露頭めぐり
石灰岩・ドロマイト露頭
京都府宇治市志津川龍ヶ壷
本来,滝巡りでは無く,5万分の1地質図幅に掲載のあった石灰岩・ドロマイトの露頭を観察することにありました.三段の滝の上段より少し上流にその露頭はありました.
下り地点.三段の滝の下段の滝は左奥のガードレールの切れたところから入りました.今度は西詰から河床におりました.
小さな渓流瀑の袂にその脈はありました.
表面のガサガサした露頭.
こちらは白色の石英脈で切っていました.石英脈の周りに石英脈併入で変質したような箇所は肉眼的には見つけられませんでした.
石灰岩の脈状の層の周囲にあった赤―暗色のチャート.
橋に近い下流にも数本の石灰が入っていました.
橋に近いところにある石灰岩.
露頭の対岸にある露頭.こちらにも多少の石灰が見られました.
橋の東詰にある層状チャートの露頭.直立していました.
川原の転石は主に塊状チャート・層状チャートが多く,ほかに輝緑岩(緑色岩化)・玄武岩質岩などがありました.石灰岩や苦灰岩は少なく,露頭の周辺に1つあっただけでした.三段の滝の下流にある堰堤のところにいくつかあって,石灰は形のはっきりしていない化石(ただの模様か)が入っていました.それからどこから運ばれたのかはわかりませんが,黒雲母花崗岩がありました.
このあと,次のところへ向かいました.