旧道別れの林道奥の旧坑の緑マンガン鉱.今回は緑マンガン鉱に縁がある.毎度炭マン鉱床に行くと高品位鉱石を狙っているので,出くわす率が高い.サンプル程度の採取でほかはだいたい現場に放ってくる.色が悪くなっているので採取対象にならない.周りの褐色部は前述のとおりパイロクロアイトでこれを伴っていると黒色化しやすい.ほかに灰白色の菱マンガン鉱を,母岩のチャートの一部に低結晶度の炭素物質を伴っている.



上記旧坑の炭マン.さくら色の部分はアレガニー石が混じっている部分.脈状にあずき色になっている部分はヤコブス鉱で,境界にリッベ石が来そうだが肉眼ではよくわからない.この石の裏に散点して灰緑色の重晶石を伴っている.





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前回の石

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 前回行った旧坑で採取したものを以前に採取したものと一緒に,酸処理をしてみた.前回の二か所目の旧坑で採取したものの一つで,みためバラキがきれいなので持ち帰ったものにTinzenite チンゼン斧石がついていた.



Tinzenite チンゼン斧石.CaMn2Al2B[OH/O/(Si2O7)2] 三斜. 無色に近い淡いピンク色の菱マンガン鉱を貫く石英脈中に淡い黄褐色の粒をなしていた.鮮やかなピンク色はパイロクスマンガン石.旧坑の近くにある玉岩鉱山や地堂鉱山と同様の産状をしている.石英脈中の黒い点は濃赤色の閃亜鉛鉱だった.

 母岩の菱マンガン鉱の周囲には帯紫赤褐色のアレガニー石とテフロ橄欖石を伴っている.黒い筋には磁石が吸い付くヤコブス鉱を含んでいる.



 また6年ほど前に地堂鉱山で採集したバラキのうち,見た目塊状のものでラベルに「結晶」と書いているものがあった.これを塩酸で処理してみた.



 Pyroxmangite パイロクスマンガン石 (Mn,Fe)7[Si7O21] 三斜.脈をなしているのがパイロクスマンガン石で空隙は冷塩酸で反応したので,方解石だった.

 同鉱山でこの手の石は少ない.周りの淡い桃色は菱マンガン鉱からなる.


 どちらの写真も双眼顕微鏡を使用して撮影した.(なお上記標本は販売商品ではありません)




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ガマ底の砂を選る

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 来月の京都ショーに向けての商品つくりをぼちぼちはじめています.前回の塩酸処理の分もこれの先駆けだったのだが,今日はペグマタイト晶洞の底に溜まった砂を双眼顕微鏡で選り分けていた.


 1970年~80年代にかけて恵那山西方一体で稼業されていた石切り場の晶洞から出たもので,多くの石切り場は現在は廃止されて久しい.

 ベルトラン石を産した晶洞の砂で,細かいホタル石や煙水晶がかなりたくさん含まれている.この砂からベルトラン石だけを選った.


 石英や長石・雲母・緑泥石が一番多いが,次に多いのがホタル石.きれいに八面体に結晶しているものもあれば塊状で表面に玉滴石が覆っているもの,

雲母の隙間に入り込んで,紫色に着色されたものなど様々.


 玉滴石は,長石や雲母の表面に薄くへばりついていて,短波紫外線で黄緑色に蛍光する.

 



×20で撮影.中央の紫色はホタル石.

 

 ほかに結晶鉱物は分かりやすいものに菱沸石があった.ここのものは赤く色づいていて比較的わかりやすい.近くに緑泥石がいることが多く,ほかの束沸石なども良く見られるが,この晶洞の砂にはほとんど含まれていなかった.



量は少ないが,赤褐色の結晶で分かりやすい菱沸石.出るところには大量に出る鉱物.(×20)


 ピンセットで選り分けていると薄い板状のものがよく見つかる.雲母と長板状になった曹長石と似た感じのベルトラン石.雲母や長石に似ているが,明らかに光沢が違う.なんと説明したらいいかわからないが,見慣れるとたくさん見つかった.



