新緑の滝巡り1 ―須知 琴滝―
前日の嵐が嘘のような晴天でした.今回はかなり日を選んで実行しました.いつも比較的規模の大きい滝は,水量が無く「ただの壁」が多かった.前日は寒冷前線の通過による暴風雨でしたので,この日は水があると踏んで,うまく晴天に恵まれました.
地元では有名な滝なのにどういうか訳か,一度も訪問したことが無く,ようやく訪問することができました.
京都縦貫道丹波ICから至近距離の滝でしたが,縦貫道が延伸し単純だったICがやや複雑になって,滝への入口がややこしくなっていた.幸い判りやすいところに道標が設置されていて迷うことはなかった.お寺の横を通過し三叉路に駐車地があり,ここに留めた.筆者以外の車は無し.
現地案内板.
左手の谷に入って行く.横に流れる沢はどういう訳か二酸化マンガンに覆われた石が目立つ.上にマンガン山でもあるのか,それともマンガン酸化バクテリアによるものなのか.
遊歩道を僅かに入ったところで沢を渡る.石碑や石仏が祀ってある裏側にズリのマウンドのような地形があった.このあたりは丹波Ⅱ型の地層群で珪石山が多く,ここもその一つかもしれない.
滝の手前の渓流瀑.
左手に建屋が見えてくると琴滝に着いた.
琴滝.
水量は思った以上だった.町のパンフレットに掲載があるくらいの水量で,背後の新緑とのコントラストがよかった.
上部.
中部.
下部.
滝の両岸に滝を作っているチャートの壁が露出していた.滝の傍にある祠のところから望めそうなので行ってみた.
祠の真上辺りのチャートの壁.灰白色の層状チャートのようだ.
祠の向いに見える露頭.こちらのほうが層状であることがはっきりと観察できる.滝のところが断層できれているのか,その辺は判らなかった.
次もあるので早めに切り上げた.帰りに滝の上の池も行ってみた.林道を登り,小さなトンネルを越えたところにある.
散策コースもあるようでしたが,ここで切り上げました.
以下,アクセスマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで作成しているため,縮尺は無視しています.参考程度に.