やまのぼり
善防山.兵庫県加西市笠松山展望台より.
善防山
兵庫県加西市東剣坂町・西長町・三口町・戸田井町
―古法華から笠松山と善防山へ―
2
前回の続きです.
展望台で眺望写真を撮ったあとで,善防山へ向かいました.鎖場を越えて,吊橋方面に取りました.
吊橋方面の分岐.
展望の良い岩尾根になりました.
次のピーク.ここの裏側からまた展望のいい尾根になりました.
急な岩尾根を下って,一枚岩のような尾根が見えてきました.
縦走路を振り返る.
尾根を回り込んだところから笠松山.こんな尖った山だったのかと気づく.時折すうーっと気持ちのいい風が通り過ぎた.
脇の展望岩から尾根からの眺望.
一枚岩のような尾根まで来ました.
クジラの背のような尾根まで来た.
その足元に吊橋が.
大岩の下は鎖場でした.
吊橋.
この吊橋,けっこう揺れる.
足元はこんな感じでした.
振り返るとこんな感じだった.
次の分岐.帰りはここから下山する予定だ.
城山の手前にこの登りがありました.
そのさきでようやく城跡らしき遺構が出てきました.自然石を利用したような曲輪.
曲輪の段々が続き,一度堀切のような鞍部を下った先が城跡でした.
善防山.標高251m.城跡だけあって,広い台地になっていました.
山頂はこんなかんじで,眺望で見える山のプレートが設置してありました.午前中は晴天でしたが,午後から曇ってきて眺望には恵まれませんでした.
わずかに小野アルプスの惣山が見えていました.
この日は蒸し暑く,休憩を摂りながらの山行でした.山頂ですでに2本持って上がったお茶を飲み干してしまった.10分ほど休憩を摂って下山しました.
途中の馬の背方面との分岐の先で,球顆流紋岩の露頭を見つけました.
登山道の脇の球顆流紋岩の露頭.球顆の直径は5㎜から10㎜くらいの大きさでした.ほかに円礫や角礫を含んでいました.
拡大するとこんな感じ.露頭直写しで撮影しました.球顆の内部は粘土のようになっていて,はじめはクリストバル石か沸石だったようです.
さらに下ったところに泥質岩の露頭がありました.登りで気づいていたのですが,湿度と気温で登るのが精いっぱいで,帰りに観察しました.
泥質岩の露頭.黒く見える部分.風化しているので,元からここにあったのか,流紋岩質岩が噴出したときに取り込まれたのかははっきりしませんでした.焼けているらしく,角の取れた石は見られませんでした.内部に変成鉱物が入っているかもしれないので,転石を探して割れ目を確認したところ,特筆できるような変成鉱物は含まれていませんでした.
2箇所の露頭を観察して分岐まで来ました.ここで,吊橋の下の市道に出るルートを取りました.
ここを左へ.
下りは勾配があまりないのに,大きな段差のある階段で,若干笑っている膝に堪える.道の入り口付近で二つに径が分かれていて,左から下ると市道に出ました.
市道分岐.
ここからぶらぶら駐車地点に戻りました.
今回の山行はこれで終了としました.
(コースタイム)休憩時間込み.
古法華駐車場――笠松山――吊橋――善防山――古法華駐車場
26分 32分 34分 29分
総時間(歩行時間+休憩時間):2時間3分