やまのぼり
屏風岩一の峰.左から2つ目の峰.奈良県宇陀郡曽爾村塩井より.
屏風岩一の峰
奈良県宇陀郡曽爾村
―屏風岩から住塚山往復―
2
前回の続きです.
住塚山山頂は日影が無く,炎天下で暑く,しかも頭の上らへんをでかいクマンバチが往復していました.とても昼食が摂れる状況には無く,山頂より一つ手前のコブの木陰まで下って摂りました.
そこから尾根の分岐まで戻りました.
尾根の分岐.
思ったよりも所要時間が短かったので,屏風岩一の峰を経て若宮峠から下るルートを選択しました.
分岐からは北上する径が延びていました.はじめはササヤブを伴う登りでした.
少し登ると雑木林になった.
ゴツゴツとした岩が出てきて.
分岐になりました.画像の右手に径が続いていましたが,数メートルで消え,ヤブになっていましたが,この先は断崖絶壁のようで,道標通りに僅かに見えている北側の鞍部に下りました.
わずかな下りですが,勾配があって,逆方向へ行くのは辛そう.
鞍部に下ると,その対面に同じ高さだけの登り返しが待っていました.ゴツゴツの岩場に木の根道の要素を取り入れた急な勾配の登りでした.その距離は短く,登りが緩くなって,やがて東面の展望が利く地点に来ました.
屏風岩一の峰.標高は936mという.山名プレートが1枚だけありました.山名プレートのかかる木の先はすぐに屏風岩の断崖絶壁でした.絶壁のある東面に展望がありました.少し先にも南東方面に展望がありました.
高見山方面.右奥の大きな山容を見せるのが高見山.この山の裏は中央構造線が通っていて激しく切れ落ちている.中央奥の平たく高い山は檜塚~檜塚奥峰の稜線で,檜塚奥峰と手前の高見山との間にチョコンと明神岳が顔を出していました.
明神岳方面.水無山の奥に坊主頭が飛び出していました.
檜塚方面.中央の峰が檜塚奥峰.その左が檜塚.
大峯.山上ヶ岳方面.稲村ヶ岳や画像には映り込んでいませんが,竜ヶ岳や大普賢岳も遠くに見えていました.
足元を見ると,村道と駐車場が見えていました.距離的には近いようです.
屏風岩公苑を見下ろす.春はピンクの絨毯になるんだろうな~.
一の峰から若宮峠を目指す.
高度感のあるこんな径を進む.
径は下りになって,次の鞍部から再び登り坂になった.わずかの距離で次のピークに着いた.
ピークというより平坦な痩せ尾根でした.来た道を振り返って撮影.右手はササヤブでやや緩やかな斜面となっていました.左手は50㎝くらいで切れ落ちていました.
ここから若宮峠の下りとなりました.コースの東側が切れ落ちた,感覚的にハードな下りでした.
ここが一番怖かった.コースは木の根道に岩場を足したような道で,東側はすぐ絶壁という場所でさっさと通過してからカメラに収めました.
その先は植林内の下り道となってやがて若宮峠に降り立ちました.
若宮峠の分岐.道標に従って屏風岩公苑の方へ取りました.
少し下ると植林内に入り,屏風岩の一部が間近に見られるところがありました.
50mくらい下ったところから若宮峠を見る.直線的な谷,とういか斜面で,九十九折れの道が下へ続いていました.勾配があるものの足元はよく,登りの時の尾根筋への急坂よりはずいぶん楽な道でした.道なりに下ると,分岐になりました.
分岐.分岐の隣に若宮神社があって,脇道から林道に降りて駐車場に戻りました.
駐車場付近より若宮峠を見上げる.
このあと,香落渓方面から名張に抜けました.途中で滝に一つ寄ってから帰途に就きました.
以下は,今回の山行のルートマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.