滝めぐり
―加用西方の滝(無名瀑)―
京都府福知山市三和町上川合
磨り石をサンプリングするためにいろいろ川原を見てきました.府道521号上川合猪鼻線の加用の峠を西に越えて,在所の跡(蔵だけが残っている)のヘアピンカーブを降りたところ辺りの対岸に一つ滝を見つけました.滝自体はチャートのようで,下流側に頁岩の露頭がありました.
加用西方の滝(無名瀑).府道の脇に何か建屋のあったような避地があり,これの南対岸にこの滝はありました.2段で4mくらいありそう.名称はあるのか無いのか,よく知りません.
上の滝.
下の滝.高さは1mくらい.
滝の少し上流に府道が谷を切っている部分があって,ここの谷を少し登ったところにナメ滝もありました.この谷は石灰岩が多いようで,赤鉄鉱によると思われる染みの入ったものも見られました.その石灰岩の一つに腕足類が入っていたのでサンプリングしました.ほかにもありそうでしたが,気温が低く長居できませんでした.
腕足類(属種不明).中央やや右よりの凹んだ部分.中央より左上にもそれらしき凹みがありましたが,前者のものしか判別できませんでした.また,右上の端のほうにフズリナは少し入っていました.
以下,滝の周辺図です.いつも通りペイントしを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.
方位を入れるのを忘れていました.上が北です.