ようやく寒さも緩んできて,外出する機会も増えてきました.標本の整理もひと段落し,これから収集する道筋もついてきました.最近は鉱物標本より,鉱山稼業時の鉱石を集めるようになってきました.
鉱山稼業時の鉱石でなくてもズリに行って,その鉱床で産していた鉱物でもいいという風に条件を緩めて,探索に行くようになってきました.
標本写真の整理がついてきましたので,少しずつ紹介していきたいが,おっくうで何回続くか分かりません.
まえにも少し紹介したかもしれませんが,赤盤中のキュムリ石や重土長石などを見るために切断したものを研磨している途中に出てきた,自然銅です.
母岩は菱マンガン鉱に少量のテフロ橄欖石や緑泥石類を伴った汚い炭マンで,赤盤との境界付近に出ました.標本はこれ一つだけでした.この鉱床の山の裏側の鉱床ではヨハンセン輝石なども出たそうです.
産地:京都府京都市右京区京北 弓山鉱山清水谷坑
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