やまのぼり
呉弥山
京都府亀岡市馬路町呉弥山・裏山
呉弥山.上池畔より.
先日,グーグルマップを見ていて,近くの山をクリックしていたところ,呉弥山にコースが整備されたような感じで,先行者の記録が掲載されていた.水鳥公園の背後の山のうち,横山と寺山はなんとか登路を見つけて,ピークハントしましたが,この山は取付きがヤブではっきりせず,放置状態でした.前出の情報で,ひとまず登山口だけでも確認しようと思って,出かけました.
池尻の交差点から中池の西畔に沿う市道を北上し,上池と中池の境界付近に情報どおりの道標がありました.
登山口.ここで標高約111m.比較的しっかりした道のようなので,上池の路側帯に停めて,山頂をピストンしました.
道は間もなく,折り返すように石灰岩の石垣の横を辿る道となった.
しばらくこんな道が続きました.
植林の中に砥石の掘り跡がたくさん見られました.
正面が明るくなってくると,鞍部でした.
現地道標.
細かい道の分岐が多いので,この道標は助かる.
しばらく九十九折れの道になりました.
付近の緑.
植林が近くなると山頂でした.
呉弥山.(標高164m) 北面が植林で南面が雑木林でした.ベンチが1器あって,南面の一部だけ,麓が見えていました.風が通らず蒸し暑いので,下山しました.
鞍部の道標まで戻ってきました.ここまで往復約10分でした.
呉弥山の南にある鉄塔のピークにも寄ってみました.明治の中頃の地形図にはこの鉄塔のある峰に「呉弥山」の名称と標高点が記載されていました.小字もこのピークのみ呉弥山になっていて,現在の山頂は裏山という地名でした.
登路は足元が見えない程度のササがあるだけでしたので,比較的取付きやすかった.ピークは台地状で,山城があったかのような平坦地になっていました.
鉄塔.台地状のピークの南西の肩にありました.展望はありません.
このあたりが最高点のようでした.朽ちた山名プレートの破片が数枚ありました.こちらが本来の山頂だったのかもしれません.こちらも風が通らず蒸し暑いので,早々に下りました.
登山口と山頂を往復で約25分程度でした.
以下は呉弥山のルートマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため,縮尺は無視しています.参考程度に.