(×40) こいつがベルトラン石.ベリリウムと珪酸と水からなる.薄い板状になっていて似た雲母や曹長石よりはるかに光沢があり脆い.


 いろいろ探していると不明な鉱物も多少は出てきた.それが下記の鉱物だ.



(×60) 薄い板状のベルトラン石の上に球状の木村石のようなものが乗っかっている.黄色いのは白雲母で粉末状をなしている.


 ほかに小さすぎて写真にとれなかったが,カムポーグ石様鉱物やカイノス石様鉱物などが見つかった.

 3時間ほど顕微鏡をのぞいていて見つかったものは今回はこれくらいだった.

 ほかのガマの砂もあるがそれはまたの機会にしたい.


お知らせ 


 明日 9月15日 敬老の日はいつも通り 営業しています.


 



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週末のお知らせ

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 今週末の金曜・土曜・日曜・月曜日は京都市勧業会館にて催される

京都ショーに出展しますので店は休業となります.

 




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京都ショーにて

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 今年も昨年と同じような場所で,出していました.

 台風直撃かと少し不安でしたが,たいしたことはなく

 最終日に少し強風が出てきた程度でした.

 

 初日は開場すぐにはお客が来ず昼ごろからぼつぼつ

 集まりだして,通年通りの売り上げを確保できました.

 仕入は昨年より多くできました.


 さて,個人標本の方は鉱石標本に絞って,財布と相談しながら

 いくつか購入することができました.


 (例によって以下にあげる標本は非売品です.)


 


手稲鉱山のルソン銅鉱.いままで見合う標本がなくことごとく見逃してきた標本で,此度やっと入手できた.つい最近になって標本の整理で手稲鉱山の手稲石を手放して空いている部分に入れる石を探していた.やや緻密な石英脈中のもので,裏側にも錆びて黒くなったルソン銅鉱がついていた.(O社にて購入)




大森鉱山の黄銅鉱.世界遺産になってしばらく経つが稼業当時の鉱石を入手することができた.後日の飲み会で昭和30年以前のものとの話が出た.

 写真の赤丸のしるしは,空隙に赤鉄鉱の結晶が入っている.他にこまかい黄鉄鉱や黒光りしている閃亜鉛鉱を少量伴っていて,見た目賑やかな鉱石だった.このほかもう1点赤鉄鉱―黄鉄鉱―粘土鉱物鉱石も入手できた.(2点ともにN社にて購入)



徳島県相生鉱山の輝安鉱.四国では愛媛の市之川鉱山が余りに有名過ぎてほかの鉱山のものとなるとほとんど出回っていない.徳島県にはいくつか輝安鉱を産している鉱床はあるが,今回初めて見た.ほとんど衝動買い.

 若干の緻密な石英を噛んでいるがほとんどの部分が輝安鉱.酸化錆もない無垢の鉱石.輝安鉱は混入が少ないとほとんど重さを感じないが,この標本は重みを感じることができる.(N社にて購入)






対馬.対州しげくま鉱山の方鉛鉱.学生のころ一度は渡ってみたかったが,財政の関係で行けなかった.ではせめて標本だけでもと思いいろいろ対馬の鉱物が売り出されていたら購入してきた.ほぼ方鉛鉱からなる塊で少量の閃亜鉛鉱を伴っている.持ってみると鉱石の重みを感じられる.というより重い.裏側に酸化被膜が一面についていてまだ破面を出していない.硫酸鉛鉱の被膜はブラシで削り取ったがまだ少し残っている.(石の会で購入)




これも輝安鉱.天包鉱山の輝安鉱.学生の頃に縮尺の大きい道路地図を持ってうろうろしていた時に行った鉱山だったが,小さな輝安鉱を一つ拾っただけだった.とんでもないV字谷の山奥で,林道をひたすら登って行ったところにあった.梅雨時だったので薄暗く採集どころではなかった.大粒の雨も降っていて,その辺に転がっている石を集めるしかなく,帰ってから広げると小さな輝安鉱1つと汚い水晶が少しあったのみでほかは母岩ばかりだった.標本は拳サイズより少し小さなものだったが,石英を余り噛んでいなくほぼ輝安鉱のみだったため購入.(石の会で購入)


ほかに向野鉱山の輝安鉱・河東鉱山の白鉛鉱・初見の静岡県のクロム鉄鉱などが入手できた.


