滝めぐり
下乙見の滝(再訪)
京都府船井郡京丹波町下乙見大道ノ下・林根 林根谷川
おとといの夕方ごろにジャジャ降りがあった.梅雨のはしりのような時期で水量はさほど多く無いだろうが,滝を見に出かけました.
先ずは和知にある下乙見の滝へ.いつもは水量が無く物足らない水量でしたがが今回はいい感じの水量でした.
府道の脇にある.
滝のある谷は林根谷川というらしい.
谷の南岸よりヤブをかき分けていくと,祠のある地点にでて,その裏に滝がある.足元が暗く注意を要する.
下乙見の滝.今回は水量がありました.
このあと,仏主から綾部の故屋岡町に抜ける峠道の谷に水谷の滝があるとの情報で,近くまで見に行きましたが,足元悪く次回への持ち越しとなりました.
ここから次の滝に向かうのですが,仏主の在所ん下流に地蔵堂があって,その裏が渓流瀑のようになっていたので,寄りました.
曲淵のようになっていて,対岸に岩脈らしきものが見えて断層かなにかで流路が折れ曲がったようです.川原の転石を観察したところ,頁岩・石英脈のたくさん入った頁岩,白色・灰色・褐色チャート,玄武岩から変質した緑色岩,変質した凝灰岩?などがありました.
渓流瀑のようになったところに,緑色岩中に黄鉄鉱が入っていたのか,抜けて周囲に鉄さびが被覆している岩石がちらほらあって,なかには大きな石英脈の転石もありました.数は少ないのですが,石灰岩もあって,上流から流されてきたものとは思えないくらいの大きさがありました.
石灰岩の表面に米粒くらいのフズリナが入っているのも観察できました.サンゴやコケムシもありそうですが,観察した限りでは見ていません.
このあたりに仏主鉱山というマンガン鉱山があるらしいのですが,いろいろ古い文献を漁ってみてもどこでやっていたのかはっきりしません.川の転石に鉱石が混じっていないか見ていましたが,ありませんでした.下粟野の城ヶ谷鉱山(大岩鉱山)と同じ場所と伺ったことがありましたが,地理的の遠く考えづらい.
ここから次のところに向かいました.