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八女市室岡のギブス石

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石の話

 

 

 

 

 

 

 

 

―八女市室岡のギブス石―

福岡県八女市室岡

 

 

 

 

 

 学生時代...2002年ごろに当地のアルミニウム鉱として,知人の講師から頂戴した.上の標本はその時のもので,ギブス石とアロフェンからなるそうです.つい最近,泥を伴った状態で見つかって,掃除して標本にして残すか選別しました.母岩自体は洪積層の砂礫岩のようで,円礫化した石英や泥質岩の破片を含んでいました.黄色いところは水酸化鉄で,黒色の二酸化マンガンを伴っていました.その母岩の割れ目や膠着物質として,白色―淡黄色のコブ状や皮膜状をなしていました.標本を頂戴して,現地に行った覚えが無いので,多分行っていないと思います.何かのイベントで新茶を試飲しにいったくらいで,8年くらい後に,北部九州を一周したときに近くだけ通りました.そのあと鯛生星野鉱山の上部坑(ここはシャクナゲ公園の駐車場になっていました)や鯛生鉱山の矢部坑口方面に行きました.

洗ってから,確認すると真珠光沢を呈するコブが小さいですがありました.上に載っている半球状はアロフェンのようです.

 サンプルは3つあって,いずれもマッチ箱より一回り小さい石ですが,似たような感じの石です.1つははじめの写真と同じような石ですが,3つ目は表面から内部にまで二酸化マンガンがこびりついたような,黒っぽい石でした.

2つ目の石.砂礫岩の膠着物質のような産状のものです.饅頭石のような結核にはなっていないもので,白色―無色の鱗片状結晶の集合体でした.光を反射させる角度を変えると小さいながらも,キラキラしていました.

 

3つ目の石です.黒色の二酸化マンガンに覆われた石の表面に白色皮膜状をなしていました.

 

 一応,ギブス石は付いていましたので,標本に残すことにしました.その際に拡大写真をとりました.

 


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