やまのぼり
高龍寺ヶ岳(696.7m)
兵庫県豊岡市但東町・京都府京丹後市久美浜町
~残暑のなか,ガンガン照りの高龍寺ヶ岳へ1~
登山口から尉ケ畑峠まで
滝巡りをする予定だったのが,朝起きるのが遅くて急遽変更して,山登りにしました.兵庫県を前に出したのは山名の「高龍寺」が但東町側の地名だったためです.京都府側の名前はあまり出てこず,わずかに「丹後富士」や「熊野富士」の名前が古い文献に出てくる程度でした.富士山型の山は急勾配でキツイ印象があって,なかなか足が向きませんでした.それで出石方面から帰ってくるときに,前方左手よりひときわ高い山があって,しばらく前までは眺めるだけの山でした.
但東町薬王寺峠より.
京丹後市久美浜町畑より.
たんたんトンネルを越えて,京丹後市に入った左側に,登山口の標識が目に入った.出合の広いところに駐車して,どれくらいでピストンできそうか見ていたところ,片道3㎞も無いようなので,水とカメラだけ持って登って行きました.
尉ケ畑口にある現地案内板.
しばらくは佐濃谷川沿いについている林道歩きで,滝でもありそうなんて期待して登って行きましたが,治山堰堤などの工事で固められていて,滝らしい地形は殆どありませんでした.
渓流.これくらいのちょっとした段差は随所に見られました.
林道は入口から500mくらいで終点で,ここから山道になりました.
林道終点.車が2台程度駐車できそうなスペースがあるが,回転し辛くトンネルの横に置いておいたほうが無難そう.
対岸から山道になる.
登山道は古くからある峠道のようで,足元はかなり良い方だった.橋のところから少し登ったところに,玉ネギ状風化した花崗岩が,真2つに割れているのがあった.
岩脈でも通っているのかと,近づいてみるがそういう感じではないようだ.
登山道は峠から派生する小さな尾根につけられていて,九十九折れの道でした.勾配もそこそこあって,休憩しながら登って行きました.
少し登ると植林と自然林が混じりあってきて,「休み石」の標識まで来ると植林と自然林は半々くらいまでになってきました.
ここを回り込むと「休み石」.下の標識では「たばこ石」となっていた.
これが「休み石」.下の標識では「たばこ石」.大人一人が楽に腰掛けられそうな場所で,背もたれまでついている.
「休み石」から先は急な露岩の出た急斜面を登り,しばらく進むと緩やかな道となって峠になった.
峠の手前.
木々の間から山頂が見えてきました.
尉ケ畑峠.たんたん温泉側から登ってきた林道と合流した.峠から南は兵庫県.
2に続く.