 鉱山探しのほうは,定休日に行くことにしているが,今年は日並びと天候の組み合わせが悪く,8月の終わりからほとんど行けていない.丹波の山は松茸山になっているので基本入れないので,北摂か山城南部になると思う.

 



 


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11年前の石

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 昨日標本の整理をしていて,永らく行方不明だった石が出てきた.


 学生の頃に採集した銀黒のラベルの付いた石で,7年後の2010年に再び訪れたらシャクナゲ園の駐車場になっていて大きく盛り土されていた.場所は

福岡県星野鉱山.星野川川原に玉髄質の岩石が多くあったような覚えがある.その後,星野川源流域の小室鉱山と八女鉱山を探しに行って,土砂降りで敗退したときにも少し寄ってみたが大したものは無かった.


 最近下のズリが台風による大水で崩れたとかで,小さなサンプルを入手したが,銀鉱物などは付いているはずもなく,雰囲気だけのものだった.

 

銀黒の一部.決して黒くない.(光源の関係で銀黒の部分は肉眼ではもう少し濃く見える)これを拡大すると,




かなり小さいが濃紅銀鉱が着いていた.脈にそって広範囲に見られるがいずれも微粒で脈から離れると全く入っていない.


ラベルは下にもう一枚あって,「半透明の石英中に濃紅銀鉱の微細結晶が入っている」とあった.当時10倍のルーペで観察していたので,このころから比べると随分目が悪くなったようだ.

 石の裏側に雑銀鉱と矢印がふってあったがよくわからない.汚い褐鉄鉱が広範囲に被膜していてその上についているのか,それより取れてしまったのか現物がどれか分からなかった.




 

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16年ぶりの千ヶ峰へ

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 きのう車が使えたので,多可の千ヶ峰に行ってきました.京都市内の慢性渋滞がうっとおしく時間の無駄なので,行く山は京都市内より西になってしまう.

 千ヶ峰にいくのは16年振りで,当時は高校生だった.三谷の駐車場より登り山頂をピストンしただけだった.当時はフィルムカメラだったので,写真がほとんど残っていないので,写真撮影も兼ねて行ってみた.



加美町山口あたりからみた千ヶ峰.


 亀岡からは国道372を篠山まで行って,篠山渓谷を通って山南町に抜け,和田のトンネルを越えて多可郡に入った.今回は氷上を通って最近開通した三原のトンネルを通るコースを採った.

 

 コースは前回と一緒で,山歩きからここ3か月ほど遠ざかっていたので距離の短いこのコースを採った.


登山口からろくに準備運動もせずそのまま取りついた.

渓谷というより急斜面を滑り落ちるような急な谷で,岩座神コースの出合までずっと登りが続く.名前のついている滝は2つあり,雄滝は直瀑,雌滝はその下の長さ50m位のナメ滝だった.



雄滝.




雌滝.





 特に谷(長谷)から尾根に取りつくところが急で,右手の植林内を巻いて登った.分岐から先はやや緩くなり快適な尾根歩きが始まった.東側の展望が出てきて,山頂直下までそれが続いた.直下は相変わらずの急登でかつての踏み跡は川のようになっていて,滑落が怖いため新しく作られたような巻き道を通った.

 

 山頂まで1時間ほど.先客はいたが,簡単に昼食を摂っていたらいつの居間にかいなくなっていた.筆者が行くのはたいてい月曜日か火曜日なので,どこの山頂のたいてい先客はいない.寒いのか暑いのかわからないような天候で展望もまずまずだった.山頂の石は流紋岩質の凝灰岩や少しホルンフェルスのようなものが混じっていた.

 30分ほどで下山する.日暮れが早いためで,明るいうちに家に着きたかったからだった.


 やはり下りは早い.わずかに時間に長谷の源流域まで戻ってきた.登ってきたときに硫化の鉱染が見られた場所があって,ここまで戻り.付近の石を見て回った.緑色岩が案外あって優白色部が見られる部分が多々あり,表面に鉄ヤケをしているものもあった.表面だけではよくわからないため,欠かすと細い石英脈に緑泥石と,塊状の磁硫鉄鉱が出てきた.

