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高城山(八上城) 兵庫県丹波篠山市八上・野々垣 ―市の谷コースより八上城―1

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やまのぼり

 

 

 

 

 

 

高城山(八上城).兵庫県丹波篠山市国道372号より.

 

 

 

高城山(八上城)

兵庫県丹波篠山市八上・野々垣

―市の谷コースより八上城―

 

 

 前回に引き続いて,山城に行きました.古来著名な山城なのですが,駐車地点等がはっきりせず,いままで国道の脇から眺める山でした.先週にグーグルマップを検索していると,西荘に駐車場があるらしくて,そこから登れるような先行者のコメントがあった.ストリートビューで登山口を確認して,いつ行こうかと思っていました.

 今年は雨が多いようで,梅雨の晴れ間をうまく利用しようと思っていたのですが,先週は曇天でどこへも行けませんでした.今週は雨上がりで蒸し暑いとのことでしたが,ひさびさに汗をブルブルかいて登るのもいいかも~と思って今週の山はここにしました.

 

 国道372号を西進,飛曾山峠を抜けると高城山が見えてきました.旧城東町の街並みの手前から旧道に折れて,入る道を探しました.スーパーの横の2車線道路から入り,2本目の小道に入りました.ここからは農道のような道となって,峠のような坂道が出だしたところに駐車場がありました.

 

現地駐車場.10台くらいは可能かも.

 

池の堰堤のところから登山道は始まっていました.

 

現地案内板.

道標.

 

 入口に鳥獣除けの開けたら閉める扉があって,開けて入り閉めました.左手に市の谷池があった.ここからしばらく林道歩きでした.

 

入ってすぐの林道.すでに汗が噴き出た.

 

林道を登っていくと向かって右手(北面)に掘り返したような跡があって,少し寄ってみたところ,珪石の掘り跡でした.おそらく露天掘りをやったあとだろうと思う.

 篠山近辺は炉材珪石を稼業した鉱山が多くあって,それに伴って若干のマンガン鉱山も知られていた.所在の未だわからない飛曾山鉱山と日置鉱山はこのあたりかもしれない.

 登山道に戻ってその先で林道は終点となった.堰堤があって堰堤工事のための林道らしい.

 

ここから山道.この先で左手に堰堤があった.

 

 堰堤から先は渓流瀑の多い渓谷になって,「その2」の滝めぐりで紹介します.

 

渓流瀑の多い渓谷を上り詰めると,やや平坦になって,二股を左へ上がっていった.ここのところの雨で川と登山道がごっちゃになって足元がズルズルする箇所がいくつかありました.

 

 谷の水が無くなるころに堰堤のような段があって,ここを登ると,旧跡のあるところに出ました.

現地案内板と池.この手の池はほかのところでは,たいてい水がありませんでしたが,ここには水があって,「池跡」とあるが実際は池でした.

 

 池の先から尾根に取付く道になりました.

大きな堀切があって,標識が見えていました.

 

単なる堀切だと思っていたのですが,大竪堀とありました.尾根の突端方面は小さな郭のようになっていました.

 

藤ノ木坂コースとの分岐.途中の道が抉れているらしく,今回は往路を引き返すことにしました.

 

ここも一つ曲輪があって,山城らしくなってきました.

 

その先は平坦で,建屋がありそうな平坦な尾根でした.旧跡もありました.

 

その先は本格的な主郭への登りとなりました.距離は短いですが,少し登っただけで汗が噴き出た.すでにおなかのあたりまで汗でびっしょりでした.

 

正面が明るくなってきた.

 

この上が山頂でした.

 

高城山(八上城).標高は462mという.石碑がたくさんありました.ベンチも多く用意されていましたが,日陰が無く,日陰を探して山頂をうろうろしました.

 

現地案内板.

 

主郭からの展望.西面から北面までの展望がありました.北西に張り出した郭に展望台のようになっていましたので,日陰はありませんでしたが,ここまで降りて休憩しました.

 

展望台の現地案内板.

 

篠山城方面.

 

こちらは北に張り出す郭から篠山城方面.正面奥に金山城のあった金山があって,その奥に高い山が少しだけ見えていました.ベンチにカメラを置いて遠望写真を撮りました.

 

篠山城.石垣が良い感じの角度で見えていました.

 

手前の山は金山城のある金山.山の左肩に尖った高い山が見えていました.コンパスと分度器で方角を割り出したところ,千ヶ峰でした.手前は篠ヶ峰から続く尾根のようです.

 

こちらは,黒頭峰と夏栗山が双耳峰のように見えていました.左端に譲葉山?があって,その間の奥にまた高い山が見えていました,方角からは粟賀山だろうと思うが,どんなもんでしょう.

 

 

このあと,往路を戻りました.

 

 

 

 

ルートマップとコースタイムは「その2」の滝めぐりのページの巻末に掲載します.

 

 

 

 

 

 

 


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