やまのぼり
三国峠(三国岳)
滋賀県高島市朽木・福井県大飯郡おおい町名田庄・京都府南丹市美山町
―ブナ原生林から三国峠へ―
5 ブナ林
前回の続きです.
ブナのことは余り知りませんが,原生林のブナ林を撮影したのが,以下です.なんとなく,枝ぶりがよく幹の表面に苔が生えて,生命力が感じさせられるため,ブナ林のある山に最近はいくことが多いです.ブナの木に初めて出会ったのが,高校生の頃に京都市久多と能見の境界にあるフカンド山に行ったときに,たった1本だけあって,同行者から「これ,ブナの木やで」と教えられました.その時からちょっと興味を持ちました.
それから地質も一応みてますが,当地は丹波帯のチャートや緑色岩,珪質粘土岩が多くみられました.今までに行った山でブナがあった山は,丹後半島の高竜寺ヶ岳(花崗岩・一部に球顆流紋岩)・丹後高山(花崗岩)で,生えるところは余り地質には関係が無いように思います.人の手が入っていないことと,気象が関係しているのでしょう.もう少しいろいろ行ってみて観察してみたい.
こちらはサイズの大きな画像を残しておいて,壁紙にしました.
こちらも壁紙にしました.
尾根筋で.
登山口の入口にあったでかい木は下山したあと見たところ,栃の木でした.栃の木は京都北山のあちこちででかい木が残っていて,ピークハントの時によく目印にしていました.実は腐って黒くなったようなものしか観察できませんでしたが,新鮮なものを鍋谷山近くの片波西谷鉱山のところで観察できました.こちらもでかい木で,林道をふさぐように立ってました.
こちらは「タツナミソウ」です.ブナの原生林の現地案内板から登山道を上がってすぐの,木製の階段の横に生えていました.ヤマタツナミソウかホクリクタツナミソウか同定を試みたものの,よくわかりませんでした.滝の近くにあって這いつくばって撮影しました.ほっとさせる色をしていました.
今回の山行はこれで終了としました.
以下は今回の山行のルートマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.