ときおり思い出したかのように
寒い日がやってきますが,
ようやく春めいてきました.
写真は今日店に来るときに近くの中学校の桜が満開だったので,撮ってみました.すぐ横に目障りな電線と電柱があって構図が大きくとれませんでした.
山の上の方まで開花しているようで,
杉の植林の切れ目がピンク色になって
いました.
明日からまた天候が悪い予報なので
花散らしの雨にだけはなってほしくない
です.
きのうの続きです.
明延鉱山永盛脈の転石だったものを切って切断したものです.以前にも挙げた石だと思いますが,研磨面が今一つ気に食わず,砥石を換えて研磨してみました.もともと楕円形の石で重量が2kgを超える石でしたが5枚に切断して,上の標本は自分用,端の方を筑波に,これの兄弟が益富に寄贈しています.
残りの分はイベントの時に販売しました.端の方は検査したようでインジウム銅鉱が含まれているようです.いずれもミクロン単位のちいさなもので,肉眼で判別できるような代物ではないそうです.
砥石のほうをいつも使っている青砥から,中途半端に変質しているホルンフェルスに換えたところ,石英の部分が飛躍的にきれいになりました.黄銅鉱ははるかに軟らかいので,先にすり減ってしまい邑が出てしまいました.特にきを付けていたのですが擦った時にはすでに遅かったようで,黄銅鉱の部分が少しへこんでしまいました.(といっても顕微鏡で確認できる段差ですが)
いまさら大きく荒削りしなおすのも大変のなので,大平山の木端で,表面がある程度平滑になるように仕上げました.標本は舞鶴帯の緑色岩を切る石英脈で,黄銅鉱を主とし少量の磁鉄鉱・方鉛鉱・閃亜鉛鉱・インジウム銅鉱などを伴っています.標本のサイズ:102mm×65mm×35mm.
以前にO社で購入したものです.もともと切断されていて前に紹介したときはまだ表面は処理していませんでした.島根県の大森鉱山の「福石」です.円礫を含む凝灰岩で二酸化マンガンや金属鉱物で鉱染したものです.切断面が切りにくかったのかずいぶん湾曲していて平滑にするのに大変でした.凝灰岩なので部分的に硬度が異なるので機械等で一気に磨くと随分と邑が出てしまいました.
邑が出た分は,やはり砥石の木端で研磨機が当たっていないところを手作業で擦っていきました.上の写真はまだ研磨途中でまだいくつかの部分が気に食わず,もう少し時間がかかりそうです.二酸化マンガン以外の鉱物は礫間に少量の黄銅鉱と方鉛鉱は確認しました.自然銀は残念ながら含まれていませんでした.もしかしたらもう少し削りこむと出てくるかもしれません.標本のサイズ約110×70mm×40mm.
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