露頭めぐり
玉川川原
京都府綴喜郡井手町
きょうは所用あって,枚方方面に行ったので,帰りに国道24号周りにしました.上井手から腰越を越えて和束に至る道が今も工事で通行止めになっているとは知りませんでした.旧株山橋の東詰にあった小さな駐車場が拡張されたような感じで,駒岩の駐車場になっていました.旧道の時は,入口から奥の方まで結構なヤブ道で,近寄りがたかった感がありましたが,橋が新しくなって,周辺が整備されキレイになりました.駐車場になっている誘導路は旧道で,向かいに採石場だったコンクリの土台が未だ残っていました.
採石場跡のコンクリの土台.旧道の時夏場に来ると,完全にヤブ化していて,コンクリの土台も見えないときがありました.今回はスッキリみえていました.
ひとまず駒岩のほうへ.橋の下を潜ってすぐ先が駒岩.
駒岩.向かって右手の脇の天井に案内通りの駒(馬)の彫刻を確認できました.
この手前が川に降りれるようになっていましたが,河原が狭く,少し下流へ下って行きました.
橋の下.
新橋の左に旧橋の土台が少し残っていました.
土台はコンクリの被壁が少し残っていますが,ホルンフェルスのようでした.
その少し下流に川原がありましたので,転石を観察しました.
足元の大岩.層状になっていました.真ん中に別の岩石が挟まっているように見え,実際砂岩ホルンフェルスのような岩石でした.
大岩の傍にあった転石.花崗岩質で,中央に黄鉄鉱の粒が見えていて,周囲に黄銅鉱を伴っていました.
拡大するとこんな感じです.
ちょうど橋の下あたりにあった転石です.桜石を含むホルンフェルス.
拡大.白っぽく見えるのが桜石.
今回はハンマー等,道具を持っていませんでしたので,現場写真だけになりました.