やまのぼり
琴滝と須知城山
京都府船井郡京丹波町明石
―その2―
~須知城跡(城山)1~
―その1―の続きです.
尾根まで登ったら,西方に伸びる尾根道となりました.倒木の抜けた穴がいくつかあるやや痩せた尾根で,緩やかに登っていくと,郭のような峰が見えてきました.それまで城郭らしき遺構はありませんでしたので,突如現れたような感でした.
郭のような峰.道は直登する径と北側から回り込む径がついていました.北側から回り込むと,上は台地状になっていて,城郭の一角に入ったようでした.
平坦な東端の郭.
その先にもいくつもの段差があって,規模の大きい城郭であるのがわかってきました.
山頂に近づくにつれて尾根が細くなってきました.
東の郭の一部に石垣の一部がありました.手前がそうで,奥は自然の岩.
東の郭の最高地点です.層状チャートの岩がオブジェのように尾根の真ん中にありました.
東の郭から堀切の方へ道は下っていきました.
堀の南西側に掘り返したような地形があって,少し下ったところに珪石山の掘跡がありました.赤白珪石を狙ったようです.
平坦な道を進むと,小さな堀切を2つ越えた.その先にやや立派な石垣が現れました.
南東面.
東面.
北東面.
石垣に囲まれたところが主郭のようで,踏み跡は北回りについていました.石垣の間の斜面を登った上の台地が山頂でした.
須知城跡(城山).
石垣の傍が最高点でした.
―その3―に続く.