 どこかに熱源があると思い,雄滝の下の川原まで戻って河床を探していたら滝直下の岩盤が花崗岩―花崗閃緑岩で一部にペグマタイト部も見られる大塊が幾つも見られた.


 スカルン化した緑色岩があると思い探し回ったが,特にそのようなものは見られなかった.標高が500-550m付近なので近くの多可の妙見山のように銅鉱床があるかもしれない.南山腹の豊部の山には多くの間歩があったので,こちらも期待したが,そういったものは無かった.生産跡としては滝の少し上の登山道脇に炭焼き窯跡があったくらい.

 

 滝を過ぎると道が見えてきて何事もなく戻ってこれた.車に戻りすぐ足元,靴の中を見る.赤くなっていないのを見てほっとした.この付近特に篠ヶ峰の北方辺りや銀山湖北方の直谷,簾野鉱山の谷,神子畑の裏山,明延の山,加保坂などヤマビルのいる山が多い.この山もひょっとしたらいるかもしれない.

 今日はたまたま食われなんだ.


 帰りは行きと同じルートを通った.行きも帰りも時間帯によるが約2時間だった.





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標本整理用具の入荷のお知らせ

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 先々週末頃から標本整理用の黒箱の(中)サイズを切らしていましたが,

 本日入荷しました.



 なお,黒箱(小)は在庫僅少になっています.


 



また,標本用具の通販は 一切やっておりません.


店頭販売のみです






 

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水マンガン鉱

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 先日,小規模なマンガン鉱床の二酸化マンガンをたたいていたところ,かなり立派な水マンガン鉱がでてきた.



水マンガン鉱.


結晶は肉眼的で上の写真は結晶が分かるように顕微鏡で拡大したが,緻密な二酸化マンガン鉱の空隙(15mm×5mm程度)に壁一面に水で濡らしたような光沢の結晶がついていた.

 現場は工事現場でかつて束沸石のような菱マンガン鉱の結晶の出たところ.一度行っただけで今はよくわからないが,当時はこういうものが多く見られた.

 繊維状の水マンガン鉱は現場によく見られたが晶洞をなすものは初めて見た.

 水マンガン鉱はよくパイロリュース鉱に変質していることが多く,この標本ももしかしたら変質しているかもしれない.



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北摂のK鉱山にて

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 先日に,写真を撮りに行くついでにK鉱山の鉱石も探そうと思い,出かけた.

 奇妙山親鉉と七宝山親鉉のどちらに属するのかよくわからない位置にあり,

県道から僅かに入った山の中にある.訪山は2度目で,前回は2005年ごろで全く記憶がない.標本箱に入った標本も探しては見たが,いわゆる「ビリひ」(ひは金偏に通る)で,やや粗粒の石英脈中に僅かに黄銅鉱と閃亜鉛鉱がついている貧弱なものだった.

 入り口は県道脇に見える旧道沿いの鳥居のところから入る.入ってすぐにカラミ(鉱滓)が大量に目につく.神社に登る道は倒木で塞がっていたので,沢沿いに進む.わずかな距離で二股になり,右へ行くと前回行ったときに採集したズリに至る.この日は直進した.谷はやや狭くなり左岸に一つ大きな坑口がある.入り口は崩れていてよく見えない.坑口の横(上流側)に小屋が建っていたのか土台だけ残る.鉱石は入り口から探しながら登ったが今のところカラミばかりで何も無し.

 上流に進むとかなり大きなズリが沢を埋めて雪崩れている.下の方にはやや大きな石があるが,青物の吹いているものは見られない.先程の坑口の上あたりにも坑口(中は見えない)があり,対岸の右岸にも這って入れるような小さな穴が向き合うように開いていた.ズリには誰かが設置したのかトラロープが上の方から垂れていた.トラロープの始まるところから左岸を少し登ると,段々になっていて,その一番下に入り口の崩れた坑口が一つ.そこからすぐ上に登った段にかなり深そうな竪坑が口を覗かしていた.

