やまのぼり
琴滝と須知城山
京都府船井郡京丹波町明石
―その4―
~小滝池・大滝池周回~
―その3―の続きです.
須知城跡を辞して,琴滝方面の分岐まで戻ってきました.少し歩き足らないので,道標を東へ直進しました.鉄塔があるらしく,北西面の展望が得られたらと思って進みました.
向かって右上の方向の尾根を辿りました.
標高352mのコブ.
標高352mのコブから下ってきた鞍部にあった小滝池方面との分岐.はじめは見送って,そのまま直進して鉄塔の方へ向かいました.鉄塔の直前で手持ちの地形図に鉄塔のある峰付近を見たところ,コンターが混んでいてキツそうなので,上の分岐まで戻って小滝池方面に下りました.
谷の源頭付近にあった炭焼窯跡.このほかに全壊した炭焼窯跡が2基ありました.
比較的平坦な谷で,少し下ると小滝池畔に出ました.
小滝池.魚がいると思って少し覗いたら,でかいオタマジャクシがたくさんいました.
池の先で木道のようなのがあって,これを辿って林道に出ました.谷筋に2つ堰堤があって,その先の大きな堰堤の上が大滝池でした.
大滝池.
大滝池の堰堤の左詰に層状チャートの露頭がありました.ここのは層理が直立したようになっていました.
堰堤の横から少し回り込んだところに美女山への分岐がありました.ここを上がると鉄塔のある峰の東の谷の源頭に至るはずなんだが,どういうルートで美女山に至るのかわからず,林道を直進しました.
池の奥の方にあった.直立する木に葉があればもっとよかったのですが.
池の東端まで来ました.ここから南岸を進みました.
林道は次に出会う谷で少し入って,先の二又で終わっていました.道標があるはずでしたので,少し戻ると道標の柄だけになったものがあって,下に下れるようになっていました.谷を適当に渡るとそれらしい径が続いていて安堵しました.
径が次に出会う谷.入江のようになっていました.
その次に出会った谷.この谷に出合う少し前から踏跡の幅が狭くなっていて,
谷の先の道が上のような感じで,廃道のようになっていました.ここはさすがに通れなさそうなので,谷の東岸から尾根にあがりました.ちょうど高圧電線が大滝池を横切るあたりでしたので,どこかに鉄塔の巡視道があるはずと思って,支尾根を直登しました.幸い支尾根に地籍の調査リボンが残っていて人が登った形跡がありました.これを辿ると鉄塔が見えてきました.
背の低い若木で明るくなった尾根.上の方に見えている鉄塔からその南側の鉄塔まで踏跡があったので,次の鉄塔までこの道を辿りました.鉄塔で須知城山と下の谷との位置関係を見て,次の鉄塔まで行って周回できそうか予想して辿りました.
小滝池南方にある地形図上の標高385m峰の肩にある分岐.鉄塔の方へ向かいました.
鉄塔.伐採された樹々の間から東面に展望がありました.日吉ダム方面で,目立ったのが貞任峠を中心として右に足手山,左に岳山が望めました.貞任峠の奥に,城丹国境尾根の棧敷ヶ岳の稜線まで見えていました.
道は鉄塔の先で消えていて,鉄塔の手前の鞍部から無理やり北の谷に降りました.
下り口はヤブっていましたが,少し下ると見通しが利く谷になりました.
谷沿いに下っていくと,南東から合流する谷にナメ滝が1つありました.この下にも1つあってこちらはそんなに落差はありませんでした.この感じなら滝がありそうなので下っていくと,その先の枝谷との出合いに小さな滝がありました.
小さな滝.3mくらいか.水量があればもう少し見られると思う.
滝よりしたは過去の大水で抉れたようになっていて,途中で何度も川を渡った.正面少し明るくなったら林道終点に出て,谷に沿って下っていくと駐車場の地点にでました.
ここでちょうど一周したことになりました.
今回の山行はこれで終わりです.
以下はルートマップです.オレンジ色の点が今回の足跡です.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.
総歩行時間 2時間41分.