雪が積もる前に,いくつか行っておきたい
ヤマに強行してみた.冬季以外の季節はヤマビルが
猛威を振るい,それに阻まれて足が遠のいていた
鈴鹿山系へちょっと行ってきました.
永源寺付近より.奥は雨乞岳.1000mを越える山は山頂部
が白くなっていて,これから行くところももしかしたら雪があるかも
しれない.
パイパス工事で水のほとんどない永源寺ダム湖を東進し
現場の近くまで来た.通り過ぎる在所は急ピッチで冬支度が進ん
でいた.
国道9号線―1号線―8号線経由で来たため,現場に居れる時
間自体が少なかった.陽の傾きも早く,適当に探索して切り上げ
る予定にしていました.
予想に反して付近の道路に雪はありませんでした.
この奥に鉱床があった.
鉱床があった堰堤付近まで上がってみました.
こんな状況でした.谷の上部から崩落して,ズリがあったと思わ
れるところは,谷ではなく斜面になっていました.
上部はこんな感じ.
仕方なく,下の川原に転がっていないか探しました.
谷の上から土砂が被さり,部分的に抉れていました.
付近は頁岩が多く,塊状の珪岩が滝状になったところに
引っかかっていた.マンガン鉱は2つほどサンプリングすること
ができました.下はその一部です.
ばら輝石が多く含まれるらしく,劈開の一部の感じが異なって
いる部分があり,パイロクスマンガン石が混じっているかもしれ
ない.
ほかに緑色岩?があり黄銅鉱や閃亜鉛鉱からなるレンズ状
の集合が3か所入った岩が上流から流れてきていた.
現場で少し陽が陰ってきて雪の降りそうな空になってきたので
切り上げました.