 下の坑口も上の竪坑の周辺にも青物のついている石は全く見られず,その先は特に遺構などは無く,ズリの一番上に露頭(大岩)が見えていた.大岩に近づくとところどころに掘り下った竪穴が開いていて,足元が少し恐ろしい.大岩の露頭は急斜面にある上に急峻で足元の悪い靴では怖いので,竪坑のあった斜面から巻くことにした.

 当然道などは無く,斜面に生えている木々に必死にすがりつきながら,上を目指した.尾根に近づくと登りは緩くなり,神社の跡を越えると尾根だった.

 先程の露頭の大岩を尾根伝いに見に行った.下から見ていたら大きな岩に見えたが,上から見ると特に何ともなく,何度か通過した.登りついた地点から露頭の上方面に30mほど行くと尾根の突端で,ダム湖と奥にプラントが見えた.

 帰りは,参詣道と思われる杣道を採った.ズリの位置を確認しながら下る.道は南の尾根を越しそうになったので,南の尾根に沿って下っていくと,ズリの一番下の坑口の前にでた.

 これまでに鉱石質はおろか二次鉱物も見ていない.ズリの中段で緑鉛鉱らしいものを一つ見たが,貧弱なもので荷物にしたくないため放置してきた.

 大きなズリのある谷は特に何もなく,入り口から入ってすぐ右の谷のズリに向かった.前回に採集できている貧弱なズリだ.吐合からすぐズリで2段になっている.前回は上のズリで採集した.探すが一向に見つからない.上の坑口のある方まで足を延ばすが何も見つけられない.

 暗い現場の所為ではなく本当に何もないズリで,下段の腐った頁岩の散らばっているところで少し探した.水害で深く掘れた木の根元からいくつかそれらしい石を拾い,割っているとやっと黄銅鉱と硫砒鉄鉱の入った貧弱な石英脈が出てきた.割れ目に二次鉱物が少し吹いていた.

 それ以外は大したものは無い.頁岩側に少し入った石英脈中に小さな方鉛鉱を見たのみだった.

 

 晩秋の日暮れは早く15時半ほどで切り上げた.帰りに湖畔を歩いて,永泰橋まで行った.永泰橋付近には文献に「ばら輝石」と「ホタル石」の記載がある.気になっていたので,橋の下にまわってみた.橋の下付近をぶらつきながら探してもそれらしきものは見当たらない.大量にあるのは超丹波の緑色岩が熱変成を受けてホルンフェルス化した堅固な岩石に単斜灰簾石の脈がはいっているものだった.

 迎えの車に拾ってもらい,帰り際にすぐ近くの能勢銅山の一つの穴に寄ってみた.既知の能勢銅山は府道からズリが雪崩れて見える地点だが,今回寄ったのはそこを回り込んだカーブのところから入る.スロープがついていて,その先はヤブ.ヤブを少しかき分けてすぐに坑口が2つ見えた.いずれもコンクリで蓋されている.ズリはスロープのすぐ上で,灰鉄輝石を主とするスカルン中に黄銅鉱や閃亜鉛鉱が鉱染するような貧弱なものが見られた.

 

 

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広島東部にて

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 久々の遠出でした.大雪の懸念もありましたが,昼過ぎから雨は上がると思い連れてもらいました.

 山陽道で福山まで行き,まずはS鉱山から行くことになった.赤い屋根瓦が多く出てきて,広島に来た感した.

 旧 山陽道から少し入ったところにある銅山.見つかったズリは1箇所だったが,広く掘られていたようで,古い文献には製錬所と尾根筋に社宅があったようで,狭い舗装道の脇にはいかにも古そうな墓地があった.

 坑口は,ズリの下の1箇所と,ズリの上に2箇所開いていた.

 


ズリの上にある坑口.


 ズリの石を漁る.黄色い二次鉱物が一面についている汚い石が見られ,初成を探すと,坑口に近い土盛りに硫砒鉄鉱が少し見られた.



Arsenopyrite 硫砒鉄鉱.母岩は変質して絹雲母化した花崗岩.塊状鉱はあまりなく,斑状に入っているものが多かった.


