前回のつづきです.切った石が
ずいぶん続いています.
愛媛県千原鉱山の閃亜鉛鉱―黄銅鉱―黄鉄鉱―方解石からなる鉱石.
以前に京都ショーで購入した含銅硫化鉄鉱床の標本で,脈石を見ていたら方解石でしたので,比較的簡単に一面研磨できる踏み,午後から休憩中に研磨してみました.予想した通り比較的軟らかく上の状態にするまでにほとんど時間はかかりませんでした.石英が入っていたらそこだけ硬度があるので研磨しにくいはずで,平滑には仕上がらないため,この石にはほとんど石英は入っていないようです.標本のサイズ67mm×55mm×20mm.
脈状に入った方解石の盤際の拡大です.黒い筋状に見える部分は緑泥石類の鉱物で,灰色金属光沢部が閃亜鉛鉱,不定形塊状部が黄銅鉱のようです.比較的外形のはっきりしている真鍮色金属光沢部は黄鉄鉱です.仕上げに#4000のサンドペーパーを使用したところ黄鉄鉱の部分が鏡面のようになりました.
こちらは上の標本の硫化物がやや緻密な部分を拡大しました.閃亜鉛鉱の粒の一部に光沢が異なる鉛灰色の粒があり方鉛鉱かもしれません.粒が小さいせいかこれ以上拡大できませんでした.
こちらはやや粒の粗い硫化物を含む部分です.三角形の外形が出ているのは黄銅鉱のようで,ほかは閃亜鉛鉱.脈石の一部に濃緑色の緑泥石類を伴っています.方解石の一部が半透明になっているところは光沢が若干鈍く,ほかの炭酸塩かもしれません.
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