先日,丹後半島を横断して,奥但馬方面に
行ってきました.
府道を西進していると,断層の案内標識が
でたので寄ってみました.
郷村断層.
天然記念物の碑.
以下,現地案内板.
以前に京都の地学図鑑に掲載されていた現場で,
目視で確認できる断層として非常に分かりやすい現場だった.
そのあとに三原峠で,球顆流紋岩の露頭によって,但馬に
抜けました.
但馬北部の海岸近くの金山跡を幾つかまわりました.
坑口.テルル鉱物で有名になった竹野鉱山の北側付近にある.沢沿いに
いくつか坑口があり,石英脈が多量に散らばっていた.
珪酸鉱を採掘していたのか,鉱石がほとんど見当たらなかった.
石英脈に捕獲された頁岩中に細かい黄鉄鉱があっただけで,
ほかに細長い間隙に長さ最大8mmの水晶のガマが幾つも
ありました.
坑口は陥没したような跡を含めて,5箇所確認した.
このあと更に西進して,香住漁港にほどちかい金山の跡
も見てきました.
真新しい堰堤の上を登っていくと,はじめに出合う谷に,
旧坑がありました.
突いた跡のように見えますが,入って右にカーブしています.
谷の正面に大切坑と思われる陥没した坑口があり,少量の石英脈が
散らばっていました.こちらは鉱石もなく,マウンドだけが残っていました.
鉱山入口の北の谷のズリが林道に使われているようで,黄鉄鉱を噛んだ
流紋岩が見られました.北の谷にも掘り下った跡があり,鉱石らしいものは
ありませんでした.
今回は出るのが遅かったので,これで帰りました.
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