先日,東播地方を一回りしてきました.
今年は雪が多かったので,残雪の確認もありました.
西脇付近の凝灰岩の産状をいくつか巡ったのちに
播但道の横を通って朝来方面に抜けました.
道の駅で比較的安価なネギを土産にして
近くの鉱床を見に行きました.
取付地点.ここから山に入りました.
やや荒れた登りですがすぐに堰堤で,そこから沢沿いに
登っていきました.
沢が北寄りに流れを変える直前に,石組がありすぐ横に
半壊した坑口がありました.
坑口.手前の石組は保坑のものではなく,炭焼窯の跡で
坑口を利用して炭を焼いていたようです.
坑口内部.一応フラッシュを焚いて撮影したのですが,光が
奥まで届きませんでした.落盤が怖いので中には入っていま
せん.
この日は晴天のため,花粉症の発症を恐れて,山を下りま
した.沢の上流にもいくつか旧坑があるのですが,上述の理由
で行きませんでした.
(この鉱床は生野層群の凝灰岩の裂罅を充填する鉱脈鉱床で
方鉛鉱・閃亜鉛鉱・黄銅鉱・黄鉄鉱・錫石などを主とし,少量の
斑銅鉱や自然銀・紅銀鉱などを伴っています.また脈石の一部
に,石英と紛らわしい色の方解石・ホタル石・灰重石などが見ら
れました.)
このあと帰路に就き,地元の石灰山を見て帰りました.
(帰路の途中,円山川沿いの駐車場より見上げた竹田城跡.)
(もう一枚.遠くからの眺めや遺構からの景色も良いですが,
川の対岸から眺めるのもなかなか良かったです.)
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