2019年京都ショーで入手した石
会場はこんな感じでした．(撮る人は撮られる人)
初日は台風で中日が晴天．最終日は曇天時折時雨れでした．
今回はあまりめぼしい標本は無く，数点を入手しました．
高知県高知市土佐山高川 高川鉱山の土佐石．(L社にて購入)
秩父帯の鉄マンガン鉱床の石です．ルーペで少し観察すると，表面の黄色っぽくなっている部分は磁硫鉄鉱で，中央の青黒い部分(肉眼では暗緑色)が土佐石でした．また黒色で金属光沢で劈開の無い磁鉄鉱．磁鉄鉱に伴っていくらか光が通る感じがする劈開のある黒色部は珪灰鉄鉱でした．どこかにマンガンの卓越する部分がありそうです．(非売品)
熊本県天草市天草町高浜南 高浜鉱山の輝安鉱．(おとなりさんで購入)．結晶したものは以前も持っていましたが，塊状鉱は無くようやく入手しました．母岩の石英が多少変質して蝋石質の緻密な石英になっていましたので，気になって細かくルーペで観察したところ，母岩の石英に近いところに紅銀鉱が入っていました．微細な金もありそうな感じがしました．(非売品)
ほか緑簾石閃長岩や花崗閃緑岩などの岩石標本を入手しました．