マンガン鉱物
カリオピライト(Caryopilite)
滋賀県高島市朽木雲洞谷大谷 熊畑鉱山
Locality:Kumanohata Mn mine, Ohtani, Udoutani, Kutsuki, Takashima city, Shiga prefecture, Kinki region, Japan.
(非売品)
Caryopilite
カリオピライト
Mn2+6[(OH)8|Si4O10]
単斜晶系
いつか一面研磨しようと思って購入しましたが,結局は研磨はしませんでした.研磨するとそれなりに見えると思うのですが,水に濡らしたときに色が映えるため,そのまま残しました.
ラベルを書き換えるに当たって,撮影しました.
現場は高島市の西部,地蔵谷峯(792m)の南東の谷付近にある丹波帯の堆積岩中に胚胎する層状マンガン鉱床です.かつて緑マンガン鉱やハウスマン鉱・横須賀石・菱マンガン鉱・重晶石・パイロクスマンガン石などが観察できました.
上の石は茶褐色~赤褐色部がカリオピライトで,灰白色―淡桃色部は菱マンガン鉱.画像にはありませんが,裏面に褐色ガラス光沢で繊維状の脈をなすパーセッテンス石を伴っています.