やまのぼり
油日岳.県境尾根より.
油 日 岳
滋賀県甲賀市甲賀町油日・三重県伊賀市柘植町
滝めぐりを兼ねてちょっと行ってきました.三馬渓より足元さえよければ加茂岳や忍者岳を踏んで来ようと思って三馬渓の駐車場まで行きました.
ここが起点としました.
林道を終点まで詰めてここから左へ山道に入りました.滝めぐりは別報告としました.手前の林道の法面に長石の大きな斑晶が目立つ花崗岩がありました.尾根の方まで行くと斑晶の大きさがもっと大きくなっていないか,多少楽しみでした.
足元を確認しながら慎重に通り過ぎました.
3つの滝を過ぎるとやや道は平坦になりました.ここから足元が徐々に悪くなっていきました.
渓流瀑.
炭焼釜跡.
分岐.忍者岳への道は積雪の下でどのルートか不明だったので,加茂岳方面に直進しました.
道は徐々に荒れてきました.踏み跡を外さないように詰めていきました.
随所にある道標が目印で,息を整えながら登っていきました.
滑りやすい斜面に取付くと足元の雪が無くなっていきました.ちょっと歩き易くなりました.
この辺りから勾配が急になり始めました.
樹々の間から下界がちらほら見えていました.
いよいよ勾配が急になってきました.木の根に掴まりながら這い上がりました.
這いながらなので足元はそんなに気になりませんでした.
ここまで来るともう少しのようで,周囲が明るくなってきました.
かなり瘦せた尾根で雪の上よりも落ち葉の上の方がズルズル滑る.帰りはこのルート以外のルートより下ろうと思った.
本峰との鞍部.尾根上はここまであまり積雪は無かったのですが,ここに来て本格的に雪の上を登るようになりました.
山頂直下の斜面.
油日岳.標高693m.ようやく山頂に着きました.神社の社殿もあって,尖った山容なのに山頂が広いのでほっとしました.ここからは展望はほぼありませんでした.
社殿の前.展望が無かったので,どこかいいところをと,うろうろしていたら下の小屋の前が明るかったので降りてみると,西側の展望がありました.
信楽方面の展望.
ここから下りで尾根を北に下ろうと思ったのですが,思った以上に尾根が痩せていて且つ足元が悪く,県境尾根方面から下ることにしました.
ここから下りとなりました.
三馬渓からの道の分岐を直進して県境尾根へと進みました.
諸所に尾根が崩れて狭くなっていましたが,歩行に問題はありませんでした.
ここから露岩の多い気分のいい道になりました.
小峰の連続する尾根で,登っては下っての繰り返しでした.
登り返した小峰より先は高い峰は無いようでほっとしました.
下るのに高度感があってつらかったのがこの大岩でした.ロープはあるものの足元が見えづらく,通過に少し時間を要しました.この先で,道標は左手を指し,小沢へ下っていきました.
小沢に下って,あまり踏み跡のはっきりしない北岸の径を少したどると階段が見えてきて,駐車場の少し上の東屋が見えてきました.
ここから駐車場はすぐでほっとしました.
今回は足元が悪かったので,この1山で終了しました.今年の夏ごろにもう一度,このコースからピークハントしたい.足元が悪いものの楽しいコースでした.