 ほかに貧弱な黄銅鉱と黄鉄鉱・方鉛鉱・閃亜鉛鉱が見られた.このあたりの鉱床はなぜかこういう硫砒鉄鉱を産するところが多い.


 小雨だった雨が止んできて,次に向かう.旧 山陽道を北上し府中に向かう.新市から北へ少し進んだ寺の奥にK鉱山があり,明治中ごろには採掘していたようだ.

 奥に土盛りがあったので,周辺を探索するとカラミが見られ山元で製錬していたようだ.谷の奥に竪坑跡があり,これは埋められていた.左岸に旧坑と思われる凹地があり,孔雀石で染まった母岩が落ちていた.主要坑口は谷の右岸のようで,カラミの転がっている斜面を少し登ると,2段の平地の奥に凹地になった坑口跡らしきものがあった.

 

 鉱石はほとんどなく,花崗岩中の赤鉄鉱を伴う鉱染鉱床のような石だった.銅分はあまり無さそうで,赤鉄鉱の脈中に半自形結晶をなした黄鉄鉱が挟まってる程度だった.脈石に牡蠣殻状方解石があった.表面に分厚そうな孔雀石が覆っていた.



K鉱山の赤鉄鉱.母岩は花崗岩.



牡蠣殻状方解石上の孔雀石.


 ほかに少量のブロシャン銅鉱と珪孔雀石などの二次鉱物が見られた.とくにほかのめぼしい鉱物もなく,陽が傾いてきたので帰る準備をした.

 帰りに日吉鉱山に寄ったが,ズリの石は青色味を失っていて,貧相なズリに変貌していた.初めて来たときは真っ青だったズリだった.

 製錬所跡横のズリで,鉱石らしき石を採取できた.黄銅鉱と磁硫鉄鉱からなる石で,ここのズリでは初めて見た.

 ほかに特に見るべきものもなく写真だけ写して帰途に着いた.



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箕面の山をぶらり

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 今週はじめに粟生間谷方面から勝尾寺南山―天上ヶ岳―堂屋敷―長谷山―四反田谷と歩いてきました.




府道のわきにて.


 はじめのうちはK鉱山の坑口を確認して,南山に向いました.気温1℃で晴れていたものの昼ごろから強風が尾根筋を吹き抜け,難儀な山行になりました.




勝尾寺南山 407.1m 南側の展望のみきいた.大阪湾と梅田の高層ビル群が望めた.



政の茶屋から天上ヶ岳のアップダウンが足に来る.登りはじめから尾根まで100段近くの階段を登らなければならなかった.

 途中,貫入岩体の説明版があった.説明版には流紋岩とあったが,頁岩のような黒片を含んでいたため,流紋岩質の溶結凝灰岩のようだ.

 天上ヶ岳の手前でしっかりと登山道を歩くニホンザルをみた.そこから少しで天上ヶ岳の分岐だった.尾根を少しくだり,尾根の鼻が一段高くなったところだった.



天上ヶ岳.標高約500m.尾根の突端の小さなコブにあった.


分岐に戻り,堂屋敷を目指す.尾根から垣間見えるこんもりとした丸っこいピークが堂屋敷だった.東山斜面が植林で西半分が広葉樹だった.

 山頂は三角点と山名プレートが一枚ある静かな山頂だった.



堂屋敷. 553.4m.展望がない上に風が強く肌寒いので早々に後にした.


ここから五月山方面から延びる市道を北上し,明治の森に入る.キャンプ場の上から尾根を伝い長谷山を目指す.

 とうに膝が笑っていて,さらに鉱山で転倒したときについた膝がキシキシ痛む.尾根の先の小さなコブが山頂だった.




長谷山. 568.2m.ここも植林の中で展望は無い.


冬至の日なので日暮れが速い.下りの時間も考えて,すぐ北側にある四反田谷を下った.

 迎えの時間が少しありそうなので,梅谷に向かった.川原から少し登ったところにK鉱山(こちらも頭文字がK)があるので寄ってから帰った.



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年末年始のお知らせ

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